秒速5センチメートル(2007)のレビュー・感想・評価
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なぜか水橋研二 でもそれ自体は嫌いじゃない
2007年公開作品
初鑑賞
監督と脚本は『ほしのこえ』『言の葉の庭』『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締り』の新海誠
『桜花抄』『コスモナウト』『秒速5センチメートル』
この作品のタイトルは「桜の花びらが舞い落ちる速度」
粗筋
『桜花抄』
1990年代前半の東京
仲良しの小学生・遠野貴樹と篠原明里
明里は小学校卒業後に栃木に引っ越すことに
中1の終わり頃今度は貴樹が鹿児島に引っ越すことに
大雪のなか列車に乗り貴樹は栃木に住む明里に会いに行く
『コスモナウト』
鹿児島の高3澄田花苗はクラスメイトの遠野貴樹に片思い
花苗は思い切って告ろうとしたが貴樹は全くのうわの空
貴樹は明里を想い続けていたのだった
諦める花苗
『秒速5メートル』
東京で社会人になった遠野貴樹は3年間付き合った彼女と別れ勤めていた会社も辞めた
貴樹は今もなお明里を想い続けていた
絵は綺麗
特に日の出前の空
だけどなぜか台詞が殆ど入ってこない
自分がヤボテンだからだろう
これは自分には向いていなかった
歌手山崎まさよしは良いよね
『One more time, One more chance』
名曲だな
チカラがあるな
たとえどんなにグダグダな展開になっても猪木(または春一番)の「1・2・3・ダー!」のような終わり良ければすべて良しと思わせてしまう締めの一発になる男っぽい強引な効果
新海誠作品にSF要素はほしい
美しければ全て許されるとはどうしても思えない
配役
遠野貴樹に水橋研二
少女時代の篠原明里に近藤好美
成人時代の篠原明里に尾上綾華
澄田花苗に花村怜美
花苗の姉に水野理紗
小説版読了後、娘の押し(推しではない)でアニメ版鑑賞。
用事があって吉祥寺へ娘と出かけた。久しぶりに吉祥寺で一緒にラーメン屋に入った。以前は武蔵野市に住んでいたので、20年以上前は良く一緒に行っていた店だ。
最近観た映画の話をして「秒速5センチメートル」の実写版を観た、レビューを書く前に新海誠の小説版を読んでいる、と言ったら(娘が好きな米津玄師より山崎まさよしの歌が良いと言ったからか)「アマゾンで見られるから、山崎まさよしの歌が良いならアニメ版を観た方が良い。歌まんまだから絶対に観た方が良い、絶対に観ろ〜!」と言われた。
へぇ、そんなにアニメ版「秒速5センチメートル」が好きだったんだ。娘の熱意はラーメンよりも熱かった。
10月21日(火)
新海誠の小説版を読了後、アニメ版を観た。
確かに主人公たちの絵は粗いが、風景の描写は秀逸だ。夕景、夜景、桜の風景、雪の風景の見事さに比べて波の表現がイマイチなのが御愛嬌か。
第一話 桜花抄
小学4年から中学1年までの貴樹と明里の話。貴樹は明里から桜の落ちるスピードは秒速5センチメートルだと教わる。中学1年の3月に雪の駅で別れる。
第二話 コスモナウト
中2の時に東京から種子島へ転校した高校生貴樹と花苗の話。花苗がいくら貴樹の事を思っても、貴樹は優しくはしてくれるが、貴樹の目は花苗を見ていない事に気づいてしまう。
第三話 秒速5センチメートル
現代(2007年)。社会人になった貴樹は働いているが、心は満たされていない。
貴樹は付き合っていた彼女とも別れ、会社も辞めてしまう。
結婚が近い明里は実家で中1の別れの時に貴樹に渡せなかった手紙を見つける。
山崎まさよしの「ONE MORE TIME, ONE MORE CHANCE 」に乗せて、貴樹と明里と花苗の姿が描かれる。
貴樹と明里のホームでの別れ。
貴樹と花苗の高校生活。
花苗との種子島空港の別れ。
婚約者と明里の姿。
貴樹と交際していた理沙の姿。
すれ違う二人の姿?
いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
こんなとこにいるはずもないのに
いつでも捜しているよ どっかに君の破片を
こんなとこにあるはずもないのに
新しい朝 これからの僕
言えなかった「好き」という言葉も
いつでも捜してしまう どっかに君の笑顔を
こんなとこにいるはずもないのに
命が繰り返すならば 何度も君の元へ
欲しいものなどもう何もない 君の他に大切なものなど
山崎まさよしの歌は昔から好きな曲だが、本作では本当に沁みる。それは新海誠の美しい画と貴樹の気持ちを代弁しているかのような歌詞がラストで見事にマッチしているからに他ならない。
貴樹は、小田急線の踏切で明里とすれ違う。
上りと下りの2本の電車が通過して行く。遮断機が上がると彼女の姿はない。貴樹は踵を返して歩き出すのである。
実写版を観て、小説版を読み、アニメ版を観て、奥山由之✕松村北斗✕新海誠のスペシャル・トーク・セッションも1時間観た。
あと鈴木史子のTHE NOVELを読んだら実写版のレビューを書く事にしよう。
懐かしさ
DVDに特典映像で新海誠監督のロングインタビューが付いてるので、興味がある方はぜひDVDで観て下さい。当たり前かもしれないけど作品に対する愛情が溢れていました。御本人が実写映画を観て泣いたというのもわかる気がします。
3話の「秒速5センチメートル」を当時映画館で観た方はある意味度肝を抜かれたのではないでしょうか?新海監督の他の初期作品もそんな感じなのでしょうか。音楽と映像、心の風景が同期している感じは自分的には好きです。特に「秒速5センチメートル」はしてやったりというか、無邪気さを隠しきれない幸せがある。当時作ってて毎日楽しかっただろうな。
内容は若者の叶わない気持ちとか、どうしようもない孤独などを含んでますので、現在体調が思わしくない方は気を付けて下さい。
あまりの気持ち悪さに、山崎まさよし聴くだけで嫌な気持ちになるくらい...
原作が気になり…
実写版を観に行く前に、十数年ぶりにアニメ版を再鑑賞。 美しい風景描...
実写を見て思い出し、アマプラで視聴
実写を観てからアニメを観てほしい
アニメ版は評価が割れていたので実写から見ました。正解だったなと。
初恋に囚われ今を生きられない男が約束の日をきっかけに過去を振り返る話だけれど、約束の日じゃなくても過去ばっかり見ていたじゃないか!と女性目線で言わせていただく。
前半のモノローグに比べて後半は心情をあらわす描写が少なく視聴者に委ねられたので、踏切りでの笑みを浮かべた1歩が、前向きに今を生きるための1歩と感じられたかどうかで評価が分かれているにかなと思いました。
実写を観てからアニメを観るのがオススメ。ぐっと解像度が上がります。
大人になって思うこと
大人になって改めて見ると、“そんな本気ならもっとやりようがあったのでは?”と思わないでもないけれど、語られない色々なことがもっとあったのだろうと思うと、本当に切ない作品。
あの時言えなかった言葉とか、あの時渡せなかった手紙とか、あの時の最高の時間とか、そういう積み重ねで、どうにもならなかったこと、どうにかできなかったこと、って経験あるよな。そういうのを含めて、今をどう生きるかとか、人との距離感の取り方とか、素敵な学びになるのが一番理想的なんだろうな。囚われたままでいるよりは。
「その瞬間、永遠とか心とか魂とかいうものがどこにあるのか、わかった気がした。13年間生きてきたことのすべてを分かちあえたように僕は思い、それから次の瞬間、たまらなく悲しくなった。明里のその温もりを、その魂を、どのように扱えばいいのか、どこに持っていけばいいのか、それが僕にはわからなかったからだ」
これは、よく分かるな〜。
人との距離感の取り方が分からない貴樹くんのような男の子の物語だから。
実写版、ぜひ観に行きます😉
成就しない初恋のノスタルジー?
