「もう一度観たい」ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 典さんの映画レビュー(感想・評価)
もう一度観たい
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今日観たのに、もう観たい。
オスカーはお父さんのことが大好きで尊敬している。
それは、生前も死後も変わらず。
お母さんのことも大好きだけど、どこかで
「お父さんと自分との会話やゲームについて、お母さんにはきっと分からない」
という気持ちがあったように思う。
でも実は、母って偉大だ。
後半、お母さんがオスカーに、何を探してどういう所に行っていたのか全て知っていて、むしろ先回りして息子への道を作っていたことを話す場面がある。
先回りは流石にやりすぎかと感じたが、子どもの為に母親は何だってするんだなとも思った。
そもそも、何かしようとしている息子の部屋を母親が見ないわけがないし、
知ったところでそれを放置してただ悲しみに暮れているわけがない。
父も母も息子も、みんな凄い!
沢山のブラックさんとの出会い、間借り人、お母さん、鍵への答え、
どれが欠けても最後のブランコへは辿りつけなかったと思う。
どれも必要で、意味があった。ひとつひとつに涙が出た。
間借り人ことおじいちゃんが戻って来て、
おばあちゃんは何もいわず買い物袋を廊下に置いていく所と
お父さんがお母さんにかけた最後の電話の「メチャクチャ愛してる」、
オスカーが骨董品のブラックさんに、お父さんからの電話が取れなかったことを言う所、
色んな場面が印象に残っている。
とりとめもない感想になってしまったけど、とにかくもう1度観たい。
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