ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qのレビュー・感想・評価
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「なにがどうなってるんだ?」の一言
私がこのエヴァンゲリオン新劇場版Qを見た最初の感想は「なにがどうなってるんだ?」の一言。 最初から、分からなくなってしまい、なんとか必死に見ようとしても、展開が追いつかないな、と思いました。Youtuberさんが考察動画をあげていたのでそちらを見たのですが、ようやく分かり、頭の中に残っていた、モヤモヤがすっきりしたものの、次の作品もややこしいだろうなーと思いながら、DVDで何回も見ていました。
最高の映画への序章
続編の「シン」を見るまでこの映画は個人的に☆1つだった。 でも「シン」を見て、みごと満点に返り咲いた。 「Q」は、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 」のために用意された作品と言っても過言では無い。 全ては「シン」に繋がる話への転換部分。 「序・破・Q・シン」四部作は明確に起承転結に分かれており、このQはまさに「転」。 そりゃあ、映画の「起承転」だけ見せられても面白く無いよねって話しになる。 特に「Q・シン」は実質2本で一つの映画と言っても過言では無いので この映画だけを見て途中でやめるとか、シンを面白く無いと勘違いするのだけは本当に勿体ないと感じる。 リアルタイムで追ってきた人は20年間耐え続けたんだから、 この映画を見る95分ぐらい耐えて欲しいってのが本音だったりする笑 勿論、この映画の製作方法というか、長期間小出しにする戦法は非常にズルいとは思う。 そもそもQとシンは同時上映の予定だったし 何なら「序・破・Q・シン」合わせて2年で終わる計画だった。(誰も信じていないのは別として) でもその分、普通の映画では有り得ない程の密度を持った重厚なシリーズ作品が出来上がった。 今まで散々待たされた挙句打ちのめされた記憶を押しつぶしてしまう程の密度である。 ぜひ最終作の「シン」を楽しむ為に一端この苦い映画をすべて飲み込んで欲しい。
考察も含めると面白い
まずストーリーは置いといて アニメーション 演出 音楽 は言うまでもなく 2012年の作品とは思えないほど美しく 期待通りでした。 特にヴンダー内のコックピットデザイン、 HUD、3D描写、ヴィレ職員らの報告ラッシュは 興奮しました。 序 破 とは対象的に主人公の周りの人間が 主人公を避け、腫れ物扱いし、破ではまだ 人間味があった父親も冷酷に命令するのみという 今まで以上に主人公が精神的に追い詰められ、 疑心暗鬼になる描写。 アスカにガキと 言われていた通り、感情的になってしまい 自暴自棄になる描写。 見ている側は置いてきぼりになりましたが、 ユイを失ったゲンドウの喪失感は こんな感じだったのかと思いました。 また、主人公がカヲル君のように誰か一人にでも 励まされ、自分を肯定されると 明らかに表情が柔らかくなり、前向きになる変化は、 一人ではできないことも二人ならできるという 言葉通りだなと思いました。 やっぱり庵野さんは多感な少年の心理を描くのが 上手ですね。 どんなに辛くても、絶望しても主人公は カヲル君や綾波レイ、ミサトさん達に 心を救われ、必ず行動を起こし 前へ進んでいるので、つぎに主人公がどういう行動を起こすのか、あるいは誰かを 救う存在になるのか、シンエヴァが楽しみです。 ストーリーの大幅改変はいい意味でエヴァは こういうものという固定観念がなくなり 刺激もあって良いのですが、 空白の14年間の説明が少なく、難解で、 「よく分からなかった」というのが 正直な感想です。 ただ、youtubeの考察を見たり他人の考えを 聞いたりするのも含めるととても面白くなるのでこれらも含めると☆4.5かなと思います。
Nノーチラス号…?
