ほしのこえのレビュー・感想・評価
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恋愛 宇宙 ロボット
恋愛がメインなんだけど、ロボットが出てきます。
宇宙軍で宇宙に旅立った女子と、地球に残った男子、
恋愛と宇宙とロボットが一緒になってて、マクロスって、こんな感じ?
クオリティ的には、ゲーム中のムービーシーンみたいです。
うーん。
そのクオリティと情熱がすごい
DVD鑑賞
ほとんどを一人で制作して作られたフルデジタルアニメーション。
業界やアニメファンの間で話題となり、新海誠の名を世に知らしめた作品。
「すずめの戸締まり」公開に合わせプライムで新海作品が大量に配信されたのに、何故かラインナップされなかった本作。久しぶりにDVD借りて鑑賞です。
今観てもやっぱりそのクオリティと情熱がすごい。
これを一人でやったのかと、只々驚かされます。
オリジナルでは声優までやってるんですよ?
ウラシマ効果によって引き離される二人を描いた物語で、二人の時間だけに焦点を当てているのでシンプルな分切ないですね。
後の新海作品でもずっと描かれるテーマがここにあります。
あと監督の初期作品観ると、やっぱり天門サウンドが一番フィットしてるなと感じます。
こうしてみると、また監督の短編がみたいですね。今となっては難しいのかもしれませんが。
そうそう。冒頭で「プライムでラインナップされなかった」と書きましたが、「彼女の猫」観終わったらしれっと本作が始まりましたよw
背景や建造物やロボットはまともなのに人物だけ作画崩壊
U-NEXTで鑑賞
初鑑賞
2002の作品
新海誠のデビュー作
24分の短編
SFロボットアニメ
若い男女の遠距離恋愛
女の子がロボットを操縦する
国連宇宙軍のパイロット
巨大な宇宙生命体を相手に宇宙戦争
だいたい2047年という比較的近未来だが携帯の型が古すぎて笑える
2002年じゃスマホは予見できないのはわかるけどこれはしゃーない
しゃーないでは済まされないのはキャラクターデザイン
主人公と彼氏が作画崩壊
ありえないミス
なぜそこだけ酷い
笑っちゃうんだけど
荒削りの一言では片付けられない
逆に狙っているのかな
話としては好きよ
短編なら充分な出来
30分足らずの濃密な時間
絵描きでも得意不得意ってあるけど
久米田康治は動物を描くのが苦手らしいしターナーは緑が嫌いで海の絵ばかり書いている
天は二物を与えずという言葉があるけど誰しも完璧ではないってこと
誰かがそれを補えばいいってことだね
わずか30分に詰め込まれたノスタルジー
本作はいまや日本を代表するアニメーション監督となった新海誠監督の初劇場公開作品である。その制作作業のほとんどを新海監督一人で行った本作は、わずか25分ほどの短い作品でありながら、スターウォーズのような宇宙艦隊からガンダムのようなロボットで出撃し異星人と戦うという壮大なSF作品である。普通であればこのような話を30分以下の短編でまとめるのは難しい。しかし本作は、(もちろん予算人員の都合もあるだろうが)主人公である2人の男女に登場人物を絞ることで綺麗に話をまとめ、そして他作品にはない、静かでひんやりとしたノスタルジーを伝えている。
本作は近未来的SFアクションパートである宇宙シーンと、どこか懐かしさを感じる美しい四季を背景に、今となっては過去の遺物とでもいうべきガラケーによるやりとりが行われる地球シーンの2つに大別される。この2つは全く性格が違う、本来一つの作品に登場しないであろうシーンだ。しかしその大きな差は、まるで地球と宇宙に引き裂かれた2人の距離を象徴するかのようになっている。国連宇宙軍の一員として遠く宇宙へ旅立った女子中学生の長峰と、その恋人で地球に残った寺尾。宇宙艦隊がワープを繰り返し地球から離れていくたびに、2人を繋ぐメールの転送時間は長くなっていく。転送まで1年。無機質に表示されるメッセージの古臭さ。それを取り囲む近未来的ロボットの、全周が機外をモニターしているコクピットとのコントラストが、絶望的でむなしい距離感を感じさせる。本作の登場人物はみな中学生だが、普通に考えて女子中学生をロボットに乗せて戦う必要性はない。しかもパイロットスーツのようなものはなく、セーラー服を着て搭乗している。その周りの設定は作中では明かされない。だが、この演出は、多少のツッコミどころを生んでも絶対に必要だ。1年、5年という月日は、大人となってはそれほど長い時と認識しにくい。しかし、学生にとっての1年とはなんと長いことだろうか。わずか3年しかない中学、高校生としての時間。そんな時期に抱いた淡い恋心に、1年という時間は残酷なほど長い。その感覚が、スクリーンを飛び越し僕たちの心に染み入ってくる。
