「脚本家の倫理観が、欠如している」名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム) りゅうとりあさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本家の倫理観が、欠如している
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平次が犯人に「不細工な顔やなぁ」と言うシーンがあり、ルッキズムを再生産する描写に辟易した。
日本や韓国など、ルッキズムが過剰で、美人だとか不細工だとか、大袈裟に騒ぐ風潮がある。(整形大国でもある)
そんな風潮のない、海外ドラマで、刑事や探偵が、犯人の容姿に口出しする場面を見たことがない。
(わざわざ、不細工だ、と言うような場面を見たことがない)
人権感覚のある先進国では、「容姿で人を差別してはいけない」という共通認識があるから、このような表現は出てこない。
日本は2020年代になって、ようやく、人権感覚が出てきたような国なので、この映画の公開時のような、昔の作品は、セクハラやパワハラや、年齢差別、人種差別、容姿差別など、当たり前のように見られる。
そういう時代背景があるにしろ、不快なものは不快なので、脚本家と、それをOKした監督には、反省してほしいと思う。
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