「マリリンを見つめて生きた7日間のお話」マリリン 7日間の恋 グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
マリリンを見つめて生きた7日間のお話
マリリンの恋、ですもの、だいぶお熱いのを想像しちゃってましたが。
芸術家同士のしのぎ合いと、いたわるような優しい恋物語という印象、興味深く素敵な作品でした。
邦題よりは原題の「My Week with Marilyn」が相応しいように思いました。新米の第3助監督コリン・クラークが、大スターのマリリンを見つめて生きた7日間のお話でした。
コリンに目配せして、楽しそうに"彼女"になった笑顔が心に残りました。マリリンでいることが、いつも楽しければ良かったのに。
ローレンス・オリビエも時代との隔たりに焦り、危うい心を抱えてマリリンと向かい合ったのでしょう。ちょっときもち悪い顔でグタグタ言ってる所、気の毒だけど滑稽でした。演じたケネス・ブラナー、さすがでした。
エディ・レッドメインも、人懐こくて感性豊かなコリンを好演でした。力のある俳優が適材適所で、沈み込みなく安心して観られました。
ちぐはぐさが面白そうなので、「王子と踊子」ぜひ観ようと思いました。
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