秒速5センチメートル(2007)のレビュー・感想・評価
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秒速5センチメートル:いつかまた一緒に桜を見ることができると【邦画名言名セリフ】
【秒速5センチメートル:個人評価=★★★★】
★★★★★:今すぐ観るべき‥人生を生きる為の何かを教えてくれる貴重な映画
★★★★:早めに観るべき‥観る人だれにでも何かを与えてくれる大事な映画
★★★:まあ観ても良し‥観る人によっては全く意味を持たない普通の映画
★★:観なくても良し‥単に時間だけを浪費してしまう可能性が高い映画
★:観てはいけない‥観た後に非常に残念な気持ちを感じてしまう映画
【秒速5センチメートル:おすすめポイント(個人評価理由)】
1.とにかく繊細で綺麗な映像に感動&感銘!!!電車や駅名の部分は凄すぎる!!!
2.ありそうでなさそうなラストシーンが考えさせられる!!
3.「One more time, One more chance」(山崎まさよし)の曲とのマッチングがいいなあ!
【秒速5センチメートル:名言名セリフとその場面】
・「いつかまた一緒に桜を見ることができると」
→ラストシーン手前のお互いを回想するシーンで、水橋研二が尾上綾華に発する名言名セリフ。
初恋は実らない
幼少~成人までの3部作になっております。
大人になっても彼女の事を想い続けているのなら・・
なんとか頑張れば彼女に会うことも可能だったと思うんだけど。。。
手紙のやり取り、どうして途絶えたんだろうか・・?
でも思春期あるあるですよね。自然消滅って。
とにかく彼の引きずり具合が・・切ないです(TдT)
淡く切ない青春って感じですね。
3話に出た眼鏡女子がなんか可愛そうだったなぁ・・。
遠野クンの心ここにあらず・・で3年も都合の良い女になってたのか。
ある意味リアルです。
何年引きずってんだよ!って思ったし
精神的に未熟であることを、まるで綺麗事のように仕上げているので
遠野クンがナルシストに見える。
女性目線からすると・・ちょっとしんどいなぁ~って思う内容でしたが
昔の純粋に恋愛してた懐かしい気持ちを思い出して
誰もが胸が締め付けられるような感覚になるのではないでしょうか。
人間って勝手な生き物だからさ・・
本当に好きだった人との思い出は美しいままにしておきたいんだよね。
山崎まさよしの挿入歌に流されて、ちょっと涙が出ましたw
儚さを形に
思春期から青年期までの淡い気持ちを表現した本作
思春期に経験した淡い気持ちを持ち続け
儚い思いに身を震わせる
そこに後悔は無く、口惜しさがあるのみ
間違いなく綺麗なアニメですが、儚さの美学を追及しているだけです。
そこにメッセージは感じ取れなかった
「君の名は。」に感動した人は必見!
