ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのレビュー・感想・評価
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最後サンドラ・ブロックが持ってった
●世界は愛に溢れている。
鍵
心に響かず・・
邦題の意味とは
ラスト30分は泣きっぱなしでした。
物語は9.11の事件から始まり、父親を失った少年が父親が遺した鍵に合う鍵穴を探すことから物語は始まります。
この映画の素晴らしいところは少年の心情がとても丁寧に描かれているところだと思います。
母親との会話や同居人との鍵穴探しの場面は頭のいい子供特有の「自分の考えが一番正しい」という考え方や、父親を9.11で失ったことによるトラウマに対する反応、恐怖で最後の父親の電話が取れなかったことや、それを身内に話せないが他人には話すといった描写が主人公の子の性格を見事に表現していたと思います。
最初の1時間ほどは退屈な展開が続きますが、それが逆に終盤の特に母親の告白のシーンのカタルシスを生み出し涙が止まりませんでした。
最後になりますが、タイトルの「ものすごくうるさくてありえないほど近い」は映画を見た人それぞれに様々な解釈が生まれるだろうなぁと思いました。
自分にとってはタイトルが指し示すものを映画が進むにつれて考察していくのも面白かったです。
喪失と再生
つながり
something lost
不幸を乗り越える
泣いた。終始泣いてた。多分一つの映画で泣ける限界くらいまで泣いてた...
小さな身体にのしかかるには重すぎる
「死ぬのはお母さんだったらよかった!お母さんが死ねばよかったんだ!!」
母親は無言で涙を流す。息子の心ない言葉に泣いてるのではなく、こんなことを言わせるほど小さな心に重荷がのしかかっている事が可哀想で涙が出るんだよね。次の日のシーン、ドアの隙間からのI love youに心臓をえぐられた。母親には辛すぎる。あんな辛い思いをしてる息子が自分を思いやってるんだから。
息子がいる自分には辛い、えぐられる映画でしたが、名作だと思います。
喪失を乗り越える
ワガママで極度に臆病な少年が、最愛の父親の死を乗り越え成長する過程を描いた作品です。
「めぐりあう時間たち」同様の、あの何とも言えない重苦しさは健在ですが、少年を取り巻く大人達の愛がとても暖かいです。そしてまた、生意気な少年の、ふとした子供らしい率直な言葉が、理由も理屈もなく襲ってくる、避け難い人生の困難と喪失に静かに苦しむ大人達を癒しているようでした。
"So many of them have lost something or somebody."
"I'm… even glad to have my disappointment, which is much better than having nothing."
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