スノーホワイトのレビュー・感想・評価
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トロイの木馬!西洋人らしい発想♥
鏡よ鏡って言うと物凄くガキの頃に見た『ロンパールーム』を思い出す。
ゴート族つまりゲルマン民族のナショナリズムを奮い立たせる話である。
ゴスロリの語源のゴシックと言われる文化の事だが、キメラ、ガーゴイルっと言った怪物が森を守り、その中心にサンクチュアリがある。言わばもののけ姫の如く妖精とその森の守り神が存在する。ツンツン尖った建物は森の木である。その森の生態はヒエロニム・ボスやピーター・ブリューゲルの絵を見ると分かる。
美しくもグロテスクな雰囲気を醸し出しているのだ。
さて、
ゲルマン民族の専制政治と言うと近代ではナチス・ドイツを思い浮かべるだろうが、ゲルマン民族はイギリス、フランス、ドイツ、デンマーク、と西洋広域にわたる。つまり、イギリス、フランスがドイツに勝利したから、ナチズムが淘汰されたわけではないのだ。そして、現実がそれを物語っている。
追記
この姫様は時の権力者の娘であるから、ジャンヌ・ダルクと全く別と解釈されたし。ジャンヌ・ダルクはナショナリズムは身につけていたが、宗教心が彼女の原動力だと解釈すべきだと思う。
顎ヤバ
白雪姫と”旅の仲間”。 小人が8人…?あっ…(察し)。
世界中で愛されるグリム童話「白雪姫」を、新たな視点から描きなおしたファンタジー・アドベンチャー映画『スノーホワイト』シリーズの第1作。
王の後妻という立場を利用して王国を乗っ取った邪悪な魔女ラヴェンナ。魔女は永遠の命と若さを手に入れるため継娘である王女スノーホワイトを手に掛けようとするのだが、逃亡を許してしまう。魔女の魔力が及ばぬ”黒き森”に逃げ込んだスノーホワイトを追うため、一匹狼の猟師エリックが遣わせられるのだが…。
世界一の美貌を持つ王女、スノーホワイトを演じるのは『イントゥ・ザ・ワイルド』『トワイライト』シリーズの、名優クリステン・スチュワート。
王国を支配する邪悪な魔女、ラヴェンナを演じるのは『ミニミニ大作戦』『ハンコック』の、オスカー女優シャーリーズ・セロン。
スノーホワイトを追う猟師、エリックを演じるのは「MCU」シリーズや『キャビン』の、名優クリス・ヘムズワース,AM。
スノーホワイトの幼なじみである公爵家の嫡男、ウィリアムを演じるのは『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』のサム・クラフリン。
スノーホワイトに力を貸すドワーフたちの1人、ニオンを演じるのは「スリー・フレーバー・コルネット」シリーズや『宇宙人ポール』のニック・フロスト。
「GeminiよGemini。世界で一番美しいのはだ〜れ?」と、Googleの対話型AI”Gemini”に聞いてみたところ、「それはジャスミン・トークスです」という答えが返ってきた。
ジャスミン・トークス…。知らん人だなどれどれ…。と調べてみると、いやこりゃ確かに凄い。スタイルが良すぎてCGにしか見えん!というわけで、今頃魔女は彼女の下に毒リンゴを届けに行っていることだろう。ジャスミンさん、それ食べちゃダメダメよ〜。
クッソどうでも良い小咄から初めてしまったこのレビューですが、ここからはちゃんと書きます。
今更説明する必要もない、世界で最も有名な童話の一つ「白雪姫」。あのネクロフィリア(死体愛好)のヤバいお話ですはい。
本作はそれを大胆にアレンジ。白雪姫を復讐に燃える闘うお姫様として描きなおすことで、恋物語ではなく貴種流離譚としてこのメルヘンを生まれ変わらせました。
また、原題が『Snow White & the Huntsman』であることからも分かる通り、この映画のもう1人の主役は猟師。原作ではチョイ役である彼をフィーチャーすることで、保守的なシンデレラストーリーからの脱却を試みていることも本作の特色の一つであると言えるでしょう。
着眼点は面白い。…のだが、いかんせん似たようなことをディズニーがすでにやってしまっている。『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)じゃんこれ。
俺たちも『アリス』みたいなの作って大儲けしようぜ!という下心が見え見えで、企画から全然熱意が伝わってこない。
画作りにしてもなんか意欲が無いというか、『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)をそのまま抜き出したかのような画面が続く。しかも展開も『LotR』そのもの。小人が8人いる時点で、そうなることは何となく読めたぞ…。
驚いたのは『もののけ姫』(1997)を丸パクリするという大胆な手法によって描かれた”妖精の森”。そしてそこに棲む妖精のキモさ。歴代キモい妖精ランキングのトップに食い込むであろう衝撃のビジュアルに度肝を抜かれてしまった。もしかしたらこの見た目も『もののけ姫』の木霊オマージュだったのかも。それにしたってもう少し愛嬌っつーもんがあってもよいと思うが…。
鳥の身体からヌルッと抜け出すところなんかほぼホラー。動物を憑代にして外界をウロウロするっていう発想はちょっと面白いけどね。
余談だが、監督ルパート・サンダースの次回作は『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)。今回の『もののけ姫』パクリといい、この人ってもしかしてアニメオタクなのか?