表面上のお話がどんなに変化球でも様式としてのエヴァというかなんというか。初見時の置いてきぼり感も含めて。もはや出来が良いとか悪いとか面白いとかつまらないとか、そういう尺度で語るもんでも無い気がしてきた。
ワンテーマのみ
人類補完計画とはなんぞや?に終始した印象。そこにはあんまり興味のなかったTV版のファンとしては、正直それほど魅力を感じなかった。 あと、何か無理矢理説明を詰め込んだ感じも気になって、言ってもしょうがないんだけど、映画という尺がベストな選択肢だったのかは疑問。 きっと神曲とか聖書とか詳しい人がどこがで解説してくれるんだろうな〜、と思いながら一歩引いて見てしまったが、それを除いたら福島以後の、大人の真剣かつ壮大な自衛隊ごっこ(褒めてますが)だと思えて、非常に複雑な気持ちになった。
まったくなんだか初見殺しです 笑
:|| 明日見に行くんで、復習がてらの視聴 一回見ただけではいったい何のことだか ( ゚д゚) 笑 序が秩序の中の違和感を感じ 破はその違和感の延長上にある、新秩序の物語を綴ったもの Qはその新秩序を依然との逆転の世界 という感じ Q単体ではさっぱりわやで、なんか厨二病映画 笑 ただ、劇場版スペックみたいな茶番劇じゃなく、 すごいなあっときっちり見せてくれるのはさすがエヴァ :|| があってのこの作品と思います
【葛城ミサトと渚カヲル】
ニア・サード・インパクト後の戦いの世界が描かれるが、キーパーソンは、葛城ミサトと、渚カヲルだと思う。 「新劇場版:破」の最後で、ミサトは、碇シンジに叫ぶ。 「自分自身の願いのために行きなさい!」 その結果として、ニア・サード・インパクトが起きたのではないのか。 更に多くの命が失われたのではないのか。 それは、シンジだけの責任ではないはずだ。 自分自身の父親への反発心は、シンジの父親に対するものと同じはずだ。 自分自身にも想う人がいるのだ。 だから、ミサトは、シンジのチョーカーの起爆装置を押すことは出来なかったのだ。 だが、自分自身に運命づけられた使命は使命だ。 カヲルは、「新劇場版:破」のエンドロールの前に言う。 「碇シンジ君、僕が救う」と。 カヲルは、ピアノの連弾を通じて、シンジと心を通わせ、未だ理解に至らない罪の意識を軽減しようとする。 そして、カヲルは同時に、サード・インパクトのきっかけとなったのはシンジだと告げ、「やり直す(リセット?)」方法を示唆する。 しかし、それは、罪の意識を利用して、人を導くことと何が違うのか。 それは、本当に救済なのか。 また、綾波レイの別のクローンが、綾波レイを失った喪失感を軽くしてくれるのか。 13号機で、2本の槍を手にするカヲルとシンジ。 しかし、そこにあったのは、2本のロンギヌスの槍だけで、カシウスの槍はない。 カヲルは、シンジの望みは、自分が考えていたものと異なっていること、更に、碇ゲンドウの思い描く世界と、自分の考えていた「やり直す」世界が異なっていることに気づき、そして逝く。 残された、シンジが望んだ世界と、ゲンドウが思い描く世界とは、何なのか。 物語は、綾波レイのクローンも巻き込んで、少しずつ焦点を絞りながら、進んでいく。
こりゃ三年かかるわな
公開から大分経っているのですが、それなりに観客がいた気がしました。 ヱヴァだけにリピーターも多いのでしょうね。 この新劇場版、「序」から「破」は二年でしたが今作の「Q」では三年使っていますね。 「この調子だと、いったいいつ完結するのだろうか…」なんて余計な心配をしてしまいます。 さてこの「Q」、まず冒頭の初号機強奪シーンからして凄かった。 この時点で「あぁ…こりゃ三年かかるわな」と思いました、それぐらいのクオリティでしたよ。 あと、ヴンダー(ブンダー?)をみてナディアを思い出したのは自分だけじゃないですよね? そして今回BLサービスが大杉、シンジ何回顔を赤らめた事かww 今作は今迄のエンタメ路線から離れ、良くも悪くも本来のヱヴァに戻った感じでしたね。 なんと言うか、カヲル君が絡むと物語がややこしくなる傾向がある気がします。 でも、このぐるぐると考えてしまうのも、ヱヴァの醍醐味でもあると思うんですよね。 何だかんだと実に面白かったです。なのですが、「破」の時みた予告と全然違ってたような気が…。 ともあれ、今作が「転」にあたる三作目で良かったですね。 色々ちりばめていた布石が、次作で全て見えて来るのだと思います。 と言うか信じています。 とは言え、製作当初言っていた「新劇場版は大団円のエンターテイメント作品」になるのかは正直あやしい雲行きになってきた感じですよね。 この壮大に広げた物語、どう纏めていくのか最終章がとても楽しみです。 でもここまできたら、流石に2015年(劇中の西暦)公開には間に合わないでしょうね。また首を長くして待ちたいと思います。
置いてけぼり映画、此処に極まる!
