ダークナイト ライジングのレビュー・感想・評価
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クリストファーノーランありがとう
IMAX劇場で鑑賞しました。
現時点で3回見ました。
見れば見るほど理解する部分もあります。
脚本がとにかくすごい。
バットマンももちろんいいが、アルフレッド、フォックス、ブレイク、ゴードン、ベインとすべてのキャラクターが良い!
内容などに関しては他の方のレビューの通りです。
もう私が書く必要もありません。
「バットマンビギンズ」から見続けた伝説が終わったのです。
この悲しさはなんだか「BACK TO THE FUTURE3」でデロリアンが破壊され、冒険が終わってしまった感じです。
まだこの先を見てみたい。
でもこれ以降見る必要がないんです。
映像化する必要はないんです。
これはブルース・ウェインの物語ですから。
バットモービル、バットポッド、ザ・バットもよかった!
いろんな感情があって、私はこの作品をうまく文面上では語れません。
賞賛の言葉が見つからない!
前作ダークナイトで、文字通り度肝を抜かれ
今作ライジングで、トドメを刺された。
と同時に実に寂しい気持ちになった。
あー、もうこのシリーズは
見れないんだなと…(・_・、)
私個人的に前作は10年に1度の
名作傑作だった。
故に今作ライジングは簡単な
評価にしたくないし、
出来ない。
観る前から名作って解っていたから。
これほど徹頭徹尾の
アクション映画を作り上げた
スタッフ、俳優達に
心から感謝し、拍手を送りたい。
そしてもうこのシリーズには
会えないって言う寂しさは
すいません、人1倍かもしれません…
だから、ラストシーンで
寂しい涙を流してしまいました。
アルフレッドの涙と共に…(T_T)
何時しか、3部作のコンプリボックスが
発売されるでしょう。
俺は一生の宝、財産にします。
そしてこの作品に出会えた
喜びと、もう出会えない寂しい思いを胸に、
残りの寿命を全うしたい。
ゴッサム・シティへの報われない愛に生きたバットマン!
3時間近い大作で眠らない自信がなかったが、大丈夫だった。前作より私は好きだ。前作はヒース・レジャー演じる狂気のジョーカーに圧倒され、疲れたが、今回はバットマンを応援する方に回った。バットマンはあくまで闇の騎士。陽のあたる場所には出られない。それでも、愛する街のため、何度も不屈の闘志に燃えて立ち上がる姿に胸を打たれた。でも、今回はまずひきこもり、アルフレドーの家出、倒産と波乱万丈だった。それでも、数少ない味方を頼りに孤軍奮闘していて、「がんばれ!」とエールを送りたくなる内容だった。アン・ハサウェイのキャット・ウーマンは、意外なほどの悪女ぶりで、こんな役もできるんだと見直した。これで3部作の完結かと思うとちょっとさびしい。
まずは満足
大人向けの重厚なヒーロー映画。
ゴッサム・シティからバットマンが消えてから8年。
引きこもり生活を送っていたブルース・ウェインの屋敷に女盗賊が忍び込み、
ブルース・ウェインの『指紋』を盗み出します。
その一方、奇妙なマスクをしたテロリスト、ベインがゴッサム。シティの平和を脅かそうとしていました・・・。
「バットマン・ビギンズ」「ダークナイト」と続いた、クリストファー・ノーラン監督による
バットマン・シリーズの3作目にして完結編(?)です。
作品の冒頭、引きこもり生活を送るブルース・ウェイン=バットマンは、
自分自身の存在意義を見失い、新しい人生を踏み出せずにいます。
そこに、ベインという強敵が現れ、否応なしに戦いの表舞台に引きずり出されます。
ゴッサム・シティを守るための戦いの中、「バットマン」としての居場所(活躍の場所)はあっても、
ブルース・ウェインとしての居場所は無い。その葛藤の結末は、どうなるのでしょうか?
単なるヒーロー物には終わらない、サム・ライミ監督版「スパイダーマン」にも通じる、
ヒーローであるが故の心の葛藤が派手なアクションと同時に描かれていて、
なかなか見応えのある作品でした。
3時間近い上映時間が、本当にあっと言う間でした。
女盗賊=キャット・ウーマンとのコンビの微妙な関係も面白かったですね。
ゴッサム・シティの最大の危機をバットマンがどう乗り越えて行くのか?という
後半のストーリー展開も緊張感があってよかったです。
ヒーロー物でありながら、大人が観ても楽しめるエンターテイメント。
アメリカ(ハリウッド)の底力を見たような気がします。
1作目「バットマン・ビギンズ」を観ておいた方が、より楽しめるとおもいますよ。
もちろん、予備知識無しで観ても面白い作品ですが。
ブルース・ウェインは苦悩から解放されたのか?