『ジャンヌ・ダルク・イン・もののけの森 旅の仲間』みたいな、とにかく既存の映画のパッチワークのような作品である。中世ヨーロッパ風のセットや衣装は美しいし、黒曜石の悪霊や魔法の鏡などといったVFXのクオリティも非常に高い。視覚的には楽しめる点もある。
ただ、物語はとにかくつまらない…😅よくぞここまでつまらなく出来たもんだと逆に感心してしまうほどにつまらない。
ご都合主義的な展開にはまぁ御伽話だし目を瞑るとしても、時間配分のおかしさは擁護の仕様がない。
本作は白雪姫の復讐譚。強力な魔力で王国を支配する邪悪な魔女にどう立ち向かうのか、見せるべきはそこだと思うのだが、本作で描かれるのは緊張感があるんだかないんだかよくわからない白雪姫と猟師の逃走劇。ところどころでイベントは発生するものの、基本的には辛気臭い物語が一定のテンションでダラっと続く。マラソン大会でもしてんのか?
中盤を過ぎたあたりでようやく王子や7人の小人といったお馴染みのキャラクターと合流するのだが、大した掘り下げも活躍もないので本当にただ出てきただけって感じがする。顔見世興行みたいなもん。
小人の1人が『LotR』のボロミアっぽい最期を遂げるわけだが、さっき会ったばっかりの人に死なれてもねぇ。感動的な場面のはずなのに何の感傷も湧いてこない。
映画スタートから1時間半が経過してもなお、レジスタンスを率いる公爵の下に到着しない白雪姫一行。あぁこれはあれか。とりあえずこの第1作では白雪姫の復活までを描いて、魔女との対決は2作目以降に持ち越しのパターンね。…なんて思っていたら!
まさか30分あまりで王国奪還までを描き切るとは。来た、見た、勝った。…うーん打ち切りマンガ並みのスピード感。
特に何のロジックもなく、一領主が王国軍に勝利してしまった。強大な敵をどう倒すのか、その筋道を組み立てるところが戦記映画の面白いところだと思っていたのだがそういうのはどうでも良いらしい。うーん…。
思うに、この監督はファンタジー以外の要素は出来るだけ実写で撮りたい人なんだろう。爆発や格闘、騎馬戦などのアクションシーンにはかなりの拘りを感じさせる。
それは分かるのだが、そこを追求しようとするあまり全体的にとってもこじんまりとした映画になってしまっている。
白雪姫追跡隊が6〜7人しかいなくてなんか迫力ねぇなぁとか思っていたのだが、それはクライマックスでも同じ。一国を落とすという大戦争のはずなのに、100人vs100人くらいの小競り合いにしかみえない。『王の帰還』(2003)観てないのかオイっ!?
