ブラディ・サンデー

解説

1972年1月30日、北アイルランドのデリーでデモ隊と軍隊が衝突し、13人の死者を出した「血の日曜日事件」をドキュメンタリータッチで再現した社会派ドラマ。2002年・第52回ベルリン国際映画祭で、「千と千尋の神隠し」とともに金熊賞を受賞した。北アイルランドで公民権運動のリーダーを務める下院議員アイバン・クーパーは、カトリック系住民に対する差別や政府による裁判なしの拘禁に反対するデモを計画。デモはあくまで平和的に行われるはずだったが、イギリス軍も過剰に警備を強化し、デモ隊を刺激する。やがて一部の若者が投石を始めたことから現場は混乱し、銃撃戦へと発展。一般市民13人が死亡、14人が負傷するという最悪の事態を招く。エンドロールには同事件を題材にしたU2の「Sunday Bloody Sunday」が流れる。

2002年製作/111分/イギリス・アイルランド合作
原題または英題:Bloody Sunday

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受賞歴

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映画レビュー

5.0ボグサイドの虐殺

2020年6月17日
Androidアプリから投稿

1972年1月30日 北アイルランドのロンドンデリーで 下院議員がカトリックへの(プロテスタントからの)暴力、選挙、雇用等での差別撤廃を求めるデモを計画する

前年から始まったインターンメント(逮捕状なしの拘束~悪質尋問手法)停止も訴えていた

北アイルランド自治政府はデモ禁止
この事件後に英国政府直轄統治となったが
インターンメントは 1975年末迄継続された

一発の銃声(後に英国側からと確認)を境に状況が一変、英パラシュート部隊は豹変する
この辺りの描写が 臨場感あふれていて、怖い
こうなる伏線も描かれている

激励に訪れた少佐の〈デモ隊=IRA=暴徒化〉という単純認識と部下を鼓舞する発言の数々…
彼より情勢を理解する現地作戦本部の中佐は反論しない(できない組織形態か)
忖度もあるかもしれない
(後で責任を押し付けられる)

少佐の鼓舞は その部下から兵士へ各々の解釈で伝えられた

この指揮系統の乱れ、無理解が惨劇を招いた一番の原因なのが理解できた

少佐も政府の誰かに忖度したのか?

兵士達はアドレナリンが出てしまったが、カトリックに対する憎しみはそれほど感じられない
この後、IRA支持が拡大し〈北アイルランド紛争〉に突入していくのは誰にでも理解できる

昨年(2019)元英軍兵士1名が 殺人罪で起訴されたが、遺族の憤りは収まらない
本当の責任も もっと上層部にあるような気がするのだが…

事件を再現する試みで、エキストラにデリー市民、パラシュート部隊に英国軍兵士だった人々を使っているらしい
手持ちカメラの長回し、自然光撮影も効果的
私は映画「アルジェの戦い」を思い出した
こちらは虐殺だが

エンドクレジットにU2の〈Sunday Bloody Sunday〉がかぶさる

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jarinkochie

4.0はなからヤル気の英軍。指揮命令を無視するパラ部隊

2017年7月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

隠蔽、改ざん、嘘の証言
後の裁判でもこれが支持されるとは
27人が撃たれ13人死亡
短いセンテンスでフェードインアウト
粗い映像でドキュメントタッチ
エンディングテーマが悲しい

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消されるので公開しない

2.5兵士は市民殺すなんて最低ですね

2017年6月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

兵士は市民殺すなんて最低ですね

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さえ