本作は公開してすぐに観たのに、なかなかレビューが書けずにいた。その理由に、本作が奥の深い難しい作品だったということと、自分の中で消化するのに時間がかかったということ(理解力の無さが情けない)。そしてやっと何となく見えてきた。
ブルース・ウェインを今まで苦しめてきたもの、またはクリストファー・ノーラン監督が『バットマン・ビギンズ』『ダークナイト』『ダークナイト・ライジング』三部作を通して問いかけてきたもの、それは正義とは何か?正義の執行とは何か?ということだ。
バットマンのしていることは個人的な正義感でしかなく、暴力で成敗する権限などないのだ。そのバットマンは「警察に任せては」と言うアルフレッドの忠告や「通報しないの?」と言ったセリーナの声を無視した。バットマン自身に特殊な能力はない。あるのは真っ直ぐな正義感と潤沢な資金である。そんなバットマンに警察以上の権限などないのだ。正義の執行として暴力が許されているのは警察だけだ。しかしその警察組織が機能しなかったら?又は指示がないと動けないとしたら?確かに暴力は暴力しか生まない。しかし正義のために立ち上がることは誰にでも出来るのではないか。「バットマンには誰でもなれる」ブルース・ウェインが言ったのはそういうことなのだろう。そして市民一人一人が正義のために立ち上がればブルース・ウェインはバットマンの苦悩から解放されるのだ。
果たしてラストシーンのブルース・ウェインは苦悩から解放されたのだろうか?
良い三部作だったと思う。特に「ダークナイト」は名作だが、正直疲れる三部作でもあった。クリストファー・ノーラン監督独特の難しさがあると思う。
監督の力量
こんにちは(いま、8月14日5:15頃です)
フジロックで封切りに行けず、オリンピックで見に行くのが遅れてしまった。2週間以上レビューが遅れるなんて、久しぶりです。
この映画、まず、コロラド中乱射事件に触れない訳にはいかない。
映画が持っているリアルさと同時に、映画とは作り物であることを確認したい。
でも、作り物であるからこそ、よりリアルな描写が必要で、
その意味で、前作のジョーカーは(ヒースの死も含めて)僕たちのとなりに存在するものとなった。だからといって犯人を肯定する物ではないが。
そんな意識にもさせた前作と比べてどうなんだろう?
というプレッシャーはノーラン監督にはあったと思われるのだが。
その課題は見事にクリアされたといっていいだろう。
登場する人物たちが全員、生かされているのだ。
特にベインは、プロレスのロードウォリアーズみたいで、底のしれない存在感を漂わせていたし、キャットウーマンのアンハサウェイも彼女のがらっパチにして、キッチュな個性をうまく引き出していた。
ストーリーも、地獄からの脱出劇
核融合炉心の恐怖から脱出劇
分・秒を争う脱出劇
古代・現代を問わず、ありったけのものを盛り込んだストーリー。
それをひとつに集約して見せつけて緩むことがなかった。
もちろん、その映像は一種のエクスタシーを感じさせるものだった。
見事だというしかないものだったと思う。
(僕は前作のほうが好きだけど)
良質な娯楽作
バットマン
バットマンは努力の人?
もっとライジングに感動を!
