マリリン 7日間の恋のレビュー・感想・評価
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マリリンも良かったがエディ・レッドメインの好演が最大の見どころ
観終えて率直な感想、とにかくきれいな映画だった。イギリスの映画って本当に景色がきれいで同じシーンを何度もリピートして観てしまう。まして50年代の設定にて、歴史ある国ならではの圧倒的な美しさをさらに堪能できる。
そんな歴史ある美しい景色を背景に、マリリンとコリンが親密になっていくさまは、キラキラで本当にみとれてしまう。
ミシェル・ウィリアムズの堂々としたマリリン演技も当然色気ムンムンで印象的だったが、50年代のイギリスが舞台であれば何よりエディ・レッドメインの存在感が光る。エディ・レッドメインの演技は、マリリンの華やかさをもってしても明らかに上回っていたと思う。何しろエディ・レッドメインは何着ても似合うし、どんな表情どんな仕草をしてもとにかく画になる。本当に良い役者だと思う。
ちなみに名優ジュディ・デンチとケネス・ブラナーの演技は、貫禄充分安定感抜群ですでに言わずもがなの域。
マリリン・モンロー世代ではないが予備知識は持っていたので、本作をじゅうぶん満喫することができた。
ラスト「愛」で締めたのは、マリリン・モンローへのオマージュだろうか。そう思うだけでも、とても粋で胸が熱くなった。
マリリンと恋と映画スター
マリリンは私たちの親の世代の人、私が生まれた頃に亡くなってしまったとされる方です。随分前に亡くなった私の叔父さんにマリリンのホクロが良いんだよと聞かされたことを思い出します。この時代世界的に色んなことがあった時代です。やはりマリリンはこの時代にとても愛された大スターなんでしょうね。私も子ども頃から好きなスターでした、映画を好きにさせた方の一人です。
映画好きには堪らない作品。途中からはずっと涙が止まりません。マリリンが全てから離れてコリンと過ごす1日のシーンは正に至福。ご贔屓ミッシェル・ウィリアムズはやっぱり凄い!
①今までに観たマリリンの色んな映画のこと、本等で読んだマリリンの実人生・私生活のこと、ローレンス・オリヴィエの演劇・映画・私生活(ヴィヴィアン・リーとの結婚と離婚)のこと、映画界(ハリウッド)のこと、そして映画というもののこと、観ているうちにこれ等の事が次々に頭を巡り、楽しさ、嬉しさ、悲しさ、切なさ等々が押し寄せて来て涙が止まらなくなった。②背景となった映画『王子と踊子』はローレンス・オリヴィエ監督にしてはトロい作品だったが、これを観るとマリリンの有名な遅刻癖に悩まされて演出に集中できなくてあんな凡作しか出来なかったのが良くわかる。次の『お熱いのがお好き』を撮ったビリー・ワイルダーもマリリンの遅刻癖に大分悩まされたそうだが、それでもあのコメディの名作を撮った。ハワード・ホークスは2作品(ただし初期なのでまだ遅刻していなかったかも)、ジョン・ヒューストンは2作品(2作品目の『荒馬と女』はクラーク・ケーブルとの共演に怖じ気づいて楽屋から出てこれなかったとか)。しかし、監督がいくら四苦八苦して撮っても、撮影の間に色々なトラブルがあっても、結局出来た作品の中で一番輝いているのはマリリン。映画(カメラ)に愛された本当のスターであった。一方、、
マリリンの愛という黒魔術
個人評価:4.0
幸薄い役柄が多いミシェル・ウィリアムズ。
今回はマリリン・モンローの光と陰を見事に演じ、妖艶なオーラとキュートさを漂わせている。
マリリン・モンローの男を惑わし翻弄する様を、愛という黒魔術と称す脚本も素晴らしく、また一瞬で咲き散っていく若い燕の恋を、マリリンの生き方となぞらえ描く脚色は秀逸である。
物語もコンパクトにまとまっており無駄なシーンも無い。
非常によい作品と感じる。
【ミシェル・ウィリアムズの妖艶な美しさと、大女優に翻弄される当時未だブレイクする前の”初々しい”エディ・レッドメインに心惹かれた作品】
マリリン・モンローとミシェル・ウィリアムズは、写真で見ると外面は全く似ていないのだが、この映画ではその違和感は感じなかった。
そして、当時のパンフレットを読み返すとミシェル・ウィリアムズの役作りに込めた想いが強く伝わってくる。
又、当時ほぼ(日本では)無名だったエディ・レッドメインの困惑しながらも、大女優に惹かれていく姿も忘れ難い。
脇を”サー”・ケネスブラナー、ジュディ・デンチ、デレク・ジャコビ、エマ・ワトソンがしっかりと固めているのも宜しい。
良質な気品の漂う英国風作品である。
<2012年4月1日 劇場にて鑑賞>
エロい
マリリンモンローはエロい。
このエロさを現代の女優が演じるというので賛否両論あろうが
私はエロいと素直に感じた。
そしてマリリンモンローがいかにメンヘラであったかをしつこく
描写する。もちろん、彼女自身が孤独で癒しを求めていたことも。
相手役のエディレッドメインは新進気鋭でファンビで見て以来
様々な映画でチェックしている。あの独特のキモさと魅力は彼にしか出せな
い。
ある意味 理想
ある意味、私はマリリンモンローを演じたい。
私は世界一有名な女優では無いが、ある種、マリリンの気持ちが少しわかる気がする。
本人のアウェイでの孤独さを理解してくれる人が唯々、欲しいだけなのである。
第三監督の顔と紳士的な態度がタイプ。
パーフェクトな映画でした。
マリリンってこんな人だったのか
マリリン役の女優は、観たことあると思ったらグレイテストショーマンの妻役してました。
歌とかダンスとか上手くて、そういう点では面白かったです。
が、マリリンモンローが、こんな奔放な人だったとは。驚き。
初めてのマリリン
マリリン・モンローの出演作、マリリン・モンローに纏わる話し、どれも観たことも読んだ事も無かったので、初マリリンでした。
この映画を観たことをキッカケに、マリリンのその半生について初めて調べて、どういう人か知りました。
その半生からすると、コリンとの短い時間が彼女の中でどのくらいの重みがあったのかはわからないけれど、コリンが本当に彼女に恋い焦がれて、彼の人生においてとても大切な思い出になった事がよくわかった。
コリン演じるエディの表情は切なさが良く出てて、GOOD!
