ワールド・ウォー Zのレビュー・感想・評価
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ウォーキング・ピット。 上映中とミッション中は携帯電話の電源をお切りください。
謎のウイルスの蔓延により崩壊した世界を舞台に、事態を打開する術を見つけるために奮闘する元国連捜査官レインの姿を描くゾンビ・スリラー。
主人公ジェリー・レインを演じるのは『セブン』『オーシャンズ』シリーズの、名優ブラッド・ピット。なおピットは本作の製作も務める。
本作を観てまず思ったこと。
…ブラッド・ピットに「良き父親」役、全然似合わねぇーー💦
思えばブラピ出演作品を20本近く観てきた訳だが、大体彼が演じるのは一匹狼のアウトロー。結婚していたとしても、大体その家庭はすでに崩壊している。
”男らしさ”の権化みたいな見た目してるし、本人の私生活からしてそんな感じだし、ある程度はしょうがないとは思うんだけど、それにしても今回みたいな「家族のために頑張るパパ」の似合わないこと似合わないこと。こんな完璧超人みたいな主夫がいるかっ∑(゚Д゚)
トムにしろレオにしろジョニーにしろキアヌにしろ、一級ハリウッド・スターに家族は似合わない。例外はウィルくらいのものか。
今作で従来のイメージを払拭し役の幅を広げようとしたのだろうがそれには失敗している。ブラピ本人もそのことに自覚的で、その後の出演作ではいつも通りのザ・ブラピな役どころを演じている。やはりどんな名優にも向き不向きはあるのだ。
地球温暖化が云々、イルカが大量死して云々という、このお話に関係があるのか無いのかわからないナレーションから映画が始まる訳だが、この真面目さがいかにもプランB制作の映画という感じ。
全世界にゾンビが溢れかえるという、冷静に考えるとバカバカしすぎるストーリーをクソ真面目に描いているのが本作の独自性であるとは言えるのだが、正直言ってここまでシリアスかつ厳しい面構えの映画にする必要があったのかについては甚だ疑問が残る。
全力ダッシュするゾンビィ軍団、人間ピラミッドで城壁を破るゾンビィ軍団、恐るべき吸引力により吸い取られるゾンビィ軍団etc…。
本作のゾンビたちはとにかく活きが良い。大間のマグロ・鳴子のイカ・ゼットのゾンビというぐらいのピチピチ加減である。多分この人たち生きている時よりもハッスルしている。
そんなゾンビィたちvsブラピという夢の対決なのに、無駄にシリアスなため全然映画が跳ねていない。
例えばAC/DCやモーターヘッドなどのHR/HMをBGMにしてブラピvsゾンビィ軍団の全面戦争を描いていれば、スゲー盛り上がる映画になった筈である。
アメリカ、韓国、イスラエル、ウェールズと世界中を転戦するブラピ。こんなん絶対に面白くなるんだから、真面目なストーリーなんてはっきり言って不要。ただただブラピがゾンビをぶっ殺しまくる景気の良い映画が観たかった。
この映画の問題点は、無駄にシリアスな空気感を纏っているくせにところどころの展開が間抜け過ぎるところ。
例えばあの韓国パート。「自然は優秀なシリアルキラーだ…」なんて凄んでいたウィルス学者。さぞやこいつが大活躍するだろうなと思っていたら…。うっそだろっお前!!?
ここ、映画のトーンがもっと明るかったりコメディ調だったりしたらもう抱腹絶倒の爆笑シーンになっていた筈なのに、この無駄なシリアスさのせいでギャグシーンなのかなんなのかよくわかんなくなってしまっていた。
「絶対に音を立てるな…」からの携帯ピロピロだって、こんなん完全にギャグですやん。映画の上映中とゾンビミッション中に携帯の電源を切ることはマナーだぞブラピ!😡
イスラエルでのドンちゃん騒ぎがゾンビを誘き寄せちゃうところなんかもはっきり言ってブラックコメディなんだけど、この映画はそういうところを真面目に描きすぎている。あえてギャグをギャグとして演出しないという高度な笑いの取り方をしている感じでもないので、ただただ人間たちが間抜けに見えてしまう。
人間の醜さや滑稽さをシニカルに描き出すというのは確かにゾンビ映画の定石である。ただ、それなら映画のトーンをもっと親しみの湧くものにしておいてほしい。いくらプランBだからって、ゾンビ映画まで『ムーンライト』(2016)みたいな筆致じゃなくてもいいだろっ!!
