サラの鍵

劇場公開日:

サラの鍵

解説

タチアナ・ド・ロネの同名ベストセラー小説を、クリスティン・スコット・トーマス主演で映画化。1942年のフランス、パリ。ユダヤ人の迫害が過激化するある日、幼い弟を納戸に隠したサラは、納戸の鍵を手にしたまま収容所へ送られてしまう。そして現代。アメリカ人ジャーナリストのジュリアは、ユダヤ人迫害事件を取材するうちに、あるユダヤ人家族の悲劇を知り……。第23回東京国際映画祭で監督賞と観客賞を受賞。

2010年製作/111分/G/フランス
原題または英題:Elle s'appelait Sarah
配給:ギャガ
劇場公開日:2011年12月17日

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(C)2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinema

映画レビュー

3.5サラが鍵をかけたものは

2024年2月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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つとみ

4.5ナチス·ドイツ占領下のフランス 1942年7月16,17日に行われ...

2023年7月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ナチス·ドイツ占領下のフランス 1942年7月16,17日に行われた フランス警察によるユダヤ人一斉検挙 ヴェロドローム·ディヴェール(ヴェルディヴ)事件 10歳の少女サラ・スタルジンスキは 弟のミシェルを納戸に隠し鍵をかけた🗝 2009年 パリでフランシスの夫と娘と暮らす アメリカ人ジャーナリスト ジュリアは ヴェルディヴの記事を書くになる 取材してるうち 義親から譲り受けた家は かつてサラが住んでいたことを知る 1942年と2009年 サラの足跡を辿り サラの家族、ジュリアの家族 過去と現在を交互に描かれながら 交差する家族との関わりをひもとく . 「現代の視線では、今を生きている私たちがホロコーストについて考え、そして昔を知ることが重要です。過去の視線では、急いで生きている現代人に対して、過去のことは将来に何らかの影響を与えるのだ、どんな些細なことでも未来の世界に通じている。 ───ジル·パケ=ブランネール監督」 「真実が知りたかった」 「真実を知るには代償が伴う」 「他人の人生に干渉し、過去を掘り返し、批判する。私は何様?何て自分は傲慢なのか…」 ジャーナリストのジュリアの言葉 知らなくてもいい事もあるけど 知って救われた人々がいる 過酷で辛く悲しいお話だけど 人の優しさと温もりも感じられる作品 1942年7月におきたこの事実 81年後に初めて知りました 理解には程遠いけど でもまずは事実を知ること 1995年フランス政府(シラク大統領)は 事件への責任を認めた 2007年に発表された タチアナ·ド·ロネの同名小説を映画化

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lily

5.0ジュリアの娘のサラが生きる時代は平和であって欲しいと願わずには…

2023年4月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

少し前、ナチス関連の映画を紹介する本で、 この作品のことを知ったが、 キネマ旬報で第38位との評価には 納得出来ない素晴らしい感動作だった。 中盤まで、なかなかそれぞれの登場人物の 関係が分からず、理解に苦労したが、 徐々に「ソフィーの選択」に似た匂いが 感じられてきて、 弟を死に至らせた十字架を背負い続けた 女性と、 彼女に関わりのあった沢山の人々の人生模様 が見えてきた。 中盤以降は、彼女の周辺に登場してくる 心優しい人々に護られながらも、 トラウマに支配され続けたサラの人生を 推理劇のように徐々に解き明かす演出に 引き込まれると共に、 その影響を受けたジュリアが、 夫に反対されながらも出産を決意する心の 変遷にも感動を覚えた。 そして、出産後のジュリアが 「娘の名前はサラ」と、 サラの息子に告げた場面では 涙をこらえられなかっただけにとどまらず、 このシーンを思い出して こうして投稿文を書いているだけでも 更なる涙が溢れてきた。 窓の外を見つめる娘の 後ろ姿のラストシーンに、 ジュリアの娘のサラが生きる時代は 平和であって欲しいと 願わずにはいられなかった。  4/19・24と2度の再鑑賞。 それまで、同じ作品を二日連続で 劇場鑑賞したことはあったが、 ビデオレンタル期間内とはいえ、 1週間で同じ作品を3度観たのは初めて。 そして、その度に号泣してしまった。 ジュリアの出産への思索の変遷には やや不充分さを感じるものの、 “全ての希望は真実の上にあるべき”との テーマ性が私の心をわしづかみする 見事な演出には、 評価を満点するしかないと 🌟5つに変更させて頂きました。

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KENZO一級建築士事務所

4.0心は張り裂けた

2023年2月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

とにかく悲しい。戦争のために家族を失い、孤独なまま大人になったサラ。心がずっと穴の空いた状態で、優しさや穏やかさを感じても、彼女の中に留まらず、みんな落ちていってしまう、のかもしれない。自分がもし彼女と同じ立場になったら、果たして正気でいられるだろうか。人の一生に起こる、いくつもの「If」。いつどこで、どのような形で現れるのか、誰にもわからない…。 BS松竹東急の放送を鑑賞。

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ぷにゃぷにゃ