109シネマズ二子玉川の「新海誠IMAX映画祭」で、「秒速5センチメートル」を観る。
日本アニメ界の映像詩人、“Boy Meets Girl”を撮らせたら世界的にも彼に敵う人が少ない、新海誠のアニメ映画第3作、3部作計1時間ほどの短編。
家でDVDで観たときは、その繊細、精緻かつ大胆、流麗な映像美と(片方の)主人公の心情を語るモノローグが印象的だった。
改めて映画館のIMAX大画面で観ると、確かにストーリーには突っ込みどころはいくつかあるし、映像美についても、最近の「君の名は。」や「天気の子」に比べるとやや粗く感じるものの、あくまで相対感であって、やはり映像作家としての新海誠の構成力の巧みさ、描写は基本的にリアルだが、煌めく空の色を表現する時の、打って変わったようなほかの映像作家にはない大胆でimpressiveな映像美とともに、1部と3部の遠野貴樹のモノローグ、2部の澄田花苗のモノローグ、そして語ることのない篠原明里の存在感、こうした“Boy Meets Girl”のSense of wonderが心に残り、新海節を堪能させられた。
ストーリーとしては、ラストのフラッシュバックと主人公のいまの姿が胸に染みるが、この映画で終わってしまうのはさみしい。やはり、「言の葉の庭」での主人公の成長を経て、「君の名は。」、そして「天気の子」を観ることで、私たちはリアルな人生では味わえない、まさに、“pure”な“想い”の結晶化を目の当たりにするのだ。そういう意味では、「小さな恋のメロディ」を想起させられた。
リアルの世界があまりにも厳しい現実に晒されている中、私自身は、映画だけでもこうした“想い”を感じていたいとおもう。
星は当然5つ。Yahoo映画では3.6、映画ドットコムでは3.4という評価は私的にはあり得ないが、他人の評価をとやかく言うよりも、こうした素敵な映画を心から楽しむことができる自分の幸せを感じるばかりである。未見の人は、世の中の評価など気にせず、映画館の大スクリーンで観ることをおすすめする。
SF的設定を隠し味にとどめ登場人物達を優しく見つめるオムニバスドラマ
東京の小学校6年生タカキとアカリはともに病気がちだったことから親しくなったが進学を前にアカリは栃木に引っ越してしまう。その後も文通を交わしていた2人だったが今度はタカキが鹿児島に転校することになり、タカキは意を決して放課後アカリに会いに行く『桜花抄』。種子島の高校3年生のサーファー、カナエはスランプ中。同学年のタカキに淡い恋心を寄せていて、弓道部の練習帰りのタカキを校舎の陰を待つ毎日。いつも自分に優しいタカキだが彼はここではないどこかを見つめている。自分の進路も決められないカナエといつも通りに優しいタカキの背後にある夕暮れの空高く一筋の光が飛んで行く『コスモナウト』。そしてそんな小さな物語を運命の組紐で一つにまとめる『秒速5センチメートル』。
全2作と違ってSF的設定を隠し味程度にとどめて、胸の内で次第に大きくなる漠然とした想いとどう向き合っていいか判らない登場人物達を優しく見つめる物語を覆うどこまでも広い空。タカキとアカリの間を疾り抜ける東横線・・・ではなくて小田急線。『秒速5センチメートル』とタイトルが出た瞬間に大雪の中をゆっくり走り出す両毛線のように両頬を涙が伝いました。
濃厚でした
なんとなく噂に聞いてましたが勝手に大人の恋物語かと思っていたので、冒頭で小学生が現れたのは驚きでした。
もう10年前の作品だけど光や色彩の使い方が素敵でとても綺麗なアニメーションでした。
子供から大人への成長を短編三部作した構成も面白かったですね。
第一話は、幼さと少し成長した淡い恋心のまどろっこしさと、それでもこの荒さがいいんだよねってまさに青春って感じでした。
これはいつの時代なんだろう?
スマフォの便利さが再確認できると共に、便利になった世の中ではこういう情緒は薄れていくんだろうなとも思いました。
遠い未来ではこんな時代だった頃も忘れられて
「なんでこの人達スマフォ使ってないの?」
なんてやりとりがされるんだろうな、、、
自分の青春時代に情緒を感じるとは歳をとったものだ。
第二話。
女の子の切ない片想いがいいですね、これまた青春って感じです。
メールの宛先は明里かと思ってたけど宛先のないメールとは、、、一話で一緒に居られないと言ってたけどそういう事なんだろうか?
この島は原付通学が普通なのかな?
第三話。
ほぼ歌だけだったけど伝わるものはあった、泣けてきました。
全編通しても短い作品でしたが中身は濃くいい物語でした。
リアリティのあるストーリー、ただそれだけ
良し悪しは置いといて、とてもリアルな映画だと思います。
主人公とヒロインふたりの恋心はとてもリアル。
両思いなんだけど、小学生じゃそれを伝えて結ばれるなんてできませんものね(現代の子供は知りません)
結局結ばれずに離れ離れになるのがリアル。互いに想ってはいるのに気持ちを伝えることもできず、時とともにふたりの関係も流れてしまう点もリアル。
思春期の男の子がちょっとしたことをさも深いことのように大げさに哲学する様子もリアル。
主人公がふたりの恋が終わったことを悟りながらも、新しい恋に目を向けることもできずに童貞をこじらせ、ズルズルといつまでも引きずっていることもリアル(実際主人公の彼のような男性、結構いると思います。)
そして結局は最後もすれ違い、再会すらできなかったとこもリアル。
でもリアルであることが即ち良い作品であるのか?