ゾンビ映画であることを隠すかのような宣伝が物議を醸した本作。「Zデー=終末の日、来る…」みたいな予告編でしたけど、映画会社さんそのZはゾンビのZですよ。
ただ、この映画は何が起こっているのかよくわからないまま主人公がその渦中に巻き込まれていく、というストーリー展開なので、まぁ確かにゾンビ映画であることは隠しておくことについては間違いじゃない気もする。
冒頭、渋滞からの大パニックという静から動への転換は確かに好奇心を唆る。事態を飲み込めないブラピのアタフタが観客の気持ちとリンクしており、臨場感にあふれていた。
…ただ、ここ臨場感を演出するためにとにかくカットの切り替えが早い。しかも映像がめちゃくちゃブレてる。正直、ここでめちゃくちゃ酔ってしまった…🌀気持ち悪くなってしまって物語が全然頭に入ってこない…。
最近はあまりこういうカメラワークって見なくなった気がするけど、10年くらい前の作品だと結構あるんですよね。『クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008)とかもめちゃくちゃ酔ったなぁ…。とにかく、酔いやすい人は鑑賞注意⚠️
ブラピはかっこいいしゾンビィ軍団の活きは良いしで観ていて退屈はしない。楽しめたっちゃ楽しめたのだが、この題材でこのキャストならもっと面白くなっても良かったと思う。
一時期、デヴィッド・フィンチャー監督で続編を撮るという企画が進んでいたらしいがそれはポシャってしまった。フィンチャー×ブラピなら間違いなかった筈なのに…。今からでもこの企画復活しませんかねぇ…🧟🧟♀️
新型コロナウィルスによるパンデミックが落ち着き、世界の裏側に氣付い...
普通
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世界がウィルスに感染し、ゾンビみたいなのがたくさん出る。
国連関係のブラピがそれに対応するうちに、妙案を思いつく。
あえて重病のウィルスに感染したら、ゾンビに襲われないというもの。
見事成功して撃退し、後からワクチンを打って復活。
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まあ、ごく普通の楽しい映画でした。
ブラピの髪型がダサかった(場)
ゾンビをZて笑
原作の手法(『よい戦争』のオーラル・ヒストリー)が気に入っていたのだが…タイトル借りた別物
うーん、エピソードなどで1mmでも原作要素があったかな?
それでも個々の場面でのアクションや映像は、なかなか良かったと思うので単体映画としては飛行機あたりまではそこそこ楽しめた。
ただ終盤は理屈をつけようとしてこねくり回した結果の無理矢理謎理論で解決とか、ラストの処理とか、いろいろ足りなかったのが見て取れて尻すぼみ感でいっぱい。これなら、もういっそ完全にバカ理論に振って「27度以上のぬるま湯で死滅する」とか「レンギョウで治る」「うがい薬が特効薬」で良かったんじゃないだろうか。シンプルに「ワクチンできたー!」とか。
予定調和の中で話が進むから全く緊張感が無い。どうせ、人類は絶滅しない♥
小室孝太郎先生の『ワースト』を思い出す。(その前に『進撃の巨人』か?)いずれにしても、『ワースト』の設定の方が遥かにしっかりしている。
まぁ、どちらでも、こんな趣味の悪い話なんで作るんだろう?
何一つ罪の無い者へ、容赦なく発泡する。道義的に許されるとは思えないが。
どうせ、ウィルスに感染していなくとも、全世界で殺し合いしている事を忘れてはいけない。
日和見なご都合主義的映画。
ホラー系ロードムービー!脚本は破綻しまくり。
こう言ったお馬鹿な映画を何故制作出来るのか?実に不思議だ。アカデミー賞取るような俳優はこう言った映画に出て良いのか?恥ずかしくないのか?
後、20分我慢!
