新少林寺 SHAOLINのレビュー・感想・評価
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少林寺を見くびるなよ
当時、映画館で観ました🎬
他の方も言っていましたが、少林寺を題材にしている作品で、主演がアンディ・ラウとニコラス・ツェーなのは時代の流れを感じずにはいられませんでした。
とはいえ少林寺側でウー・ジンやシン・ユー、敵側でホン・ヤンヤンが出ていたので、アクションは見応えありましたね🙂
アンディ・ラウは最後に死にますが、大仏の手のひらに丁度体が落ちるんですよね。
で、それを目の当たりにしたニコラス・ツェーが今までの暴虐を悔いる、という流れは‥ドラマ性重視ですね。
演技派な二人なので、まあこうなるという感じでした。
武術出来ない設定のジャッキーは、違和感ありましたけどね😅
相変わらず、主人公を導く役で安心でした🙂
高潔
まあ、少林寺リスペクトな内容だった。
嫌気がさすほど善な感じだ。
功夫はさすがに美しい…。アレを集団で披露するだけの土台が現代にも残っている事は素晴らしい事だと思う。
アクションのテンポも大好きだし、体術に加えVFXの匙加減もいい感じだ。
驚いたのは馬が階段を駆け上がるカットがいくつかあって、大陸の馬はそんな事まで出来るのかなぁと思う。おそらくならば階段のCGを坂に描いたと思いたいけれど、その違和感のなさに感嘆する。
もう一つ驚いたのが女優さんの気品だ。
妻のの人美しかったー
まるでAIが描いたかのような…異次元の美しさだった。
大陸が誇る文化の一つでもあるし、力の入れようは半端ない。その伝統なり格式を表現しようとする気質は羨ましくもある。
少林寺は皆の心の中にある!
ラストのアンディ・ラウの歌うテーマ曲が平原綾香の「ジュピター」(元はホルストの木星)似ているような気がしてしかたなかった(2回目聴いたら全然違ってた)。それと、候杰(ラウ)の腹心である曹蛮(ツェー)がいつ髭を生やしたのかちょっと疑問。
辛亥革命により共和国家が出来たはずの中国だったが、内情は軍閥による内線続きで戦争被害者が大勢いた。犠牲者を焼いているシーンから始まるが、いつの世もこうした犠牲者は歴史に残らない。ジャッキー・チェンが少林寺のコミカルな厨房係として出演しているけど、同時期の映画『1911』(2011)では総監督を務め、同じく辛亥革命の闘士を演じていたことが興味深い事実。
最も美しく感じたのは僧侶たちの武術稽古シーン。全体で型を決めるのは相当練習が必要だし、子どもたちの型も様になっていた。ワイヤーアクションも炸裂するし、敵を殺さないよう戦う仏の心も美しく感じるのです。さすがに候杰の改心は無理があるにしても、崇高で荘厳な寺に邪悪の念を持たねば心が洗われるに違いない。個人的には、永平寺を見学したときに感じましたよ。あぁ、ここでお粥を作りたいと・・・
終盤の少林寺攻撃シーンは涙なしでは観られない。とにかく町の人々を救うために僧侶たちは軍閥を食い止める。直前の浄能の壮絶な死にも感情を揺さぶられましたが、それぞれ銃の攻撃には太刀打ちできない悲しさ。本当に寺を壊しちゃってるよ・・・金かかってるなぁ。だけど、ジャッキーの言葉に救われました。
肉まん美味しそう
素晴らしい脚本と演出、感動のラスト。
カンフー映画、アクション映画と思って観ると、
良い意味で裏切られた事に気付かされる。
ありがちな復讐するストーリーと思いきや、
私欲と権力、後悔と改心、殺生と悟り。
少林寺という皆の心の拠り所、
生活の場を軸に、心身の修行をしながら展開。
強いお坊さんが、敵をなぎ倒していく、、、
のではなく、仏の教えから人生を悔い改める、
予想以上に深く考えさせられるお話。
アンディ・ラウ演じる主人公、
侯杰(こうけつ)の人生を走馬灯の様に観つつ、
自分の人生観と比較してしまう。
昔、手塚治虫の[ブッダ]を、
全巻読んだ後に感じた気持ちに物凄く似ている。
ニコラス・ツェー演じる曹蛮(そうばん)の、
前半と中盤、ラストの表情の変わり様は必見。
驚く程の悪役ぶり、敵に対する躊躇いの無さは、
[DEATH NOTE]の夜神月に近いか。
特別出演のジャッキーはご愛嬌。
美味しい所はきっちりとこなしつつ、
いつものジャッキー映画らしさも(笑)
2時間半に気持ち良く纏めた良作で大作。
暇な時、、、ではなく、
是非!じっくりと観て欲しい作品。
少林寺のお坊様、みなうつくし
こういう映画、私は楽しめるのかなと疑いつつ見たら、面白かったです!ジャッキー・チェンに久し振りに会えて嬉しかった!プロジェクトA、大好きです!と心の中で叫びました。
坊主頭の子ども達のなんて可愛いこと。敵をお皿でガン!と叩いて南無阿弥陀仏と唱えるところはすごく受けました。
