劇場公開日 2011年10月15日

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一命のレビュー・感想・評価

全50件中、1~20件目を表示

4.0紅葉(もみじ)を模した菓子は、なぜ緑色なのか

2011年10月16日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

小林正樹監督、仲代達矢主演のモノクロ作品「切腹」を観たときの衝撃は忘れられない。竹光の痛み、どす黒い血、人物相関の図と地が入れ替わる瞬間…。だからこそ、三池監督とは言え、本作への不安は少なからずあった。 思えば、三池監督はいつでも分の悪い挑戦を敢えて選んできた。今回は、様々な点でことさらに。個人的には、笑いを封印した点がいちばんの挑戦だったように感じる。前作「十三人の刺客」ではおぞましすぎて笑いを誘った敵役(稲垣吾郎が演じた藩主)も、役所広司演じる家老は、背筋が凍るまでの冷徹さと悲哀を滲ませていた。 さらに今回印象的だったのは、菓子の使い方のうまさ。饅頭をつましく分け合うのは常套として、井伊家で出される紅葉(もみじ)を模した菓子には唸った。秋の菓子である紅葉が、なぜ緑色なのか? 後半その謎が解けたとき、胸が痛くなった。3D、高画質ならではの美しい紅葉(こうよう)が、違った色を醸し出す瞬間だった。 小林版、三池版、どちらが上、どちらが勝るといった比較にこだわらず、今だから表現し得た、新たな物語世界を味わいたい。

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cma

3.5狂言にしなかった、ではなかった

2024年11月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

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sironabe

3.0役所広司さんが嫌いになる作品

2024年11月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

3.0『切腹』ならぬ不服←ちょっと上手いこと言った。オリジナルには叶わなかったかなぁ。

2024年5月18日
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鑑賞方法:VOD
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野球十兵衛、

3.5ストーリーは同じでも、元作とはまた違った味わい

2022年10月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

元作の『切腹』(1962年)と筋立ての点で大きな変更はないようです。 モノクロ作品の元作から、本作はカラー化されたことで、紅葉など、ドラマの中での時間の経過(季節の移り変わり)の描写が効果的に使われていました。 「リメイク作品は元作を超えない」という評もときおり耳にしますが、本作は、元作とはまた違った味わいができた一本でした。

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talkie

4.0賛否両論にびっくり

2021年10月1日
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前作や原作を知っていると、これが軽薄に見えるらしい。 市川海老蔵じゃダメで満島ひかりもダメ なんだそうだ。 なるほど。 ただ 漠然と(瑛太の切腹風景は見てられなかったが) 娯楽(という言い方もこの場合不適切な言い方だが) として視聴したので、その類のレビューを見て、そうだったのかと驚いた。 まあ栄養状態の酷い母親の乳でこんなにぷんぷくりんの赤ん坊はナイわ、とは思ったけれど。 というか、これってホンモノの赤ん坊を使ったのだろうか。 最後の海老蔵の殺陣は美しく、満島ひかりの演技ももちろん申し分無し に見えた。 満島ひかりの子ども時代は、もうちょっとなんとかならないものか、こういうところに子役の層の薄さもしくは起用の仕方をハリウッドと比較してしまう。 あの顔は将来満島ひかりには、なり得ない。とは思ったが。 瑛太の、竹光での切腹は全く惨たらしい。 人を痛めつける快楽が顔に現れている二名(青木崇高と浪岡一喜)の起用が全くこの場合の悪役にうってつけで、そこに追加される新井浩文の中途半端な存在も良い。〜この演技がもう見られないかと思うと甚だ残念でしかない。 まあ 言われてみれば、 押しかけて来る狂言切腹は、来られた方もこれはこれでただの迷惑にしか過ぎないではないかと見えてしまう、という意見はごもっともであり、海老蔵の殺陣を見つつ、そういう風に感じたのも正直なところではあった。 この作品では、容赦ない体面のみを重んじる武士という存在の空虚さ を描こうとしている訳で、 国民一律医療も公的扶助も一切なく 雇用を切り捨てられた者はもはや生きていく事自体が困難となる有り様を描き切った。 竹光で美しい演舞とも言える殺陣を見せる海老蔵浪人の頑張りは、竹光であるが故に相手の人数は全く減りはしないのでいつまで頑張ろうが終わりはない。 海老蔵の刀は実は三人の死の時は竹ではなく、瑛太は父から譲られた立派な一振りを既に金に変えていたのに自分は武士の矜持に縛られていた(あってる?)事すらも恥ている。たぶんその後に竹に変えて井伊家へ という事のように見えた。だからこそ ホンモノの刀を持つものが怯む程の殺気を 人を一太刀で切り捨てられる武器を手にしているからこそひしひしと感じて腰が引けてしまう、その描き方は見事だった。 と思ってしまって ほお〜っと思いつつ視聴し終わった私は物知らずなのか、となったのだった。 配信でしか見てないしね、という弱みでもあります。 とは言え前作の「HARAKIRI」を この作品以上に残忍さを増す物を 見たいかというと まあ 見なくてもいいか と思う。

