「二人の初期衝動」ヒミズ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
二人の初期衝動
後半からテンポが悪くてダルい、原作読んでれば事足りる、最後は突き放さずに茶沢さんが救いの女神か、園子温が付け足した物語では今後の茶沢さんが心配になる、住田の出所まで茶沢さんが自分を保てるのか、個人的には飽きがきている二階堂ふみの初期衝動とでも言うべき演技と存在感が素晴らしい。
古谷実の原作を『愛のむきだし』から手癖が尽きない園子温の演出と震災を挟み込んだ効果は、次作にオリジナルで『希望の国』をNHKで番組まで御丁寧に、今思えば園子温の価値観を被災地や古谷実にまで性行為強要をブチかましたに過ぎない、冗談でもそう思えてしまう!?
本作は古谷実の世界観に染谷将太や二階堂ふみによる若い才能の努力が開花した結果、園子温の個人的な解釈は余計なノイズでしかない。
窪塚洋介と渡辺哲の組み合わせは狙ったか??
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