劇場映画をIMAXシアターで観るのはこの「ダークナイト・ライジング」が初めて。アクションのほとんどがIMAXで撮影された事もあるが、高い入場料に見合った期待があったからだ。
まずは2時間45分の上映時間を見終わると、そんなに長かったの?と思うほど、その内容の濃さに圧倒されっ放しだった。
ノーラン版のバットマンの特徴は善と悪を哲学的に描いている事だ。
それが炸裂したのが前作の「ダークナイト」で、映画史に残る傑作となった。
「ダークナイト・ライジング」は一作目の「バットマン・ビギンズ」の直接の続編であり、今回の敵はそれとほぼ同じ。
理想の世界があり、信念がある。そのために破壊行為がある。大胆に言ってしまえば、大日本帝国における大東亜戦争と同じ理屈が敵側にある。
しかしバットマンはすでに一作目でその悪の思想から卒業しているのである。戦いに躊躇う事はない。
ここでの試練は再びバットマンとして登場する事であり、それが見せ場にもなっている。だが、え?と言うくらい簡単に復活してしまうのだ。それが前半と後半に2回あるのだが、特に2回目はベインが思わず「信じられねー!」と叫ぶのに、思わず共感してしまった。
ヒーローの復活は圧倒的感動をもって描かれなければいけないのに、それが弱い。この映画の欠点になってしまった。
しかしゴッサムシティを取り巻く、私利私欲と善と悪とが渦巻く人間関係は個性的キャラと合間ってドラマを存分に楽しめるし、アクションは物語としてのアクションであり迫力満点である。ワンシーンワンカットたりとも無駄がない。
これだけ緻密に真面目に作られているのに、誰だかよく分からねえジジイのパンチ一発でね〜、とやっぱり思ってしまう(言ってしまった)。
やはりライジングするためにはもうひと工夫欲しかったのが本当に悔やまれる。
それさえ決まれば、この三作目も傑作になっていたかもなのに。
善と悪に、きっちり二分できない人間。
クリストファー・ノーラン監督の実写版3部作の最終章。
「バットマンビギンズ」「ダークナイト」の前2作を復習してから、見れば良かった。
そうすれば、「あ~、こんなことがあったな~」という場面などが良くわかり、作品にもっとのめりこめただろうな。
監督が脚本も書いたということで、色々なエピソードが伏線となって、作品に力が増す。
圧倒的な映像も良かった。
ベイン役のトム・ハーディは、常に異様なマスクを装着していて、目だけの演技となったけれど、容赦ない悪者ぶりが良かった。
素顔を一瞬だけ見せるのだけど、その優しい目が印象的だった。
新顔のジョゼフとアン・ハサウェイも良い。
もちろん、モーガン・フリーマンとマイケル・ケインとゲイリー。オールドマンもね。
あっ、クリスチャン・ベールも。彼がいるからこそのバットマン。
複雑な過去を持つ登場人物たち。
善と悪に、きっちり二分できない人間。
そんな人間たちの心の闇に入り、心情をえぐる。
監督は、「インセプション」でもそうだったけれど、闇のように暗い影を描くのがとても上手だ。
ラストの展開は好き。
そうか・・・そう繋がるか・・・
スポーツカーではない
どうしても前作と比較しちゃうけど…
前作よりもかなりアクション方面に振っていて、その分描写が浅くなった部分もところどころ気になったかな。
ただストーリーの性質上、前回はバットマンとジョーカーっていう対象的な2人の戦いだったのに対して、今回戦うのはバットマンとベインだけではなく、スケールもかなり大きくなっているので、仕方ないかなと思ったりもする。そういった意味ではボリューム感はすごくあるし見応えのある作品だし、話の運び方というか盛り上げ方もやっぱりさすが。
特筆すべき点はやっぱりベインの存在感かなぁ。カメラもベインの存在を大きく見せるために使ってるし、スタジアムのシーンやその後も強い存在感を放ってる。前作のジョーカーといい、ホントに悪役の描き方はすごいと思う。ただそれだけに内面がもうちょっと見えてれば…っていうもったいなく思う部分もあり。
評価はすごくわれてるけど個人的にはすごく好きな作品だな。BD出たら買お
……タイトルは原題のままでよかったと思うんだけどなぁ
キャラクターの不在
パニック映画の構成。
バットマンのキャラである必要があまり感じられません。
それだけキャラに頼らないよく出来た脚本ともいえますが、少しはバットマンらしさが欲しかった。
蝙蝠の動きはどこへ。
アクションは前作と比べると軽快さを感じさせず、重く空振る拳はバットマン自体の加齢を思わせる。
バットマンは裏切られてばかりです。
こんなに町に全てを捧げる献身も誰にも省みられない、悪し様にいう人までいる。
なのに、どうして?と問いたくなります。
そんなにまでする必要はあるのだろうか?と。
しかし前作を視聴した方なら解るはず。
全てを捧げたからこそ、全てを捧げてしまったからこそ、今更否定できない。
今までやって来た事を無意味には出来ない。
彼には努力を重ね続ける必要がある。
逸れを踏まえて見ると泣けてきます。
こんなに彼が守ろうとしても、彼等は返すものを持たず、また返そうともしないのです。
執事の自分の人生を見つけて欲しいという気持ちが良くわかります。
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