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asica

4.5武士として、とは。

2020年9月4日
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鑑賞方法:VOD
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みー

4.0相手の立場に立って考える

2020年8月15日
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Mashi

2.5肩入れしてはいけない

2020年1月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公の家族だけ見ると惨すぎて胸糞悪いが、一番悪いのはこの時代であり、政治である。客観的に見ると狂言切腹の見せしめは必要で、この一家は乳幼児の死亡率や貧富の差を考えると氷山の一角。ただの逆恨みとしか思えない。しかしあの赤ちゃんは太りすぎてて嘘くさかった。

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いつこ

3.0満島ひかり、、出演作品。江戸時代初頭、大名の御家取り潰しが相次ぎ、...

2019年9月11日
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鑑賞方法:映画館

満島ひかり、、出演作品。江戸時代初頭、大名の御家取り潰しが相次ぎ、困窮した浪人たちの間では、裕福な大名屋敷に押しかけて切腹を申し出ると面倒を避けたい屋敷側から金銭を与えられることを利用した「狂言切腹」が流行していた。

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てかる

3.0勿体ない

2019年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

三池作品は「十三人の刺客」以来の時代劇。 前回と違ってかなり全体抑えめなトーンで展開していく。 途中から昔に遡って進むんだけど、 昔の話の端折り方が上手いなあと。 遡る前に出てたキーワードを、どこで言うかとか、 あの‘物’はどのタイミングで…とか、 ちゃんと話の流れの中で見せてるので、 話の理解度が増していくのが楽しい。 あとネコの使い方。 ネコを武士にダブらせて、憎いね。 この監督は時代劇が合っているのか、 それとも元作品(これリメイク)がしっかりしているのか。 ただ最後の殺陣は必要だったのか、それにしても長くないかとか、 面目という飾りを嘲ったものの、ラストは哀しいし。 全体的に哀しい話で高揚感はない。 海老ちゃん凄みは良かったけど、台詞が聞き取りづらい。 役所広司も満島ひかりもいつもの良さ。 瑛太は時代劇にしては台詞が早口過ぎかな。 あと竹中直人が勿体ない使われ方。

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クリストフ

0.5骨抜きの駄作

2019年7月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

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しなり

4.0三池監督

2019年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 同一原作に『切腹』がある。 三池監督にもこんな静の作品が作れるんだな!と感心する。出来ればこの路線を続けてほしいものだと願うばかり(笑)。  瑛太演じる千々岩は妻子のために3両が欲しかっただけだが、武士の面目を重んじる井伊家ではそんな簡単にはいかなかった。望むなら庭先を貸して思う存分切腹すればいい・・・しかし事態はそんな単純ではない。貧困のため刀も脇差も竹みつだった千々岩。家臣の沢潟(青木崇高)はその竹光で切腹させようとしたのだ。なかなか腹に刺さらない千々岩。苦しんでる姿に情けをかけて家老自らが介錯する・・・  同じように津雲が切腹する前に、彼は沢潟、松崎、川辺に介錯を頼みたいと申し出るが、その三人は姿を消していた。そして、哀れな娘婿、千々岩の話を始めるのであった・・・  津雲も千々岩もともに福島正則の家臣であったが、主君亡きあとの広島城受け渡しにより浪人となった身。関ヶ原では同じ東軍だったのに!という部分も虚しく響く。平穏な時代がやってきているのに武士の面目だけは残ることがいかに窮屈なことか。現代に置き換えてみても、単なる詐欺にしか思えない行為なのだが、実際に切腹するとなると侍魂がいかに邪魔になるかがわかる。  津雲が語る千々岩の生活ぶりは哀れでしょうがない内容。しかも孫が死にそうな状況で医者に診せるための3両欲しさに・・・やがて孫は死に、千々岩の死体が届けられたときには妻である美穂(浦島)も自殺。しかし、津雲の復讐心は武士とはなんぞや?と問いかけるような行動。沢潟らを殺すわけではなく、髷を切っただけなのだ。クライマックスでは竹光で大勢の井伊家家臣を相手に大乱闘。彼には相手を殺す気なんてのはないのだ!殺陣もさすがだけど、心にグサッとくるものがある。