同じ監督が熊のプーさんの監督なんて、世も末だ。
これでは、人類救済にはならない。さすが、ノアの箱舟思想の西洋人の考える話だ。
敵は容赦なく殺戮って事だ。今まで味方であっても裏切れば、暴力で制するのみ。最悪の映画だった。
人類絶滅。
原題
World War Z
感想
その時守るのは家族か、世界か?
ブラッド•ピット主演、マックス•ブルックスのベストセラー小説を映画化したパニック大作。
冒頭のニュースからの幸せな一家からの開始10分足らずでの大パニックはハラハラしました!
この映画の見どころはエルサレムでのZ波や壁を越えるZ人柱ですね。俊敏かつ身体能力高く凶暴で感染も早いとなれば恐ろしいです。迫力ありました。
ゾンビものですがお食事シーンやグロ描写はほぼないのでグロ耐性のない人でも観れると思います。
最悪のタイミングで電話かける妻カリン。笑
転んで死ぬ博士は笑ってしまいました。笑
飛行機で墜落して生きてるのは奇跡です。笑
※希望の星
※戦いはまだ始まったばかりだ
ゾンビ映画は好きではないので、あまり見ないが、これは以前見てスピー...
ゾンビの呼び名はZ
28週後…やバイオハザードみたいに走るのが速かった。人数もめっちゃ多い。
ブラピが家族を守るために戦う姿はかっこよかった。旅客機に乗ってWHOに行く途中、感染が始まった中はパニックになっていた時たぶん感染していない人がいたであろう飛行機ごと爆弾で穴を開けるのはどうかと思う。貴重やほかの人がかわいそうだった。
どうやって終わるのか気になっていたが、ある病原菌を人間に投与すると、ゾンビにはその人間が見えないようになっていた。
終わり方が不評みたいだが、私は好きだった。
ゾンビ映画というよりはパニック映画⁈
さきほどドーンオブザデッドをレビューしたのですが、
こちらはワールドワイドにゾンビが暴れるパニック映画です。
こちらのサイトでは酷評というか評判良くないですが、
個人的には大好きな映画です。
尺も長くもなく(予算の都合で最後はカットされた内容があるようですが、、)いろんな場所へ移動していってゾンビたちと戯れるのでハラハラドキドキです。
ブラッドピットもかっこいいし、人間ドラマもあるし、何よりもエンターテイメントとして今見ても最高な映像作品だと思います。
続編をずっと期待しているんですが、
そのようなファンは意外にいるんではないのでしょうか。
ブラピも私生活が色々とありましたが、落ち着いたら是非とも前向きに制作に関わって欲しいです。
デビッドフィンチャーと一緒に作って欲しい!!
グローバル世界を急襲する怒りのウイルス
強い感情には、強い感染力がある。中でも怒りの感情は、質の悪いウイルスと同じで、極めて感染力が強い。 例えば、集団の中にストレスを抱えてイライラしている者が一人でもいると、周りの人間もその怒りに同調してイライラし始め、そのうち集団全体が殺伐とした雰囲気になる。 中には、重症化してしまい、激しい怒りの症状を爆発させる者も現れる。 我々の誰もが、このウイルス感染を経験している。
ワールド・ウォーZは、強力な怒りのウイルスが蔓延したグローバル世界を、「架空のゾンビ」と「現実のウイルス」を絡ませて描いた作品である。 旧来のゾンビものと違うのは、ゾンビという症状?との闘いよりも、パンデミックとの闘いに焦点を当てて描かれているところだ。 伝染病の調査経験がある元国連職員がワクチン確保に奔走するという設定は、具体的かつ現実的。ガラス張りにしたゾンビ映画とも言えるだろう。
ゾンビが全速力で走って追いかけて来る今作には、酔っ払いのように千鳥足で近づいてくる初期のゾンビのような、重く息苦しいリアリティはもはや見られない。
ただ、今や21世紀。 ネットを通じて古今東西の怒りが瞬時に全世界へ拡散する時代である。 ゾンビを使って怒りのウイルスの世界的な蔓延とパニック、そしてその解決までを描いた本作は、近年のゾンビ映画のひとつの帰結と言えるだろう。
人間が抱く本質的な恐怖を味わうゾンビ映画というよりは、 ブラッド・ピットの英雄的な活躍を楽しめる、良質な娯楽パニック作品でもある。
再見。
生き延びるには・・・
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