構成するすべての要素が絶妙に混ざり合い演出されるノスタルジー。他作品にはそうない、まさに作家性といえるものが詰まった作品だった。
ストーリーと映像のオリジナル性の高さ
2002年公開の25分の短編。
制作・原案・脚本・監督・編集は、新海誠。
主役に魅力感じずトータル的にはあまり面白くなかったが、習作的作品と見るとストーリー及び映像にオリジナル性が高く思え、将来性を感じさせられた。
特に映像には名画的なハットする様な美しさが、既に存在していた。
圧倒的才能のデビュー作
当作、ほしのこえを見た時の衝撃は忘れがたい物でした。
「一人でガイナックスをしてる人間がいる」
そんな評判に背中を押されて見ました。
美しい映像、みずみずしいキャラクター、印象的なガジェットとその使い方、冴えた演出。
巨大な戦争のうねりに翻弄される、たった二人の男女。
そのスポットライトの当て方も的確で、優れた短編映画としてまとめるのに一役かっています。
新海監督の描く深いブルーの空に包まれ、彼女を待つ彼に寄り添って、思う存分作品に陶酔しました。
新海誠さんらしい作品
この作品の正しい作品情報を知らないで見ました。
自主制作??であるから??なのか、
絵や声優などは期待できないです。
でも最近の作品を見た上でこの作品を見ると、
やはり新海誠さんらしい作品だと感じました。
純粋に、1つの作品としてみると普通の評価ですが、新海誠さんの作品が好きなひとだと
また違った感じ方になるとおもいます。
ストーリーが綺麗で、切ない気持ちになりました。
絵や声優さんが上手くはなかったとしても、
やはり新海誠さんの作品は好きだな、
と感じる作品でした。
最後がどうなったのかがすごく気になりました。
ほとんど一人でアニメ映画を作っちゃう行動力には脱帽! 『エヴァ』が好きっ!というのは痛いほど伝わってきた…💦
地球から遠く離れた銀河で地球外生命体タルシアンと戦うロボット操縦者の中学生美加子と、彼女のボーイフレンド昇との切ない遠距離恋愛を描いたSFラヴストーリー。
監督/原案/脚本/製作は『彼女と彼女の猫 -Their standing points-』の新海誠。
また、オリジナル版の昇の声は監督自身が演じている。
今や日本が誇る大監督にまで成長した新海誠の初劇場公開作品。
DVDでは音声をオリジナル版と声優版で切り替えることが可能。オリジナル版では新海誠本人が声優として参加しているが、今回は声優版で視聴。
本作の特筆すべき点は、制作に関するほとんど全ての作業を新海誠本人が一人で行っているということ。
それでこれだけの作品を作り上げることが出来るのだから、やはり新海誠は凄いのだろう。
キャラクターやアクションシーンの作画はやはり拙さを感じるが、背景などの美術に関しては後の新海作品に通じる美しさがある。
物語の統合性よりエモさを優先させるのは新海作品の定番であるが、本作からその特徴は顕著。
何故ただの女子中学生が国連軍のロボットパイロットになっているの?とか、ワープできる技術はあるのに通信手段は2000年代から進化してないのかよ…とか、リスクを負ってまで宇宙人を殲滅しようとしている理由は?とか、いちいちツッコミたくなる設定が目立つ。
正直気持ちの悪いポエミーな作風はこの頃から変わらず。というか、この作品が一番ひどいかも。
中学生の恋愛なんて、宇宙に行かなくても消滅するだろいずれ、とか思うのは野暮かな?
至る所から感じる庵野秀明作品へのオマージュ(パクリ?)。
『エヴァ』とか『カレカノ』とか大好きなんだろうな。庵野作品お馴染みの電柱カットまであるのは流石にやり過ぎでは?
25分なので気楽に観れるし、いささか気持ち悪いとはいえエンタメ作品としてはまずまずよく出来ているのではないでしょうか?
何よりこれを一人で作り上げたというのは本当に凄いと思います。新海作品を追っていくのであればまず観るべき作品なのは間違いない!