実写版が人気なので予習のために観た
短いながらも背景などは綺麗だった
短編アニメーションの連作で
1話目が中学生の初恋相手に電車であいに
2話目が高校時代でサーファー女子が主人公に好意を寄せるがその恋もうまくいかない
3話目が社会人になって恋愛などもうまくいっていないまま終わる
初恋は成就しないということか?
男は恋を引きずっていて
女は結婚をして先に進んでいるということを描きたかったのかな
3話目が結構あっさりしていて余白が多い
One more time , One more chance‼️
君の名はでブレイクする前の新海誠監督の才気が垣間見れる秀作アニメーション‼️転校生同士の貴樹と明里はお互いに思い合っていたが、小学校卒業と同時に明里の引っ越しで離ればなれになってしまう第1話「桜花抄」‼️鹿児島で高校生活を送る貴樹が同級生の花苗に思いを寄せられる第2話「コスモナウト」‼️社会人になってもどこか明里への思いを引きずってる貴樹を描く第3話「秒速5センチメートル」‼️明里と離れることで、明里への思いが永遠なことで、前に進むことが出来ない貴樹‼️そんな高木がたどり着く結末はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか⁉️これで良かったとも思えたし、2人にキチンと再会させてあげたかったとも思うし・・・‼️桜の散る風景や雪の舞う世界を、淡い映像というか、大事な思い出を美しく思い出すような映像に仕上げてるのは、さすが新海監督ですね‼️特に山崎まさよしの名曲のサビが繰り返される第3話はホントに情熱的でホロ苦い‼️
えっまさか、、、
実写版が気になったのと、僕らの時代に新海さんが出てて、気になって先ずはアニメ版を見てみました。
新海作品は5作目の鑑賞です。
お願い。そ、そこで終わらないで!って終盤に切に願うけど、山崎まさよしとエンドロールに突入してしまう。観終わった後は胸がキリキリずーんと痛い。完全に自分の青春と重ねました。実写版も見たいな…
1話目の主人公が電車で遠出するシーン。悪天候の移動も心配になるし、一晩えっ?って色々ツッコミどころ満載なのだけど詳細が多く語られないのも余白を楽しめるし、文通が止まった理由や、あの日のお互いの手紙に何が書いてあったのか知りたいけど、結ばれない二人のやりとりや、サーファーちゃんの切ない片思いにも自分の青春を重ねる。最終章の社会人となってしまい追われる毎日にも共感する。
細かいところは詰めず、勝手に自分の青春の色んな思い出と共に観終わった後の痛みは、心の中の箱に閉じておこうと思います。
だけど久しぶりに切ない気持ちになれて、ありがとうって思います。案外、すれてないというか最近の作品よりも、手がこんでないというか荒削りな感じで意外と私の中で1番だった言の葉の庭を超えたかも!!!です。
濃密なセンチメンタリズム
実写版を観た後に観ました。
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多分実写版(2025年10月)を観る前にこれを観ていたら、例えば「結論は何だぁ~」とか「真ん中のサーフィン娘の話は何なんだぁ」とか怒鳴っていたかもしれません。
ところが実写版の後にこれを観ると、凄く感じ入るものがありました。実写版がこのアニメを膨らませてくれているからかもしれません。
本作を観ると実写版がすごく上手く作られている気がします。本当は「各作品はそれぞれで完結するべし」と考えている私ですが、この 2作品は併せて観るとより一層それぞれが好きになると思われます。
本日岩舟駅に行ってきました。確かに30年近く前はあのあたりは豪雪となっても不思議ではない所です、今では考えられないことですが。
ガラケー、公衆電話、郵便のやり取り、懐かしい限りです。
⭐︎4.0 / 5.0
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