名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)のレビュー・感想・評価
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探偵たちの友情物語
今回は蘭ちゃんが今ひとつでその分、灰原や少年探偵団が目立ってたかも。
おっちゃんもいつもと違ってかっこよかった。
ただ、今回はストーリーが謎解き中心でややこしかった。
研究部の部室で3代目会長の絵が飛んでいることに気づいたコナンはさすがで、平次はもちろん博士も良いタイミングで助け船を出していた。
相変わらずのキッドも存在感すごかった。
終ってみれば、捜査の依頼人伊東にかき回された物語てな感じ。
気になったのは平次も白馬も父親を利用しての情報提供、これってりっぱな機密情報漏洩では?
でもこの映画の一番言いたかったところは「警察官たる者、デート中でも気を抜くな!」ということかも知れない。
ねえ、佐藤警部補と高木刑事。
『名探偵コナン』劇場版 第10作
コナン映画として異例の多い作品
阿笠・目暮くらいの年齢になってくると、評価も上がってくる・・・体型もか?
初めて映画館で観たコナン。それでもかなり面白かった。大阪の服部平次は知っていたし、怪盗キッドも見た事あるので、わからないのは白馬って奴くらいだ。依頼主の謎の男は“ヒント”を手掛かりに謎を解いてもらいたいと毛利のおっさんとコナンに挑戦状を叩きつけたのですが、夜10時までに解けなかったら手首につけられた遊園地“ミラクルランド”のフリーパスIDが爆破してしまう。例によって、可哀想な人質は蘭と子供たちだ。そして最初のヒントは“TAKA3-8”。「競馬だよ、競馬!」などとお子様も多く鑑賞する中で叫ぶわけにもいかず、「3-8は二連単を表し、TAKAは馬主に違いない!そうだ、もしかするとホリエモンが飼ってる馬で・・・」と推理しながらの鑑賞は暴走しがちとなった・・・
4月4日に起こった現金輸送車襲撃事件と、怪盗キッドによるダイヤモンド強奪事件。横浜オーシャン大学の犯罪研究クラブ出身の男が浮上してきて、その卒業生の中の1人西尾が殺されていた・・・などと、かなり本格ミステリーの様相を呈してくる。しかも、犯人はコナンのことを工藤新一だと知っているといった謎。もしかすると、工藤新一を小さくしてしまった黒幕にも触れるんじゃないだろうかとワクワクしてしまいました。
こうした推理ものに対しては意外な視点で臨むと正解が見えてくる場合が多い。いつもの悪い癖で、毛利のおっさんが借りたワゴン車が新宿ナンバーの“仕出し弁当 松風亭”であることが怪しいなどと睨んだことも徒労と終わった。しかし、謎の依頼者は案外簡単にわかるし、狙撃者だって予想がつく。残るは、工藤新一を知っている事実や、怪盗キッドの絡み方、白馬が途中でいなくなったことに絞られてくる面白さ。白馬=キッドという妄想をしてしまうこともファンにとっては興味深いところでしょう。
今回は蘭ちゃんが愛らしく思えるシーンはほとんどなかったけど、灰原哀ちゃんの大人びた憂いのある表情も楽しめるし、原作もTV版も劇場版もあまり知らない大人であっても、阿笠博士と目暮警部の最後にとった行動に泣けるはずです。涙出ちゃった・・・
〈2006年4月映画館にて〉
【追記2020.5】
遊園地をベースにした内容、時限装置付き爆弾を扱った作品は他にもあるけど、最初から「事件は何?」という謎からスタートする、ある意味ハードボイルドタッチな変わった作風に満足。しかも少年探偵団の3人もしっかり探偵してるし、“探偵たち”大集合といった感じ(キッド含む)がとても良いです。
結末には納得出来ませんが、映画全体としては面白かったと思います。
蘭や和葉を人質に取られたコナンと平次、そしてキッドが、殺人事件の謎に挑む物語。
随分前に鑑賞済みですが、録画していたものを再鑑賞。
コナン、平次、キッドがそろい踏みする作品ですね。
映画全体としては好印象です。展開もスムーズですし、謎解きの楽しさもあります。私的にお気に入りキャラの灰原のぶりっ子演技や「死ぬわよ」のセリフは、映画の魅力を少し上積みしてくれました。
ただ、あのラストには納得感がありません。何も残らない結果のように思えて、映画の魅力が半減したような失望を感じます。その部分だけ、評価は大きく下げさせて頂きました。
あと、キッドと言うキャラクターは嫌いではありませんが、コナン映画の登場としてはどうなのでしょうか?絶えず、コナンを先回りしている印象があって戸惑いを感じます。一度、コナンがキッドを撃退するようなシチュエーションも見てみたいですね。
平次に、キッドに、総出演。
今日は楽しかったかい?
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