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kossy

4.0大変良い。

2019年1月8日
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2016年01月11日鑑賞。 3回観ました。

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bayashi23

4.5すごい良かった。瑛太と満島ひかりに泣かされ、海老蔵に興奮した。

2018年10月13日
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すごい良かった。瑛太と満島ひかりに泣かされ、海老蔵に興奮した。

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collectible

3.0切腹=現代の自殺ではないということか。

2017年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

切腹。 死ぬだけならば飛び降りるとか、川に流されるとか、もっと楽に死ねる方法があるだろう。 あえて一番キッツイ方法で自ら命を絶つことで周りに一目置かれたりする。 現代社会においては有無を言わさず「命」が一番大切。 かといってこの時代は人の命が軽かったのか、ということではない。 自分の命に代えてでも守りたいものがあるとき、「自ら命を絶つ」という選択肢があったということなんだ。 それが愛するものなのか、自らの名誉なのか。 むしろ現代よりも命の価値や尊厳が重かったということなのかもしれない。 海老蔵、あんまり好きじゃなかったけど、立ち振る舞い、所作が美しい。 見直した

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ともぞう

4.0命の価値

2015年7月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

海老蔵の演技がスゴイ!大見栄、眼光、声の荒立て方、静かさの中に見える怒り、全てがスゴイ迫力で、圧倒的でした。三池崇史監督が真面目に作った映画は、本当に面白い!真面目に作ってない映画も多いけどね(笑)

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サケビオース

3.0狂言切腹

2015年4月10日
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悲しい

興奮

なかなか面白かった。本家『切腹』も観てみたいと思う。

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pazoo

3.5役者さんが悪いのか、演出が悪いのかしらないけど、みんな軽い感じで悲壮感がなく、悲惨なだけだった。

2014年5月17日
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悲しい

怖い

興奮

三池監督は、すごいチャレンジャーだと思います。今までいろんなことに挑戦して、とうとう日本映画の歴代最高レベルの名作に手を出した。 これは自分の演出力に、かなりの自信がなければできないことだと思います。 でもちょっと不思議なのは、宣伝とか解説その他に小林正樹監督の「切腹」のリメイクと書いてないことです。 ということは、別物だから比較しないでということで、真っ向勝負というわけでもないのかな? 内容的には、いわゆるリメイク映画と比べるとよくできている方だと思うけど、やっぱり元が超名作だけに、真っ向勝負はきびしいかもしれないというレベルでした。 いろいろイラっとくるところはあるけど、一番気になるのは配役かな? 仲代さんがやっていた役が、海老蔵さんでは、軽くなり過ぎ。作ったときには想定外だったのかもしれないけど、暴走族に殴られて逃げ回っているイメージがあってよくない。 やるなら瑛太さんところでしょう、それだったらピッタリだった。 海老蔵さんのところは、ベタだけど、役所さんがやればよかったと思う。 それから、満島さんのところもかわいいけど、よくない。 幸うすい感じはいいのだけれども、童顔すぎて悲壮感(悲しさの中でりっぱに振る舞うようす)がない。 全体的に言えるけど、役者さんが悪いのか、演出が悪いのかしらないけど、みんな軽い感じで悲壮感がなく、悲惨なだけだった。 テーマ的にも、別に同じにする必要はないけど、前は「カティンの森」(2007)的なものだったのに、今回は単なる復讐劇というか、武家社会への反抗みたいなものがメインで、だいぶ軽くなっていて、あまり共感できなかった。 それから、劇場で3D版で見たけど、覚悟していたとはいえ、3Dだったのは雪と文字だけという、とんでもなく酷いものだった。

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Push6700

3.5歌舞伎役者の迫力。

2014年5月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

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momo