この作品は非常にリアルな展開になっていますが、それだけ。
山なし、谷なし、落ちなしです。
監督はこの作品で一体なにがしたかったのでしょうか?
主人公の彼に倣って哲学してみますが、そもそも映画というコンテンツは何かを表現したり伝えたりするためのものです。
それはエンターテイメントなのか、何かの宣伝なのか、何かの歴史やドキュメンタリーなのか、自然の美しさなのか。
そういったものがこの映画からは伝わってきませんでした。
この監督は一体何をしたかったのか
定評のある美しい風景が描きたかった?
舞台装置としてのストーリーならもっと内容のない、個性的で美しい風景を引き立たせることのできるものがあったはずです。
人物の絵の拙さもマイナスですね。
恋愛映画にしたかった?
だとすれば落第点です。たしかに非常にリアルにできているとは思いますが、それだけでなんの面白みもない展開。
結局主人公がブツブツと独白してるだけで終わっている映画ですから。こういう経験してる男性、山ほどいると思いますよ。
それをきいて面白いですかって話です。この映画の内容を身近な男性から自身の経験談としてくどくど1時間も聞かされたら「で?」と言ってしまいたくなるでしょう。
男女のリアルな恋模様を描きたかった?
だとすればまぁ成功してますね。面白いかどうかは別にして。
ただ非現実的な、輝く風景は不自然ですけどね。
ピンポイントの演出だけならともかく、背景は全編通してこだわりのある部分のようでしたから表現としては不適切かと。
何度も繰り返しますが、ふたりの関係や感情の機微などはリアルで、昔を思い出して共感できた方も多いのではないでしょうか。
たしかにリアルな描写は物語に深みを与えますが、それだけでは物語として成立しません。
料理に例えますと、リアリティだけを追求した物語は調理されていない食材のようなものです。この映画は「男女のリアルな関係」という食材をぶつ切りにして皿に盛っただけ。料理になっていないのです。
一見魚を切っただけに見えるお刺身さえ、魚を捌き、魚ごとに適した切り方をして、薬味で臭いを消したりしてようやく料理として成立しているのです。この作品はそういったことを怠った作品だと思います。
いくらこだわり抜いた食材でも、そのまま食べても美味しいとはかぎりません。
監督のやりたいことと、演出方法、ストーリーと全てがチグハグな為、作品の方向性が見えないのです。
同じ食材でも、通常作る料理によって調理方法は変わってきますが、その使い分けができなかったのですね。自分のできるやり方で皮をむき、自分のできるやり方で切っただけ。作ろうとしている料理に適しているかどうかなどはお構いなし。
だから好評価のレビューですら、「共感した」「切ない」「背景が綺麗」などの感想ばかりになるのだと思います。作品全体のレビューなのに「男女のリアルな関係」という物語の一要素のみに終始してしまっているのです。
カレーライスを食べて「お肉が美味しかった」と言っているようなものです。お肉を美味しく食べさせる為のカレーなら良いのですがね。
長くなりましたが、私としては「リアルなだけでは一本の映画作品としては成立しない」と結論付ました(それがわかっただけでも価値があるとは思いますが)
よってこの映画の評価もバットです。
光るものはあったが、それらをまとめることができていないって感じですかね。
一歩を踏み出すまでの物語
イラスト、音楽、セリフ、そして作品タイトルまで
なにからなにまで切なさで溢れている作品だなと思います。
この映画が公開された当初鬱映画だなんだと言われていたそうですが、私は全くそうは思いませんでした。
ずっと綺麗で大切で拠り所としていた明里との思い出が大人になるにつれて次第に貴樹の心を固くしてしまう。
映画ではほんの数十分で大人になるまでの時間が流れていきますが、実際はとてつもなく長い時間重く苦しい思いをしてきたんだと思います。