そこはCGを豪快に使ってでもゴージャスな大戦争を描くべきだったのではなかろうか。ラストバトルが超しょっぱいので、全然強敵に勝ったという爽快感がない。
ミルク風呂に浸かったりオイル塗れになったり、白くなったり黒くなったりで忙しいシャーリーズ・セロン様。彼女の堂々とした悪女っぷりはなかなか見応えがある。
まだソーのイメージが定着する前のクリヘムも奮闘していた。やっぱりこの人華がある。登場するだけで画面がゴージャスになるよね。
ただ、問題は主演のクリステン・スチュワート…。この人って常に口が半開きじゃないっすか?そこが気になって気になって…。
世界一の美女である白雪姫。美しさの基準って主観でしか無いわけだから、そもそも「白雪姫」の物語って成立しないよね、とか思ったりもする訳だがまぁそこに突っ込んでも仕方ないのでそれは置いとくとして。
どうしてもスチュワートがセロン様よりも美しいとは思えないというか…。はっきり言ってセロン様って普通じゃないじゃないですか。人間としてというより生物としての迫力がすごい。クマとか素手で殺せそう。
そんな人間が魔女を演じているんだから、魔法の鏡が「あなたよりも白雪姫の方が美しい」とか言ってても、「えっそうかなぁ?」なんて観客は思っちゃう。キャスティングミスとまでは言わないが、なんか物語に説得力がないんですよね。じゃあセロン様より美しい女優って誰なんだと言われると答えに窮してしまうが…。
ハイクオリティなVFX、美しい衣装、セロンとクリヘムなど、視覚的な見どころはあるが物語はスカスカでへっぽこ。何のために作ったのかよくわからない映画でありました。
本作だけで完全に完結している訳だが、ここからどうやって続編を作るだろう?そこだけは気になってしまう。
本作の監督ルパート・サンダースと、白雪姫の母親を演じたリバティー・ロス(音楽家アッティカス・ロスの妹さん)は夫婦。…しかしこの撮影がきっかけでサンダースとスチュワートは不倫関係に。それが露見し、結局サンダースとロスは離婚する事になってしまった。
純真に見える白雪姫こそ実は恐ろしい。スケベ心は身を滅ぼす。そんな現代の童話がこの撮影裏にはあったのです。
※劇場公開版よりも3分ほど長いエクステンデッド・エディションにて鑑賞。王国乗っ取りの際の魔女の描写や、猟師と王子のやりとりなどが追加されている。
このファンタジーは大人向け?子供向け?
絶対つまらないから、見てなかった映画だが、録画してあったので作業しながらみてみた。
やっぱりつまらなかった。
時代を感じる。
ヒロインのクリスチャンはトワイライトで人気だったし、ロードオブザリング風の白雪姫(白雪姫要素少なめ)狙ってたのかな。
決して安っぽちい訳ではないけど
ストーリーが酷いとことw
白雪姫は小さいとき何度もみたから、あのシーンかなこのシーンかなと思いながら見たけど、小人たちの扱い雑すぎるwいつのまに名前覚えるくらい仲良くなってたの?
とにかく全てにおいてたりない人物描写。
とてつもなく気持ち悪い妖精。
一体どこにこの映画の需要あるのか?
子供に向けて作るには暗すぎるし、
大人には幼稚すぎるストーリーだった。
ラストは結局ヒロインが好きなのどっちだったんだ??続編みればわかるの?ヘンゼルとグレーテルに続編なくてこっちにはあるのかい😂
ところどころ感動するが
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伯爵の子供を産んだが裏切られてその子を殺された女性が魔女となる。
そして国を出て新たな王国を築き、女王として支配する。
そこでは子供を誘拐して来ては育て、強い軍隊を作った。
ルールは誰も愛してはならないことだったが、守らなかった男女が引き裂かれる。
しかし国を追われた男は、7年後女と再会する。
そして「鏡」を手に入れようとする女王を妨害するため共同戦線。
しかし女は女王の手先で、主人公を弓で射て女王と共に去って行く。
しかし矢がペンダントに当たって男は助かっていた。
名人の女がミスるはずはない、味方であると判断し、男はドワーフらと城へ。
城では女王が「鏡よ鏡・・・」とやり、そこで何と姉の魔女が出て来る。
そして自分の子供を殺させたのは姉だと知る。
そこに男が攻めて来て、女が味方につき、他の兵士達も感動して味方に。
姉魔女は最強で、皆殺しにしようとするが、女王がそれを妨害。
最終的には女王が鏡を魔法で破壊し、姉も消え、女王も死んだ。
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劇場で見た。
愛する子を奪われて愛を無くし、手下たちに愛を禁じた女王。
しかし心優しさはどこかで生きていて、結局味方になるという話。
そもそも男を殺さずに追放したのも、ひとつの愛だった。
こういう西洋の時代物って面白かった試しがないよな~。
でも最近は楽しもうと思って見ることが出来るようになって来ていて、
それなりに感動する場面もあったし、まあまあ良かったかな。
姉魔女が吉村由美っぽい。
華がない…。
夢のある世界観ではナカッター。結構、泥だらけ(笑)
魔女の魔法(映像)は凄い!泥だらけの白雪姫は、剣とか握ったこと無いとか言った割に、ちょっとの間に剣とか強くなって、不思議すぎ!ただ、毒リンゴからの復活シーンは、何故かパッとしない感じ。愛とか夢とかを感じないけど、現実的なのか?見どころがイマイチ。永遠に生きる魔女になった女性の呪縛を解放したお姫様の話って感じでした。
白雪姫の白い馬
鏡よ鏡・・・
別の物語
小人が出てくるまで白雪姫が元になってるのを忘れちゃうくらい新しいストーリーな感じがした
スノーホワイトも女王も美しかった!
