人生はビギナーズのレビュー・感想・評価
全7件を表示
『スター・ダスト』 かなり編曲されているが、サビに入る前に終る。そ...
『スター・ダスト』
かなり編曲されているが、サビに入る前に終る。そこだけが良いと思う。
75才になってカミングアウト出来るなんて、実に幸せな事だ。大和民族だとダストの様に廃棄されて、10万円しか貰えない。
しかし、この息子は何を悩んでるんだろう?
二つたけだと思うが。
1.父親の性的嗜好
2.父親の寿命
まさか、
3.医療費!!
でも、それが一番大問題。勿論、この爺さんの階層なら保険は適用するだろう。
後から気付いたが、主人公が女性の前でウジウジしているのは、親父が死んだあとのことのようだが、なんかウジウジしなけりゃならないわけでもあるのか。
1.死んで寂しい
2.死んでお金と遺産相続に悩んでいる
3.遺伝による自分の性的な嗜好の問題
そのくらいかなぁ。
まぁ、しかし、悩む事でもないし、映画邦題もそう言って終わっている。
当たり前の事当たり前で描き切る。寡作な人ならもう少し脚本を練って貰いたい。つまり、どうでも良い事に感じる。臨機応変。しかも、『ビギナーズ』なんてありきたり。当たり前。
言うまでもないが、シェークスピアの言葉を借りれば『自分を主人公とした一回だけの舞台』なのだから、何を悩んでるんだろうと感じる。
今週の土曜日に胃カメラを呑む。30回位呑んでいるので、慣れて入るが、近3.親者も先日呑んだばかりで『もう、二度と呑みたくない』と言っている。まぁ、若いからだろうが『たいしたことないよ』と言うと『スター・トレックのトリコーダーがあればね』と曰わっていた。僕は納得した。しかし、どんなに給与が良くとも、アメリカの医療は高すぎるよね。救急車が有料になっても、救急車を呼ぶことを躊躇してはならず。重篤な病気なら高額医療費でなんとかなるし、もっと重篤なら、自分が払うわけでないので、経費を考えなくとも良い、従って、おかしいと思ったら、すぐに救急車は呼ぼう!!
YOU MAKE ME LAUGH BUT ITS NOT FUNNY. 人生はいつも初心者
追悼クリストファー・プラマー。
「エーデルワイス」の歌は学校でも音楽の授業でやるし(今でもやってるかは知らないですが)誰でも知ってる歌だと思うんですけど、「サウンド・オブ・ミュージック」でクリストファー・プラマーが歌って有名になった事は意外と知られていないような気がします。個人的にはおじいちゃんなイメージしかないのですが、そんなクリストファー・プラマーが齢82歳にしてアカデミー助演男優賞を取ったのが本作です。なんというか、演技が繊細‼️アップになった時の表情筋の動きでスゴい感情が伝わってきて画面をちゃんと観てようってなります。上手いよなぁ。
もっとコメディよりかと思ったのですが、オサレなドラマでした。75歳の父親にゲイってカミングアウトされたってのはそんな大きなパートでもなくって、自分を見つめ直す息子がメインの物語でしたね。
ユアン・マクレガーが人付き合い苦手な息子オリバーを丁寧に演じています。そのオリバーが出会うのがメラニー・ローラン演じるちょっとエキセントリックな美女アナ。メッチャ美男美女カップルですね!