マリリンとは違う…
ミシェル・ウィリアムズは、天真爛漫なマリリンと、陰のあるマリリンを見事に演じ分けてたけど、マリリンの可愛らしさまで演技でカバーするのは無理だわなぁ~
結局最後まで違和感を感じたままでした…
でも、ミシェル・ウィリアムズも、マリリンを演じるプレッシャーは凄かったんだろうなぁ~
とりあえず、主要キャスト三人が演技派なので最後まで飽きずに見れたけど、ストーリーに面白味を感じることが出来なかった…
だけど、幸せも、ある。あった。
大スターであることの、悲劇。
行く先々で、あんなに取り囲まれたら・・・
生きづらいだろうなぁ。。。(/ _ ; )
なんか、放っといてあげて! …って言いたくなる感じ。
結婚も、3回目。
「皆、マリリン・モンローが好きなの。
だから、彼女じゃない私を知ると逃げて行く・・・」って。
・・・切ない。( ; _ ; )
だけど、幸せも、ある。あった。
それが、せめてもの救い。
繊細な素顔
ミシェル・ウィリアムズの演じるマリリン・モンロー。
セックスシンボルとして良く知られているあの“みんなのマリリン”ではなく、プライベートでのマリリンが上手く表現されていた。
世間でのマリリン像が大輪の薔薇なら、プライベートでのマリリンは小さな野花のよう。
本作品に描かれた、危ういほどの繊細なメンタル、少女のような可憐さ、それらはマリリンの素顔である。
そのままのマリリンには、真っ赤な口紅やセクシーなドレスなど到底似合わないのだ。
しかし、マリリンの女優としての才能が爆発すると、この上無い魅力がたちまち輝き出す。
それを撮るためなら、マリリンが立ち上がるまで撮影をストップしていくらでも待つ価値はあると、誰もが納得するだろう。
素敵な映画。
前にDVD借りて見たけれど改めて鑑賞。何度見ても好き。
エディーが演じるコリンのキャラクターが何か親しみやすく可愛いキャラクター。その時代に生きていなかったけれど、写真や映像を一瞬見ただけでマリリンはどんな人からも一度は好かれる人だったということが分かる。そしてミシェル演じるマリリンに私は満足。実在していた有名人を演じるとモノマネになってしまうことが多いけど、これは良かった。可愛らしいし愛着がわく。マリリンモンローは誰もが知っているけど、舞台裏での顔を知る機会はなかなかない。
マリリンとコリンの関係はかなり不安定で終わりが見えている。でもそれがなんか切なくていい。そういう関係がちょうど良かったんだと思う。
エマワトソンは結構ちょい役だけれど、デートのシーンとか可愛かったし衣装が似合ってた。
でもやっぱりこの映画の見所はエディーだと思う。
久々に見入った
ここ最近、久々にのめり込んだ作品でした。
様々な意見が有りますが、私はとても素敵な作品だと思います。
サード(第三助監督)であるコリンとマリリンの、束の間の親密な関係は、とても濃密で、マリリンを優しく包むコリンと、コリンと戯れている時のマリリンの幸せそうな姿は、今も心に焼き付いています。
もしかしてこれが、本来のマリリンの姿だったのでは、と思うほど-。
例え束の間でも、双方の心の中に、甘い記憶の一ページとして、焼き付いてる事と思います。
そして、コリンを演じた、エディ・レッドメインにの魅力に、一目で吸い込まれていったのも、私がこの作品にのめり込んだ要因の一つです。
DVDをレンタルして、もう一度じっくり見たいです。
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