スノーの芯がある性格は個人的に好き
途中のファンタジーな世界も綺麗で見ていてわくわくした
ジャンヌダルク風
有名なグリム童話の「白雪姫」、ディズニー初のアニメーション「白雪姫と七人の小人(1937)」が有名だが20本以上も映画化されたお伽噺の定番中の定番。グリム自身のバージョンでも初版では魔女は実の母でした、モデルもドイツの伯爵夫人やギリシャ神話のキオネー、バイエルンのマリア・ソフィアとか諸説ありバリーションもヨーロッパ、アメリカ、アフリカ中東、中国、インドほかと多彩です。ですから、もののけ姫風でも、中世の戦国時代劇風にアレンジしたりジャンヌダルク風に戦っても納得です。
ただ、ディズニーのイメージが強いので毒りんごを農婦でなく王子に化けて渡したり、猟師のキスで目覚めたりというひねりが面白かった、脚本では老婆でしたがルパート・サンダース監督が月並みと変えたようです。女王はシャーリーズ・セロンのせいか、さほど怖さや不気味さが感じられなかった、むしろ美人ほど老いへの抵抗、若さへの執着が強いのだろうと思わせるキャスティングなのでしょう。
続編が予定されていましたがサンダース監督とクリステン・スチュワートの不倫騒動のせいで魔女に妹がいたというスピンオフ、スノーホワイト(クリステン・スチュワート)抜きの映画「スノーホワイト 氷の王国(2016)」になりました。
終わり良ければすべて良……最後どうした!?
モヤモヤしてるので思いっきりネタバレします。
①最初に城から抜け出して海に飛び込んだあと、白馬がさも待ってましたと言わんばかりに居るのはなぜ??なにか仕掛けがあったのかとあとで判明するのを待ってたが何もない。どこから来たんだ
②水辺の家のシーンで、夜にスノーホワイトを置いて出て行くエリックが女性に「俺とは離れていた方が安全だ」って言うから、呪われた過去とか持ってんのかと思ったら別に何もなかった。狙われてるのは常にスノーホワイトであって、女王の弟でさえエリックに因縁こそあれスノーホワイトを追いかけてるところにエリックがいるだけだから、あの匂わせるセリフなに?ってなった
③ドワーフたちの病が治ったことでスノーホワイトに治癒の力があるかのような描写があって、シシガミ様ばりの白い鹿と触れ合うシーンがあるけど結局あの鹿は何だったの?森の主?病を治すことが出来るなら、怪我の治癒とか出来るのかと思いきやガスが奇襲で謎に生き絶え、ただ泣くスノーホワイト
④森で寝て起きたときにスノーホワイトがアップになるが、唇が口紅のピンク色になるのが不自然。どこでメイクしたのよ。よく野営もするけど、何を食べてトイレやシャワーはどうしたのか、途中から雪原を歩いてる時に着てるローブはどこで手に入れたのか。そういう細かい設定が雑。ハイホー♪ハイホー♪を歌わないのもちょっと残念
⑤黒い森とか妖精の森とか魔法にちなんだ世界観で良かったけど、黒い森に魔女の力が及ばないのはなぜか?そもそも黒い森とはなにか。魔女が死んだら無くなるの?変な化物みたいなのがいるのに、魔法を使えるのは魔女だけなのも不思議になってくる。あと、森から出たから魔女にはスノーホワイトたちの位置が分かるようになった、っていう決定的な場面がなくて観てる人の想像にまかせすぎ。てか女王の弟は森での最初の決戦でエリックに段下に突き落とされて木の化物に捕まったのにどうやって生きて帰ってきたの?
