セカンドバージンのレビュー・感想・評価
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映画としては皆の評価どおりだけど、戒めになる。
映画の後味が悪い。でも、これが現実だと分からせてくれる、という意味では、良いかも。
2024年という、当時からすると未来になってから初めてドラマを観たので、ドラマにも、古さは感じたけれど、こんな時代(キャリアウーマンがまだ珍しがられる時代。金融関係も当時は花形だったし。女性が体のラインの分かる服で出社したり、不倫が多かったり)もあったな、と懐かしみながらも、主人公同士が惹かれていく様子は、自分自身、こんな恋愛懐かしいな、と思いながら、共感できた。長谷川さんのリアルな出世物語のようで、私は、鈴木さんの切なさに共感できた。しかし、ドラマは、恋愛の楽しい部分が多くて、観てるほうも楽しめるけど、美化されたままだった気がする。
映画は、ある意味、リアルかも。景色は幻想的なものの、主人公の人間関係はリアルな気がした。男が落ちぶれたとき、いつまでも傍にいるのが良い事ではない、と思う。愛してるからこそ、お互いのために区切りをつけるべきなのでは?けじめをつけて、男を再出発させて、別の人生歩むべきなのでは?そんな男の?本音を言ってくれたような気がして、かえってスッキリ。現実を見れた気がした。
るいさん、恋愛下手。外見は綺麗だけど、息子を育て上げなかっただけあって、男という生き物を知らない。でも、完璧でないのが人間。
ドラマでは悪役だったマリエさんが、映画では、この先の人生、楽しみが待ってる予感さえする。
映画単体としては??だけど、こうやって、議論したくなったから、そういう課題提供という意味で、ドラマの余韻をいつまでも引きずらない(視聴者の未練を断ち切る)ためには、良い映画かも笑。
色恋には見切りをつけよう!そういう戒めになりました。
ドラマのほぼこすりで映画が薄っぺらい
ドラマヒットの二番煎じの続編をとの商魂からのこの作品だったんだろうけどこれは酷い。ドラマのほぼこすりで映画にはほぼ進展進捗がない・・・。終わり方もほんとにこれでいいの?これで終わらせるの?という何ら感銘受けることもなく終わる駄作
なにこれ?
たぶん私が女性だったなら、それも「アラ50」であったなら、もうすこし評価点は良かったかも知れないのですが……、一言で言うと、ヒドい、ヒド過ぎる作品でした。
ずっと年下の男が、落ちぶれて、瀕死で異国の病院に寝ている。
その男を愛し続けている年上の女という、とても独りよがりなだけの、間延びしきった物語でした。
シナリオは、零点レベル。良いところが何一つありません。
鈴木京香を映画館の大スクリーンで見ると、役柄は45歳ということですが、それ以上のお年をお召しになっているように見えてしまうので、映像とは残酷なものだと感じます。
それではどうして☆二つを付けたのか、という理由ですが、熱帯地方の森林の音と光を堪能させていただけるという点に尽きます。
疑似熱帯浴に感謝して、☆二つ。
これで雨に打たれる緑の匂いが(劇場の空調装置を使って)漂ってくる仕掛けでもあれば良かったのですが。
2010年にNHKで放送された同名人気ドラマの劇場版。ドラマ版から...
2010年にNHKで放送された同名人気ドラマの劇場版。ドラマ版から設定を新たにし、マレーシアのクアラルンプールを舞台に、離婚経験のある45歳の敏腕出版プロデューサーの中村るいが、17歳年下で既婚者のネット証券会社社長・鈴木行との不倫におぼれていく姿を描く。
評判通りの駄作
ぶっちゃけ、何もない映画。
どうでもイイ映像をタラタラ流して、過去を振り返るシーンは時制がバラバラで、エロシーンも女同士の醜い争いもライトで。コレは一体、何目的の映画なの?
