秒速5センチメートル(2007)のレビュー・感想・評価
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3話で展開される2人の想い
U-NEXTで鑑賞。
観る前は、1時間の中で展開される少し壮大な物語だと思っていました。実際に観て、テレビアニメのような3話構成のオムニバス形式になっていました。
幼馴染の2人がそれぞれの道を歩んでいき、また会えないかなという想いが交差していました。心の声で物語を進めていくことで、彼らが身近な存在のように感じ、私たちと同じ現実を生きている感覚がシンクロしました。
夜空の映像も綺麗で、ここから新海ワールドが始まったことを考えると感慨深かったです。2025年には実写版も公開されたので、どんな違いがあるのか気になってきました。
原作が気になり…
実写版を観に行く前に、十数年ぶりにアニメ版を再鑑賞。 美しい風景描...
実写を見て思い出し、アマプラで視聴
実写を観てからアニメを観てほしい
アニメ版は評価が割れていたので実写から見ました。正解だったなと。
初恋に囚われ今を生きられない男が約束の日をきっかけに過去を振り返る話だけれど、約束の日じゃなくても過去ばっかり見ていたじゃないか!と女性目線で言わせていただく。
前半のモノローグに比べて後半は心情をあらわす描写が少なく視聴者に委ねられたので、踏切りでの笑みを浮かべた1歩が、前向きに今を生きるための1歩と感じられたかどうかで評価が分かれているにかなと思いました。
実写を観てからアニメを観るのがオススメ。ぐっと解像度が上がります。
大人になって思うこと
大人になって改めて見ると、“そんな本気ならもっとやりようがあったのでは?”と思わないでもないけれど、語られない色々なことがもっとあったのだろうと思うと、本当に切ない作品。
あの時言えなかった言葉とか、あの時渡せなかった手紙とか、あの時の最高の時間とか、そういう積み重ねで、どうにもならなかったこと、どうにかできなかったこと、って経験あるよな。そういうのを含めて、今をどう生きるかとか、人との距離感の取り方とか、素敵な学びになるのが一番理想的なんだろうな。囚われたままでいるよりは。
「その瞬間、永遠とか心とか魂とかいうものがどこにあるのか、わかった気がした。13年間生きてきたことのすべてを分かちあえたように僕は思い、それから次の瞬間、たまらなく悲しくなった。明里のその温もりを、その魂を、どのように扱えばいいのか、どこに持っていけばいいのか、それが僕にはわからなかったからだ」
これは、よく分かるな〜。
人との距離感の取り方が分からない貴樹くんのような男の子の物語だから。
実写版、ぜひ観に行きます😉
成就しない初恋のノスタルジー?
実写版が人気なので予習のために観た
短いながらも背景などは綺麗だった
短編アニメーションの連作で
1話目が中学生の初恋相手に電車であいに
2話目が高校時代でサーファー女子が主人公に好意を寄せるがその恋もうまくいかない
3話目が社会人になって恋愛などもうまくいっていないまま終わる
初恋は成就しないということか?
男は恋を引きずっていて
女は結婚をして先に進んでいるということを描きたかったのかな
3話目が結構あっさりしていて余白が多い
One more time , One more chance‼️
君の名はでブレイクする前の新海誠監督の才気が垣間見れる秀作アニメーション‼️転校生同士の貴樹と明里はお互いに思い合っていたが、小学校卒業と同時に明里の引っ越しで離ればなれになってしまう第1話「桜花抄」‼️鹿児島で高校生活を送る貴樹が同級生の花苗に思いを寄せられる第2話「コスモナウト」‼️社会人になってもどこか明里への思いを引きずってる貴樹を描く第3話「秒速5センチメートル」‼️明里と離れることで、明里への思いが永遠なことで、前に進むことが出来ない貴樹‼️そんな高木がたどり着く結末はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか⁉️これで良かったとも思えたし、2人にキチンと再会させてあげたかったとも思うし・・・‼️桜の散る風景や雪の舞う世界を、淡い映像というか、大事な思い出を美しく思い出すような映像に仕上げてるのは、さすが新海監督ですね‼️特に山崎まさよしの名曲のサビが繰り返される第3話はホントに情熱的でホロ苦い‼️
えっまさか、、、
実写版が気になったのと、僕らの時代に新海さんが出てて、気になって先ずはアニメ版を見てみました。
新海作品は5作目の鑑賞です。
お願い。そ、そこで終わらないで!って終盤に切に願うけど、山崎まさよしとエンドロールに突入してしまう。観終わった後は胸がキリキリずーんと痛い。完全に自分の青春と重ねました。実写版も見たいな…
1話目の主人公が電車で遠出するシーン。悪天候の移動も心配になるし、一晩えっ?って色々ツッコミどころ満載なのだけど詳細が多く語られないのも余白を楽しめるし、文通が止まった理由や、あの日のお互いの手紙に何が書いてあったのか知りたいけど、結ばれない二人のやりとりや、サーファーちゃんの切ない片思いにも自分の青春を重ねる。最終章の社会人となってしまい追われる毎日にも共感する。
細かいところは詰めず、勝手に自分の青春の色んな思い出と共に観終わった後の痛みは、心の中の箱に閉じておこうと思います。
だけど久しぶりに切ない気持ちになれて、ありがとうって思います。案外、すれてないというか最近の作品よりも、手がこんでないというか荒削りな感じで意外と私の中で1番だった言の葉の庭を超えたかも!!!です。
濃密なセンチメンタリズム
実写版を観た後に観ました。
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多分実写版(2025年10月)を観る前にこれを観ていたら、例えば「結論は何だぁ~」とか「真ん中のサーフィン娘の話は何なんだぁ」とか怒鳴っていたかもしれません。
ところが実写版の後にこれを観ると、凄く感じ入るものがありました。実写版がこのアニメを膨らませてくれているからかもしれません。
本作を観ると実写版がすごく上手く作られている気がします。本当は「各作品はそれぞれで完結するべし」と考えている私ですが、この 2作品は併せて観るとより一層それぞれが好きになると思われます。
本日岩舟駅に行ってきました。確かに30年近く前はあのあたりは豪雪となっても不思議ではない所です、今では考えられないことですが。
ガラケー、公衆電話、郵便のやり取り、懐かしい限りです。
⭐︎4.0 / 5.0
アニメは◎、実写はどうか。
配信(アマゾンレンタル)で視聴。
新海誠監督アニメの短編集。第3話から。3部作に分かれていたとは思わなかった。作品としては文句なし!脚本が素晴らしいし、山崎まさよしの曲がこれだけぴったり合うとは。貴樹と明里の2人はこの作品の主役。胸に染みた。いよいよ実写版が公開。実写版はどうか。
観る人のそのときの気持ちによって、評価が変わるのではないか?と
2007年に劇場公開時に初見。新海監督に興味があったわけではなく、当時「いい意味でも悪い意味でも」話題になっていたからだ。
その時は、とても悲しい映画だなぁと思ったんだけど、それから10数年経過した2020年頃に観直したときは、これでようやく彼の初恋が終わって、新しい人生を始めることができるんだなぁと思った。それから配信で何度か観るようになった。切なくて、いい映画だなぁと、今は思える。
作品自体が変わったわけじゃなくて、変わったのは私の人生に対する向き合い方。年齢のせいじゃなく、作品と出会うタイミングだけだったと思う。
評価が一定でない作品、話題にのぼる作品であることが、本作が名作たる証だろう。
「いい意味でも悪い意味でも」感想を語らずにいられない。こんな作品は、そう多くはないと思う。
夜空や自然描写が美しい叙景詩
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