少林寺のお坊さん、みんな美しくて坊主頭が一番似合っていたハンサムなお坊様の最期は感動ものでした。
ニコラス・ツェー、髪型といい衣装といい少女漫画から抜け出した雰囲気で思わず笑ってしまいましたが素敵でした。
そして、アンディです!若いときはアイドル的存在だったのだと思いますが、だんだん私の好きなアンディの顔になってきました。常に精進している人間は50代に入ってますますいい顔になるというのは男女を問わず真実だと思います(今、勝手に決めた「真実」ですが)。
映画の最後の音楽での歌、アンディ!だんだんと学習を重ねていくうちにこういうこともわかってくるようになりました。
香港の役者さんはカンフーアクションもしなくてはならないし大変!身体の鍛錬と演技力と風貌と、求められるものがとても多く、顔芸で済まないところに感動します。
改心に命を懸ける価値は有るか
自粛中観返した中の1本。
周囲に薦めると「え〜、しんしょうりんじ〜?」てな反応が返ってくる本作。
けど興味への一助になりたく駄文を綴ります。
公開当時は何処で上映してるのか分からず忙しさも有り劇場で観逃してしまった作品。(公開館数も凄く少なかったらしい)レンタルでの鑑賞を物凄く後悔した。
ちなみにリー・リン・チェイ(ジェット・リー)の「少林寺」とは全く関係ありません。ジャッキー・チェン曰く少林寺映画は過程はどうあれ復讐のために主人公は少林寺に入門し、修行して復讐を果たして終るというワンパターンなジャンル映画。(「少林寺木人拳」がそうでしたね。大好きだけど)という物らしく、興味の無いジャンルだったはずだが重要な役で出演している事からも、この映画の脚本が素晴らしい事が判ます。
これ迄の少林寺映画では、主人公は奪われる側の弱者で復讐の為に少林寺に入門するが、今作の主人公は奪う側の暴君として登場する。
そんな暴君が全てを失い、己の過ちに気付き、復讐では無く悟りを得るために少林寺に入門する。
監督のベニー・チャンはキレのいいアクション映画を撮る人で(「香港国際警察NEW
POLICE STORY」の監督)お気に入り監督の1人だが、毎度ちょいとランニングタイムが長いのが玉に瑕。
今作も131分有るが(カンフー映画で少林寺だよ!)その分主人公候杰(こうけつ)が悟りを得、真の少林僧浄覚(じょうかく)に生る迄が丁寧に描かれています。
お硬い説経臭い映画になってしまう処をマイルドにしてくれるのが我が神ジャッキー様(信者です)
アンディ・ラウ演じる候杰を助ける悟道(ごどう)というカンフー出来ない少林僧役。もうそれだけでギャグ。友情出演だが共演何度目?おそらく友達以上恋人未満な関係なんだろう。しっかりオイシイトコロを持っていきます。
ジャッキー様だけでなく、ユエ・ハイ(!)、シャン・シンシン、ウー・ジン(いい役だ)、シー・イェンネン(本物)、そしてニコラス・ツェーと新旧カンフースターが豪華に共演し、それぞれに見せ場がしっかりと用意されています。そりゃ長くなるわ。
候杰のかつての部下曹蛮(そうばん)は裏切ったのでは無い。候杰により悪い方ヘと
導かれたのだ。
なので浄覚となった候杰は曹蛮を倒すのではなく、改心させる事に命を懸ける覚悟をする。
この"命懸けの改心"こそが本作のテーマであり、これ迄の少林寺映画との違いだと思う。
この映画を批判する声も幾つか有るが、どうか自然な気持ちでこの映画を観てもらいたい。
スペクタクルなアクション、イカすカンフー、泣ける展開と、娯楽映画の要素をたっぷり押さえた作品です。
そして最後はアンディ・ラウの歌う主題歌を合掌しながら聞こう。
いやそんな必要はない。
まさかの早世されたベニー・チャン監督に心からの敬意を表します。
良い映画。久々に感動しました。
人は改心できるのだろうか……
最高のお坊さん映画
レビューなど少ないので、あまり大作じゃないのかと思いながらも鑑賞。
いやいや、何をおっしゃい。
とっても素晴らしかったです。
右見ても左見ても次から次へとお坊さん。
それにしても、少林寺の人達がすごい優しい。
富と権力にしがみついていたあの候杰をしっかり受け入れるなんて。
でも、出家後は改心して、良い人に変貌。
一方、曹蛮は対照的にとことん悪役でした。
部下の辮髪(ラーメンマンのあの髪型です)の男性はかなり強い。
途中からのジャッキー・チェン。
出てくるからには何もしないことはないだろうと思ったら、やっぱり強かった。
たくさん仲間が死んでいき、最終的にはジャッキー・チェンだけに…
歴史はたくさんの人の犠牲の上に成り立っているんだと改めて思います。
切なく悲しい部分もありますが、少林寺拳法での実戦のシーンなどクスッと笑えるところもありました。
ロシアが大砲を打ち込むほどのスケールの大きさには興奮を抑えきれません。