シンジとウチらに少しは分かりやすく説明してくれよ!と。 陰鬱な碇親子に付き合わされる人類はたまったもんじゃ無い。 生命が進化するにせよ絶滅するにせよ、もうどっちでも良いので、地球の意思なのか神の意思なのか知りませんが、もっとシンプルにして貰って構いませんよ! 製作者の中では物凄く崇高な物語が出来上がってるんでしょうけどね。 でも、大衆の理解なんぞ知ったこっちゃ無い。 それがエヴァかも知れん。 ならば何故、大衆に向けて発信する? 深いなー。 知らんけど!
カヲル君に負けました、残念!
TVで最初に放送された頃にハマり、革新的な映像表現、見たことの無かったデザイン エヴァだけじゃなく その他全て 掟破り的な感じに 心奪われ 高校のクラス会で キーも変えずに 残酷な天使のテーゼをがんばって歌い コレナニの雰囲気 パチンコに使われ やっと かろうじて話せるようになり 中3の娘がエヴァグッズにハマりだした おまえ 生まれるずーっと前のアニメじゃん 知り合いは 誰も エヴァの魅力 知らないのに! 聞いてみた 「カヲル君が好き」 オレ Qは シンジ君が可哀想で苦てなのに 「Qが一番好き! カヲル君が出るから」 負けました 以上
急展開だが、面白くはない
恥ずかしながら、「序破急」という言葉はこのシリーズではじめて知った。 今作はその「急」に該当する模様。内容は確かに急展開なのだが、面白みに欠ける。 その上、意味不明、消化不良ポイントが多い。 何の説明もないまま、観客を置き去りにする。 まだ説明してくれたテネットとかの方がマシ。 むしろファンに失礼まである。鑑賞中、だんだんと別の作品、そう!まるで宇宙戦艦ヤマトを見てる様な感覚に至った。 今までと違うエヴァンゲリオンにしたいという意気込みは伝わった。たとえ今までと違っても、話が多少意味不明でも、観る側の半数が面白いと思えれば成功だろう。 しかし、残念ながら本作の内容は、制作者側の意図が暴走したオナニー映画のレベル。著名なアニメーションのシリーズとしては、致命的な失敗作。 せめてものフォローだが、 絵、音楽、演出、声優諸々、 話の内容以外に関する要素はハイクオリティだと思う。
ミサトさんのわからず屋!もういいよォ!