思春期のもどかしさがギュッと詰まった切ないSF
2039年、埼玉の中学3年生ミカコとノボルはお互いに恋心を抱いていたが、ミカコは高校に進学せず、国連宇宙軍に入隊、突如現れた異星人タルシアンを追う艦隊メンバーとして宇宙へ旅立つ。離れ離れになった2人はそれでも携帯メールで連絡をとり合っていたが、艦隊は太陽系を離れることになり、次第にメールの送受信にかかる時間が1年、数年と長くなり、タルシアンとの戦いに没頭しながらもノボルとの通信を続けていたミカコは、もはや届くかどうかも定かでないメールで言いたくても言えなかった思いを綴って送信するが、それがノボルの元に届くのは8年後・・・。
2002年の作品なので、二人が通信で使うのはガラパゴスですらないケータイ。お互いの気持ちを解っているのに確かめることを躊躇うティーンエイジャーの心のもやもやと正体の知れぬ異星人との戦闘を同時に描写する辺りにマクロスや『トップをねらえ!』からの影響が顕著なるも、頻繁に横切る貨物列車、コンビニの店先、寂れたバス停等二人の心情の背景はあくまで埼玉。24分ほどの短編アニメながら、胸が締めつけられるような思春期のもどかしさがぎゅっと凝縮された切ない物語でした。
想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない。
映画「ほしのこえ」(新海誠監督)から。
作品に関する前提知識なしで鑑賞するのが、私流であったが、
この作品だけは「監督が個人制作したフルデジタルアニメーション」
という情報を知った上での鑑賞となった。
このわずか「25分」という長さに、彼がどんな想いを詰め込んだか、
それが知りたくて、映画「君の名は」を除く全ての作品を観てから、
何回もDVDを停めながら、丁寧にメモを取った。
その中で、浮かび上がった台詞は
「想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない」。
もう少し詳しく書くと「ねえ、ノボルくん。
私たちは、とおくとおく、すご~くとおく離れてるけど、
でも、想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない。
ノボルくんは、そういうふうに思ったことはない?」
今回は、メールの送受信が、何日も何年もかかる「宇宙」の距離。
そして、これに続く新海作品を振り返ると、
彼の根底を流れている、アニメを通じて表現したいものは、
「想い」「時間」「距離」に集約されている気がしてならない。
どの作品でも、どの主人公が口にしても通じるフレーズが、
「想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない」。
今考えると、自分が拘っている考え方とピッタリだったから、
こんなにも、アニメ映画にす〜っと入り込めたのかもしれないな。
いや「アニメ映画」というより「新海作品」が好きなんだ、きっと。
映画監督新海誠の原点
なんと新海誠監督が1人で作っちゃったすごい作品。
小説も発売されているのでこの映画を観て先が気になった方は読むことをおすすめします。
主人公の1人のノボルは平凡な男子中学生、作中で高校生や社会人に成長した姿が描かれます。もう1人の主人公ミカコは初登場時は中学生であり、高校生になる進学する前に宇宙へ飛び立ちます。
この作品の世界では地球の人々は宇宙を開拓し、宇宙人と戦闘を繰り返しています。
戦闘マシーンを操るパイロットはティーン周辺の女性しかなれないようです。
本当は地球に残って平凡な日常を謳歌したかったけど、自分に与えられた使命を拒否できずなすがままに宇宙への片道切符を与えられてしまったヒロインミカコと、地球に残された男子高校生ノボルの唯一の通信手段。それが携帯のメール。
新海監督は君の名は。でもそうであったように携帯電話をアイテムとして重宝する傾向にあります。(他にも踏切や空を見上げる描写など様々な特徴があります。)
この作品では地球とどんなに離れた宇宙でもメールが届きます。しかし到着までの時間は二人の距離が離れてくにつれどんどん長くなっていきます。一回のメールが届くのに最初は数日だったのに数週間数ヶ月と伸びてゆき最後は7〜8年。ノボルが何年も待ちわびていた太陽系のずっとずっと外から送られてきたメール。それは通信エラーで途切れ途切れでありました。
ノボルと同じようにミカコにもノボルへの募る思いや二度と会えるかどうかも分からない不安感など様々な葛藤があります。
自分は新海監督の恋や恋未満の感情を扱う描写がとても好きです。
君の名は。で新海監督作品に興味を持たれた方には是非見ていただきたい作品です。
SF色濃い+少し展開が途切れている、ので見る人を選ぶ映画であるとは思いますが。
(特徴:切ない、戦闘シーンが格好良い)
新海誠すごいな
基本的にラブストーリーです。
宇宙と地球に引き裂かれていく二人を描いています。
作品はエヴァンゲリオン、ガンダムなどの影響をかなり受けていると感じました。正直半端な終わり方であり、好みにもよりますが、作品のみの点数は3点前後かなと。短いし。ただしこの作品は、新海誠がアマチュア時代に独りで作った作品です。その点は差し引いて考えるべきかと。それも含めての点数をつけました。ぜひ長編で作り直してほしいです。
全30件中、1~20件目を表示