まさかロシアがこんな重要なポジションだとは…
ジェット・リー主演の少林寺も観てみたいです。
オリジナル少林寺の素晴らしさを再認識しました。
1900年代初頭の軍閥が群雄割拠する中国。部下に裏切られた将軍が少林寺に入門し、同門の武僧達と共に悪逆非道の元部下と戦う物語。
オリジナルの少林寺は、とても素晴らしい作品でした。出演陣は俳優としては素人でしたが、その武術は本物。各々のの特技もしっかり描けていてとても楽しめたクンフー映画でした。
比較して、この映画はどうでしょう。香港映画のアクションヒーローは揃えていますが、あくまで映画世界の話。少林寺の時に感じた『本物のクンフー』を感じることは出来ませんでした。
中途半端なストーリー、中途半端なワイヤーアクション、中途半端なジャッキーチェン。
クンフーシーンは本物の武闘家にしっかりと任せて、ストーリー部分だけ俳優が演じるとか、やりようはなかったのでしょうか。
アンディラウの少林寺
アンディラウとジャッキーチェンが共演した作品。
私は辛亥革命をよく知らないが、物語ではアンディラウ演じるコウケツが過去に裏切られて、全てを失う所から始まる。
逃げ込んだ少林寺で修行して変わっていくコウケツ。
しかし、コウケツ裏切った部下の軍勢が少林寺に。
かつてのジェットリー主演だと武力によって襲撃してきた奴等を打ち倒す娯楽作品でしたが、アンディラウ版は近代的戦闘で、重火器によって少林寺の僧たちが次々と打ち倒される様が悲しい。
真面目に改心を願う時間は過ぎていると思うのだけど…。
私としては犠牲が大きくてスッキリしない少林寺でした。
ジャッキーチェンはラストにコミカルなアクションを披露し、私の溜飲を少し下げてくれました。
物語が主軸
ジャッキーのフィルモグラフィー見ていたら知らないタイトルがあったので観てみた。
アンディ・ラウ主演。カンフー映画は清の時代か清朝末期の黄飛鴻モノが定番だが、辛亥革命後の混乱期ときた。そこで少林寺周辺で起こる物語。
物語性に重きをおいた感じで意外としっかりした作り。中国史を知ってた方がより楽しめる。しかしアクションも頑張っていて、馬を使った珍しいシーンやカンフーと銃火器との攻防など見応えあり。
ジャッキーは完全に脇として出てくるがアクセントとしては良かった。ニコラス・ツェーやファン・ビンビンなど役者も良し。
ラストやるせない感じで終わるのも珍しい。無くなる少林寺と去りゆく人々の姿がリンクしてた。
全編スカッとするアクションが見たい人には不向きだが、こういう作品もたまにはイイですな。
これは史実なんだろうか
辛亥革命後、つまりは孫文によって清王朝は実質終わり
蒋介石や毛沢東が台頭してきて対立するまでの間の話?
近年では中国がいちばん混乱した時期と言えるのか、世界史でもあまり詳しくやった記憶がないので、少林寺武術のアクションよりそんなことばかり気になった。
アンディ・ラウカッコいいね、歳とっても
他にもイケメンだらけなので、女性の方もぜひどうぞ(笑)
特に、アニメ・声優ファンのそこのあなた。吹き替えでは小野大輔さんが出てますよ、かなり極悪な軍閥指導者だが。おまえは北斗の拳の世界からきたのかwてくらい
しかしジャッキー・チェンよりジェット・リーだろう普通。オファーしたけど断られたのかな、知らんけど。
かなり重厚な歴史ドラマになってますね。少林寺が焼き討ちされた歴史は聞いたことないが、いまだに中国全土から入門してくるわけだし、共産党独裁となった今でも不可侵の場所なのか考えてみれば不思議だ。
でもちょっとながい。あといかにもチャイナ〜な音楽は自分は受け付けない。
アンディ・ラウの奥さんの女優さんかなり美人
そんなとこですか
トップに至る者
私見ですが、曹蛮の暴走はこう見ています。
曹は侯の一番有能な部下で勝利の功労者でもある。勝利後武器を購入したい要望に、侯は拒むだけでなく、手厳しく戒めた。最後の決闘からでもわかるように、武術に関しては、曹の能力は侯を超えている。プライドの高い有能な人は、プライドを傷つく恥ずかしい思いをさせられたら、裏切る確率が高い。侯が犯した最大なミスは人の読み違いだったではないかと。(義理の兄と曹に対する判断ミス)その部分はあと一つ二つのシーンで描ければ、筋が通りやすいと思うが、意外感を出すためか、わざと省いたのかもしれない。
トップに至る者は、実務(ここでは武術)よりは、自身の人間性や人を観察する能力のほうがより大切だなと、映画を観て感じました。
余談ですが、豪華過ぎる俳優陣で贅沢感がありました。時間がちょっと長すぎたから、星四つに。
なかなかの大作
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