新作公開目前のリバイバル上映で3作をイッキ観賞! 本作は初観賞。 序盤で飛行戦艦による戦闘がCGを駆使したダイナミックな映像で展開する。 ただ、CGはきれいなのだが、どうもセル画と質感が異なっていて違和感がある。 前作から14年後に舞台が飛躍。 でも、エヴァのパイロットたちは年をとらないらしい。 いよいよ新劇場版オリジナルの世界が展開され、イジケ少年=碇シンジの母と綾波レイに関わる父ゲンドウの企みが明かされ始める。(が、よくは解らない…自分には) そして、映画はどんどん重苦しくなっていく… 葛城ミサトは反NELV組織を組成していて、双方それぞれがエヴァを保有して対立していた…! 14年間も初号機の中で眠っていたイジケ少年は、「訳がわからなくて、怖いんだよ!」…と、渚くんに泣きつく。 前作の最後でサードインパクトは阻止されたかに見えたが、結局その後にサードインパクトは起きていた。「キミが初号機を覚醒させたからだよ」…と渚くんに言われて、益々少年はイジケていく。 モノリスみたいな遠隔会議端末で司令長官ゲンドウに指図していたSEELEなる組織(?)は、どうやら人知を越えた存在で、人類に文明を与えたらしいが、ゲンドウがなにかの装置を切断して彼らを消すことができるみたいだ。 イニシエからプログラムされていた進化の過程として○○インパクトが起きるのだとして、このシリーズの始まりがセカンドインパクトから15年後で、本作がニアサードインパクトから14年後、そこにフォースインパクトが起きようとしているのだから、わりと頻繁に起きる。 母親は初号機の制御システムになっていて、綾波レイは母親の複製体だという驚愕の説明をイジケ少年は案外素直に受け入れる。 遂に、13号機に乗り込んだシンジと渚くん、その護衛についた綾波レイ(綾波タイプの初期ロット)、彼らに対峙する2号機のアスカと8号機のマリ、運命に操られた子供たちがそれぞれのエヴァによってクライマックスの戦いを迎える。 ごちょごちょと聞き取りづらい台詞で説明を重ねながらも、クライマックスは勢いよく展開していく。 それにしても、アスカとマリは全てを理解しているようで、碇ゲンドウも葛城ミサトも当然解っていて戦っているのだろうから、なんならイジケ少年だけが何も知らないということか。 渚くんが使徒だったというのも衝撃だが、使徒って降格(第1の使徒から第13に)があるんだ(そもそも階級?)と、更に驚いた。 今度は13号機が覚醒したものの、フォースインパクトは止まったようだ。 でも最終章の予告編では、ファイナルインパクト阻止の戦いが繰り広げられる…のか? さ〜て、最後までサービス!サービスゥ!
コミュニ:Qション不足が全ての元凶
主人公と周囲がお互い話そうとせずひたすらギクシャクしている。 序ほどではないが、わだかまりが募る展開。 そして意味不明なストーリーは語り手がいないことによる。 やっと語り始めたと思いきや電波な御託を並べ、視聴者を置き去りに。 良い点 ・目が離せない。 ・カヲシン 悪い点 ・序盤のCGが露骨。 ・破までは気にならなかったあご ・強引に関西弁キャラを入れる。 ・なぜ首輪取らない、からのなぜ付ける。 ・ラジカセ電池交換すれば? ・ピアノを数分で弾ける神脳。 ・初心者相手に31手云々。 ・急をQにした安易さ。 ・気のせいか声優がトーンダウン。 ついでに4DXの感想 4DXでは椅子が揺れたり水しぶきが出たりする。 料金は1000円くらい高いが、1度は試してみる価値あり。 良い点 ・椅子が割と激しく揺れる。震えもいい。 悪い点…没入感より離脱感になっている点 ・背中に来る衝撃がやさしい。 ・耳元に来る風がプシュプシュうるさく弱い。 ・熱風演出の首元に来る風がぬるい。血行は良くなりそうで気持ちはいいが。 ・天井からの水や画面前の煙が、いかにも会場設備から出てます感。 ・攻撃されている敵側の立場での演出。 ・画面が映ってから演出が始まるので、何もかもワンテンポ(0コンマ秒)遅い。先に揺れるなどして画面が見えるほうが自然。
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