「必死さが全編から伝わってきて良かったです」ボーン・レガシー gsacraさんの映画レビュー(感想・評価)
必死さが全編から伝わってきて良かったです
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「ジェレミー・レナーが出ている」ことで見ることを決めた本作。
彼は、ミッション・インポッシブルのときから顔が印象深く残っていて、アヴェンジャーズでも良かったので、できるだけ追いかけていきたいと思っていたのです。
予告編を見た限りでは「ボーン」シリーズの新しい流れかな、と思っていたのですが、見てみたら、時間軸も並行していて「裏」の話だったんですね。まあ、シリーズは全部見ておりますが、正直忘れていることも多かったのであまり抵抗無く本作に入り込むことが出来ました。また、本シリーズに期待する鮮やかなアクションやとっさの機転の利いた反応などは十分楽しめる仕上がりです。
組織の束縛から逃れ自由になりたい、との一点だけに集中して行動するアーロン・クロス。その必死さが作品全体を満たしており、リラックスしたラストシーンを迎えて、観客である私も一息つけたことに気が付くくらい、緊張感の真っただ中におりました。
欲を言えば、冒頭で山の中で劇的に物語が動くまでが長いと感じたことと、後半に命を狙ってくるエージェントの描写が軽すぎたこと、あとできればクロスが自由を求めるようになった理由が描かれていたらもっと良かったですね。最初からもう彼は組織から離れたがっていたようですから。
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