ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプランのレビュー・感想・評価
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・・・ビローン
「アイ・アム・デビッド」を手掛けたポール・フェイグ監督が、「宇宙人ポール」など、コメディ作品への出演経験が豊富なクリスティン・ウィグを主演に迎えた下ネタ、お下劣を遠慮なく詰め込んだ群像劇。
その際どいお下劣レベル、問答無用の下ネタワールドを撒き散らし、アメリカで高い評価を獲得した作品が、本作である。「女子会」「ママ会」と銘打って、ひたすら集まる女性の方々が社会権を得ている現代。
果たして、あの「ホルモン」やら「バイキング」を目の前に語りつくす女子会とは、いったい何を話している空間なのだ・・と、純粋な好奇心から男子禁制の女の園に関心をもつ男性には、その答えの一端が見えてくれる作品である。(もちろん、本作のような危険すぎるトークばかりでは無いと思う・・思いたい、うん)
ただ、一本の作品として2時間の暗闇を引っ張っていく魅力があるかという視点で見ると、首を傾げざるをえない。とにかく、「そうよね、女友達ってこんなに難しいのよね!分かるわ~観終わったら、カフェで感想語り合いましょう!」という女性の共感を得るために(あるいは、スター〇ックスの売り上げ向上のために)安くないドル札をつぎ込んだ低い志の映画と捉えられないとも言い切れない。
会話の意外性、汚さ、紋切り型の感動を並べ立てても、それは一つ一つの練りこんだ会話劇の縫い合わせでしかなく、「物語」ではない。中だるみというレベルではなく、全編にわたって使い古したブリー〇のような「ビローン」とした弛みが満ち満ちて、その語りの弱さを拭いきれない。そもそも物「語り」ではないのだから、仕方ないといえば仕方ないのだが。
女優陣の細かい人物設定も、結局「ああ・・あのトイレで〇〇した人ね」で終わるお下劣要素の不気味なまでの力強さ。しっかり関心を引き付ける的確な人間ドラマがあってこそ活きてくる小ネタ、下ネタが主役を張る世界は、ただただ悲しいばかりである。
さて、この映画で何を感じれば良いのか。何か、学べる事がありましょうか・・・ありました、ありました。ありましたよ、一つ。
「出会いが欲しい女子は、車のバックライトの故障をすぐ直してはいけない」
『ハングオーバー』の女版って?
女性が作った(書いた) コメディ映画なので、下ネタがあっても 大胆さに欠けてる。 一見『ハングオーバー』のようで 「結婚式まえ」 「友達」 「お酒」などなどのキーワードが 一致するけれど、盛り上がりは イマイチ。。 それより「男性よりも 頭で考える生き物(女性)」と言われる、いちいち面倒臭い 女の友情とプライドと 「本能で動く生き物(男性)」を理解しきれていない 負け犬扱いの主人公の 成長を追う、ヒューマンドラマ?(いえ、コメディです、笑)
主人公のアニーを演じ この作品の脚本を書いた クリスティン・ウィグ。 何気に スタイルよくて、体当たりコメディも なかなか笑えるのですが どこか垢抜けない 彼女。 …キャメロン・ディアスに 頼んだほうがよかったかも? …それだと 親友・リリアン(マーヤ・ルドルフ)と釣り合いがとれないか。。 アニーと プライド対決をし続ける ヘレン役に ローズ・バーン(『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』で エージェント役をやってた人、結構 美人☆)。 ゴッツい女友達・ミーガンを演じた メリッサー・マッカーシーは 『ハングオーバー』のザック・ガリファナキス的ポジション。 アニーのルームメイト・ジルを演じた マット・ルーカスは『アリス・イン・ワンダーランド』で双子のツィードゥルを演じた人。 アニーと出会う警官役に クリス・オダウド(『パイレーツ・ラジオ』で気弱なサイモンを演じた彼)。
興味深い俳優さんがそろった作品。 場内では 主婦層にバカうけギャグもありました(まぁ下ネタですが、笑)DVDで、どうぞ。
P.S. ウィルソン・フィリップスって 懐かしー!! エンドロールのお楽しみも 『ハング…』を意識してる、な(笑)
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