秒速5センチメートル(2007)のレビュー・感想・評価
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懐かしき思い
若い学生時代を思い出させてくれる作品。
学生時代はお互い結婚するものと思っていたが、大人になるにつれ、離れているといろんな人と出会い、学生時代のことはいつかは忘れ去ってしまう。
最後にお互いは出会えない。せつない。
小学生の頃に離れ離れになった同級生に栃木まで会いにいく、95年携帯もない時代。電車は雪で遅れ待ち合わせの4時間後に駅に着く。中学生のその女の子は岩舟の駅で待っててくれていた。
けど、男のほうは鹿児島に転校してしまう。鹿児島では好きになってくれた女の子はいるも、栃木の同級生のことを思い続ける。
やりとりは初めは続くも途中から無くなり、最後は別々の人生を歩む。
良い作品。
青春だなぁ
おっさんとなった今では憧れる青春模様。現実ではなさそうなストーリー展開だけど、学生時代の純粋な気持ちにキュンとくる。
そんなに思いが強いなら行動すればいいのに!って思う時点で、おっさんなのかな〜。
オタクが世界観を共有するだけの作品
1時間に濃縮した「切なさ」の映画
事前知識はほぼ無し。「人によっては鬱になる」と新海誠ファンの知人から紹介されておっかなびっくり視聴しました。
「君の名は。」「天気の子」と新海作品を観てきて、過去の作品を観てみたくなり、鑑賞したのが新海誠監督の代表作でもある「秒速5センチメートル」です。
全3話からなるオムニバス形式の作品で、全話合わせても1時間ちょっとの非常に短くまとまった作品。だらだらと長い映画よりはきれいに短くまとまった映画のほうが圧倒的に良いと私は考えてますので、尺が短いことは良いことですね。
第1話「桜花抄」は主人公の貴樹とヒロインの明里の中学時代、東京にいる貴樹が栃木にいる明里に会いに行くというストーリー。
第2話「コスモナウト」は種子島に転校した貴樹と、貴樹に想いを寄せる花苗のストーリー。
第3話「秒速5センチメートル」は就職して東京に帰ってきた貴樹が初恋の明里のことを忘れられず、一人で葛藤するストーリー。
1話で王道的な甘酸っぱいラブストーリーを見せられた後に、3話で明里が忘れられずに一人悶々と日々を過ごす貴樹の姿を見せ付けられるというなんとも後味の悪い構成になっているので、見る人によっては不快に感じるかもしれませんが、私は好きです。
切ないけれど決してバッドエンドではない
ハッピーエンド
この作品は本当に素晴らしい
よく鬱エンドやバットエンドと言われているが、実はそんなことない
貴樹は電車が過ぎ去った後、そこに誰もいないことを確認し、少し微笑みながら前に歩いていく
最後の最後に、貴樹は気持ちが吹っ切れて前に進むことができたのだ
これこそ真のハッピーエンドでないだろうか
それと映画では描かれていない花苗のその後が描かれている漫画版の方もおすすめなので是非
切な。。。すごく切ない。 結構リアルなのが余計に。 時間や距離はや...
切な。。。すごく切ない。
結構リアルなのが余計に。
時間や距離はやっぱ大事。
分かってた事だけど改めてそれを表現されると切ない。
そうじゃないと思いたい気持ちがあるから。
これは酷だ。面白かったけど。
一つだけ。
面白いのに絵が下手で観賞中に度々気になった。
1メートル落ちるのに20秒
秒速5センチメートルだと、1メートル進むのに20秒かかる。実際の桜の花弁が落ちるのは秒速1メートル〜2メートルくらいだそうだ。どこから発生した言葉なのかよくわからないけれど、ただ、この言葉は、なんか力強い。もうちょっと考察してみる。
秒速五センチメートルというのは、足のよくないおばあさんが街の中を進む距離か。いや、秒速五センチメートルはほぼ止まっているような感じだ。50センチ進むのに10秒かかるのだから。
新海誠によるアニメーション作品。この作品は、短編三部作で総計一時間ちょっと。ある孤独な少年が小学生から社会人になるまでの12年くらいを途中色々とばしながらもゆっくりゆっくり描く。景色、風景が美しい。日本を紹介するのに、最良の作品ではないか。
誰にも思いあたることではないだろう。転勤族だった父を持つならば理解できる部分は多い。
少年時代の同級生同士の濃厚な初恋。転勤族同士だからこそ分かり合える心理状態というのはある。
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」に通ずるものはある。
花火がロケットになった。サーフィン好きな女の子がわたしには唯一生命感を感じさせるエピソードに感じられた。
山崎まさよし One more time, One more chanceが、主題曲。
ちょっと気恥ずかしいライトな恋愛物語
「君の名は」「言の葉の庭」の新海誠監督の作品 この作品出てくる背景...