最終的に二人は踏切ですれ違いお互いを認識するも踏切が閉まってしまう。
しかし電車が通り再び踏切が開いたときにはもう明里はいなかった。
その二人が結ばれなかったというラストでおそらく鬱映画と言われているのでしょう。
だけど、最後の貴樹の表情を見るかぎり鬱エンドには思えませんでした。
あそこで明里とすれ違ったことで、振り返ったときに明里がいなかったことで、やっと貴樹は前に進める。
栃木まで会いに行ったときの別れ際に明里は「貴樹くんなら大丈夫」と声をかけていましたが、その言葉の通り貴樹を「大丈夫」にしたのは明里だった。
だから明里との思い出は美しいままで、すがりつくだけの過去ではなくなった。
あの踏切のシーンで、過去に執着する貴樹ではなく未来を期待する貴樹を見れてようで、すごく温かい気持ちになれました。
過去に囚われていた少年が一歩踏み出すまでの切なく優しい物語でした。
賛否両論あるけど、、、
私は大好きです。とても引き込まれました。
たしかに視聴者を置いてけぼりにしてる感が否めない、モノローグを多用しすぎてこんなの映画じゃない、というような意見も少なくないようです。私はとても好きです。絵も言葉もとても綺麗で引き込まれました。内容も個人的にはとても好きで自分の経験と照らし合わせ主人公に感情移入しながら見ることができ、置いてけぼりにされたというような感じはしませんでした。
主人公の行動が理解できない、終わり方が後味が悪くて嫌だ、という方も多いですが私はむしろハッピーエンドよりも好きな終わり方でした。まあ、ありきたりっちゃありきたりな感じの終わり方でしたね。結局は好みの問題なのかもしれません。私はとても楽しめました。
絶望的な悲しみに感動します!
何度見ても良い作品は変わらないと感じました。
高校生の真っ直ぐな感情が胸にズンと響いてきます。
彼らの言葉一つ一つが、どれもこれも逃すことのできない名台詞ばかりです。
映像で魅せることで有名な新海さんですが、この作品は、言葉一つ一つが意味を成して伝わってくる所に感動させられます。
丁寧に丁寧に語られる言葉に、何度涙してしまったことか…。
最後の最後まで絶望的な気持ちで満たしてくれるところに、この作品の魅力を感じます。
報われない恋愛というのも、逆に現実味を帯びていて私は大好きです!
これぞ新海さんの真骨頂だと思います!
行動が理解不能
心理描写は微細で気持ちは痛いほど伝わるが、なぜアクションを起こさなかったのか理解できない。
一話の桜花抄までは星4.5であったが最終的に星2.5になった。
それなりに幸せ?に過ごせている明里に対し、未練タラタラと10年以上もなんの行動もせず想い続け、その影響からか仕事も上手くいかず辞めてしまう。
"女は上書き保存、男は名前を付けて保存"なんてフレーズがある。
明里も花苗も(水野も?)気持ちを切り替えることが出来ているのに遠野はいつまでも引き摺っている。
書き込み不可の記録媒体になってしまった遠野はメンヘラとしか考えられない。
これが亡くなってしまった恋人を忘れられず、未だに引き摺ってる話なら理解はできるが...
しかし、他の方の解説などを読むと、考察できるところは十二分にあるようなので何回か観ると考えは変わるかもしれない。
主人公:遠野 貴樹(とおの たかき)
初恋相手: 篠原 明里(しのはら あかり)
中高のクラスメイト: 澄田 花苗(すみだ かなえ)
社会人時代の恋人: 水野 理紗(みずの りさ)
時間と距離は残酷?
ラスト、貴樹はこの先どうするのだろうと思うと、ハッピーエンドとは思えない。
不安でも拠り所がなくても前に進めといっているのか……。
何を得ていいのか分からない。
時間と距離の残酷さをどうとらえていくのか……
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