⑥ウィリアムのキスだと目覚めなかったけど、その前に魔女が扮したウィリアムに森で自分からキスしに行ってるよね?好きだってことじゃないの?ウィリアムのキスで目覚めない(好きじゃない)なら、スノーホワイトが自分からキスするシーン要る????
⑦エリックはエリックって名前があることを今調べて知ったんだけど、最後結局どうなるの!?スノーホワイトが目覚めたってことは両想いってことでしょ?なんで中途半端にするのか。結局妻より愛した女が女王になって、平民の服着た自分とはもう釣り合わないと分かったなら、見つめ合わずにさっさと退城すれば分かりやすかったのに。ここが一番消化不良でわざわざ新規アカウント登録してクチコミ書きました。
あーーーーーー世界観が好きだっただけにホント消化不良。
面白いけど。
なんじゃこりゃーっ!!
シャーリーズ・セロンの美しさに見惚れてたらウトウト→→気付けば場面が森へ→→大きな白い鹿が登場「もののけ姫」かと思うような場面へ→→かと思ったらジャンヌダルクのような展開(笑)
白雪姫が甲冑して戦ってる~!!
なんでー?
マイティ・ソーも大暴れで頭の中が混乱!?
ハチャメチャ映画でした。
クリスヘムズワースなのでとりあえず最後までみた。 ゲームオブスロー...
本当はダークなグリム童話をダークに描くという発想は宜しい。途中色々と工夫を凝らしているが、最後が思ったほど盛り上がらないので、面白かったというより長かったという印象が勝ってしまう。
①クリスティン・スチュワートに王女らしい気品や貫禄が足りないのがまず残念。②邪悪な王妃は強い魔力を持っている筈なのに肝心な時に使わないのが物足りない。最後も呆気なく倒されちゃうし。シャーリーズ・セロンの為に王妃の過去や内面を表現する部分を付け足したのかもしれないが、中途半端。徹底的な悪として描いた方が面白かったと思う。③本当は死体にキスしてるんだよね。
グリム童話の『白雪姫』を古代戦記モノ風にアレンジ
ラヴェンナの生い立ちとか、プロローグである王国を奪うエピソードなんてのはなかなかのアレンジ。幻の軍隊が現れ、王国はかろうじて打ち破るものの、そこに捕虜として捕えられた女に魅せられ、妻を亡くしたばかりの王はすぐに結婚。そして、ベッドの上で暗殺・・・
7人の小人(最初は8人だったが、1人殺された)が登場したときも、すっかり童話ということを忘れていて、何か『LOTR』の雰囲気をそのまま借りたストーリーに見えてしまった。そのドワーフの森も幻想的で良かったのだが、白鹿が登場した時は『もののけ姫』のパクリだと感じてしまった(多分多くの人が)。
オリジナルからの違いと言えば、タイトルにもあるようにhuntsmanのエリック(ヘムズワース)の存在。王子のキスによって目覚めるんじゃなくて、無骨な男のキスによって目が覚めたんだからなぁ。そのエリック、森の案内人として女王の手先だったが、彼も妻を亡くして自暴自棄の生活をしていた。その妻を殺したのが女王の弟。おかげでプリンセスとの主従関係を確固たるものにして、小人たちと王国を取り戻すために活躍することになった。
結局はCGを生かした戦記モノになってしまったが、女王を倒し、恋仲になるのはどっちだ?といった含みを残して終わる。弓師ウィリアム(サム・クラフリン)は公爵の息子なんだから、ひょっとしてスノーホワイトとは従姉弟同士なのかとも思う。まぁ、新たな血筋を入れたほうが、王国は発展するのかな・・・続編が作られると聞いてビックリだった(笑)
とにかくシャーリーズ・セロンの魔女王の方が魅力的すぎる。逆にヒロインのスチュワートがラジー賞を獲得したのは納得の受賞だ!
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