one more time, one more chance ♪こんなところにいる(ある)筈もないのに…♪人生ってそういう想いの連続かもしれない…実は新海誠作品で一番好き…
”あるある”がちりばめられたリアルなお話
とにかく背景がリアルで、それぞれのエピソードがあり得る展開で現実の話として受け止められます
希望があると思い高揚、そしてしぼむ
決めればいいだけなのは分かっていても、それほど強くなく決められない。そして落ち込む
そちらこちらに“あるある”がちりばめられていて、当時の自分を思い起こさせられて切なくなる
特に第二話の貴樹はまさに自分で、見ているのがつらかった(メールはなかったけど)
物語自体は台詞そのものよりも登場人物が心情を語るという形で進み、その表現が文学的、哲学的
カット割りも、より遠回しな形で感情表現がされていて観客の想像を膨らませる演出は良いですね
私は恋愛ものではあまり感動出来ないのですが、これはかなりはまりました。
ただ、一歩引いてみると。。
恋愛経験の少ない若い世代(20代くらい)には響く人は少ないかも。
そして“あるある”が全然当てはまらない人が見たらどうなんだろう?
13歳でキスしただけの初恋の人を大人になるまで思い続けられるだろうか?。
かなりレアケースでしょう。それを描きたいのだったらもう少し特徴的なエピソードが欲しかったかな
かつて好きだった異性のことを心の中で美化して持ち続けているというのは誰しも経験のある(50歳過ぎてもありますw)ことなので、その表現ということならこれもあり
ただ、感情の起伏がずっと海の底を漂っているようで、一般受けは厳しいか
忘れじの君へ
ABCテレビの深夜放送を鑑賞(録画)。
ノベライズは未読。
タイトルに強く惹かれました。
秒速5センチメートルとは、散った桜の花びらが落下する速度であると知った時、なんておしゃれな題名なんだろうと…
咲き誇った桜が散り、儚いながらも、また来年美しく咲くために、新たな一歩を踏み出すために必要なスピード。
主人公・貴樹の姿は、「秒速5センチメートル」の速度で落ち続けている最中の花びらなのかも、と思いました。
時を経て、いろいろなことがあって、別れ別れになって、それぞれの人生を歩み出しても尚、忘れられない初恋の人への想い。あぁ、なんて切ないのだろうか!
追憶と憧憬に捕らわれ、時間が止まったままの心。貴樹の彷徨が、新海誠監督ならではの流麗な情景描写と繊細な心理描写で描かれていて、心揺さぶられました。
忘れたくても、忘れられない人がいる。
「あの頃」を思い返してしまう素敵な映画でした。
※修正(2024/02/17)
自分には合わない
多分に刷れてしまったからですかね、!
後悔を心にしまいながらいつまでも引きずって生きて行く人生は理解できない。
単なるコミュ障なだけじゃん。
確かに絵は綺麗だし、最後のエンディングの唄とのマッチングはよかったけど。
青春時代の思い出してくない恥ずかしい思い出を無理矢理に見せられた感じ。
映像だけでも
見るだけでも!
ただ簡単には語れない作品でした。
すごく評判が良かったので当時鑑賞しましたが、「おもってたんとちがう」。
悲愛モノといってしまえば陳腐な言い方になりますが、最初の感想はそんな感じでした。
もっとブワーッと感動するものかと…
ノスタルジックな空気感、色合いが本当に美しくて、思わず癒されてしまう映像たち。この物語はそれにちょっとした副菜を添えるくらいのもの?
他の方の考察などを拝見してからは、なるほど!と感心してますが、私は何かはっきりしない物足りなさが残りました。
おそらくこの、何か心もとない感覚こそ、没入出来ている証拠かもしれません。
ただ、共感するところがあまりなかったので、観ていてモヤモヤする所も多々。
恋愛が軸なのと、若干屈折している?ところがあるので、男女で感想が分かれる映画だと思います。
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