途中から1.3倍速で観たけど、長く感じました。
次から次へとTVで人気だから映画にしました、と言われても…
NHKドラマは結構好きだ。「ハゲタカ」「坂の上の雲」…
その劇場版も見応えあるものが多い。「ハゲタカ」「外事警察」…
だけど、本作は…
品行方正なNHKとしては異例のスキャンダラスな内容で話題を呼んだこのドラマ。
鈴木京香演じる敏腕出版プロデューサー・るいと長谷川博己演じる17歳年下で妻帯者の若手キャリア・行の不倫愛。
映画では、TVの5年後。二人はマレーシアで再会するが、行が事故で意識不明に。意識を取り戻すも、記憶を失っており…。
まるで、韓流ドラマのような設定。
そこに、「失楽園」のような不倫愛を織り込んで、狂おしい究極の大人の恋を描いたのだろうけど…
わざわざ映画でやるような話?
何故に舞台がマレーシア?
次から次へと疑問符が続出。
ラブシーンも色っぽいだけで激しくはない。
鈴木京香と長谷川の奥さん役・深田恭子とのドロドロ女のバトルをもっと見てみたかった。
物足りない点も多い。
鈴木京香の大人のイイ女っぷりが唯一の救い。
ぶっちゃけ、全く話に入っていけなかった。
これは、TV版を見ないで映画版を見てしまった自分が悪い。
作品に罪は無い。
(でも、「外事警察」の映画版はTV版を見ないでも楽しめたんだけどね…)
素晴らしい作品でした♪
ドラマの方が良かったという声が多かったり、あまりよくない評価を目にしたりするのですが。。。
私はとても素晴らしいと感じました。
一番のおめあての長谷川博己さん(行さん)の登場は確かに少なくてちょっぴり残念。でも、回想の中のスーツ姿や落ちぶれてやさぐれているお姿も、現在の時間の中での包帯をぐるぐる巻かれベッドに寝かされて動けなくてもそのお姿は美しく惹きつけられました。鈴木京香さん(るいさん)は設定上看病疲れなのでしょうねとお見受けされましたがそれでもやはりお美しかったです。葛藤がありながらも思いあっている二人の様子、るいさんの心の動きをどきどきしながら見守り味わい鑑賞しました。束の間の喜びから一転して不安な時が続き…最後には達観できた愛の軌跡、見事でした。アラフィー女性の私には行さんの心の動きは見えにくく、でも、それは行さん自身もどこからどこへたどり着くかわからない不安定なものなのだと鑑賞を重ねるごとに理解できてきました。そのような心の動きが丁寧に描かれており、静かな時間がゆっくりと流れるしっとりとした切ない物語でした。
私は私の愛を知っている
ずっと忘れません
『セカンドバージン』を見なかった言い訳レビュー
NHKドラマにしては、挑戦的にセクシーだった話題のドラマの映画版が本作です。なぜ見なかったのかというと、不倫の葛藤と不可欠なお色気の描写をごまかしていると予告編から察したからです。本作はあまりの無難な仕上がりではないでしょうか。
NHKドラマといえば、映画にもなった『ハゲタカ』や大河ドラマのように映像のクオリティはどれも高いのです。それもそのはずで、国民の血税を投入して撮影機材では業界一のクオリティを発揮できるからでしょう。
本作の予告編だけでも、映像美については申し分ありません。
ただ見てきた人の話では、これならドラマ版の方がよほどセクシーだったと言うのです。ぜったい映画の方がテレビの倫理規定よりも自由が利いて、もっと官能的に挑戦できるはずなんですがね。
しかし、小地蔵は昔映画「良寛」で鈴木京香のわがままさに直に触れているから分かります。彼女は絶対脱がないし、脚本にも相当ダメだししたのでしょう。だから監督の演出が拙いからなのでなく、わがまま主演女優の介入で、当たり障りのない不倫ドラマになってしまった可能性が高いのです。
何もお色気だけにこだわっているのではありません。およそ映画製作に関わる人は、妥協ない情熱を観客に見せつけて欲しいのです。ここのシーンで必要であれば、一命をかけてまでも演じるという気迫を見たいのです。
スクリーンから見えたのは、演技でなく若い俳優にうつつを抜かす姿だったのでしょうかねぇ。
少しはしょりすぎ
最初の方はテレビの先週のあらすじみたいで、テレビを見てない人はわかるのかな?と思いました。テレビでのあのどきどきした。めくるめくようなものは無く。死に行く彼をタイの穏やかな空間の中で、愛を確かめる映画なのかと思いました。最後に愛した証しがあれば死に行くものも、送るものも、納得できるのだと理解できました。それは幸せな事だと思います。
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