父親からのカミングアウトを受けたり母親を思いだしたりして、自分に自信が持てなくなって一度はアナを遠ざけてしまうオリバー。でもやっぱりアナがいるNYに行って、花を買ってはやっぱり捨てちゃったりってメチャメチャ迷ってしまう37歳男子です。人生に関しては誰もが初心者ですし、何が正しいかなんて誰にもわからないんで迷ってしまう気持ちって良くわかります。対して人生の終盤にカミングアウトしてからイキイキとし始める父親。そういう父親を思い出す事でオリバーもやっぱり前に進まなきゃって思えたんでしょうね。
で、大昔に読んだ伊坂幸太郎の本のセリフに
「人生については誰もがアマチュアなんだよ。
誰だって初参加なんだ。」
っていうのがありまして、良く考えるとスッゴい深いセリフだなぁっと思って記憶に刻みついています。自分がこの先どうなるか、何が正しいかなんて誰にもわからないし、そもそも誰が人の人生にスコア付けるのって話ですよ。人にスコア付けたがる人はいっぱいいますが、その人だってたかが人生の初心者なんですしね。歳を取ると自分が初心者であることを忘れがちですが、いつも何時でまでもビギナーである事を胸に抱いていたいと思います。
優しい気持ちになれる
イングロリアスバスターズのメラニー・ロランが観たくて選んだ映画。
なかなか良作。メラニー・ロランも相変わらず素敵だし、主人公のお父さん役のクリストファー・プラマーも良かった。
主人公のお父さんは末期ガンになるんだけど、
人生諦めずに自分の生を生き切るんだね。そこが
良かった。
見終わった後に心が優しい気持ちに満たされる
映画。
ライオンかキリン 選ぶならどっちかな?
この映画作品のストーリー展開は、やや「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」の編集に類似している。
3カ月前に父親をガンで亡くした一人息子のオリヴァーの喪失感の色濃い日々の日常描写の物語だ。オリヴァーは元々内向的性格の強いデザイナーであるため、親を亡くして彼が現在一人でいる事を心配した、友人たちが無理矢理、彼を仮装パーティーに誘い出すところから映画は始まる。そしてパーティーで女優志願のアナに出会い、オリヴァーは彼女と友達以上恋人未満の関係を次第に築く事になる。彼の現在の生活と、父と暮したここ数年間の生活と、オリヴァーの少年時代の生活が交互に描かれているため、現在と回想シーンそして、回想の回想シーンと物語が展開する事が有るために、私は観ていてオリヴァーの気持ちに感情移入が出来たと思うといきなり過去へ戻されたり、現在に突然引き戻されたりとやや落ち着きが無い印象を受けた。しかし正直観ていて気持ちが、1つに連なって行かずに残念でもあるが、それこそが、観客に見せる現在のオリヴァーの不安な心情を伝える為の最上の方法なのかも知れない。
家族とは、身近な存在であるために勝手にお互い簡単に理解し合えると錯覚をしたり、或いは身近な存在であり過ぎて、一緒に暮していても、意識的に心の内を伝えようと試みない為に、案外お互いに深い部分で理解出来ないでいると言う事があると言う、世界中の人間に共通する普遍のテーマでもあるのかも知れない。その意味でもの映画はこの脚本展開と編集が最もこのオリヴァーの不安定さを描き出す上で最高の演出方法だったのかも知れないとさえ、この映画を観て考えていた。
編集や、演出もさることながら、キャストもこの作品は素晴らしい!クリストファー・プラマーはこの作品で見事にアカデミー助演男優賞を獲得したのも頷けたし、オリヴァーの繊細さを演じるユアン・マクレガーの喪失感溢れる目の演技、表情が素晴らしいのだ!!
彼は「トレインスポッティング」から「ムーラン・ルージュ」「天使と悪魔」「フィリップきみを愛してる!」など役柄も皆違う、悪役キャラからをナイーヴな役も演じているし、そして私の好きな「スターウォーズ」や「ゴースト・ライター」と大大大好きな作品に多数出演しているので、観客であるこちらも、昔も今もとっても目が離せないでいる注目の役者さんであるのだ。そして犬のアーサー君の大活躍もとってもキュート!!
さてこの映画のタイトル「ビギナーズ」の言う意味するところは、未来とは常に誰にとっても未知の世界で、新しい人生を歩む事が出来る可能性の扉が開かれていて、自分の人生を切り開いてゆく事に年齢は関係無く、例え75歳の高齢になってからでもビギナーとして新しい自分との出会いの人生が、その気にさえなれば、何時からでも始められると言う、素晴らしい勇気をこの作品は提供してくれる。人間何歳になっても親が存命でいてくれる事ほど有り難い事はない。たとえ自分が60代になろうとも親が生きて存在していてくれる事は心強いものだ。そして愛する人を亡くしたら、またその後は違った人生をスタートさせるのだ!さてあなたは、ライオンとキリンと人生の出会いでどちらを求めて生きるのだろうか?地味であるが、明日に希望が持てる、元気が貰える素晴らしい秀作であった。
全7件を表示