ドラゴン・タトゥーの女のレビュー・感想・評価
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かっこいい2人
スピーディーに話が進んでいくが、内容はわりと分かりやすくとってもおもしろい。
リスベットが心を開くのがちょっと早いなと思った。最後の報われない感じが悲しくてせっかくの事件解決と名誉挽回?が…あーあってなるけど、とてもいい
続編が楽しみ
性暴力被害の経験有る方は視聴に注意
暴力、強制猥褻、レイプのシーンがあります。
フラッシュバックをおこす可能性のある方は注意が必要です。
すでに嫌悪感を示すレビューが投稿されていますが、無理もないと思います。
ただ私は次の理由で、この映画は無しじゃないと思いました。
まず、1つめの理由として
強制猥褻&レイプの加害者に対しては、それほど間をおかずにガッッツリやり返しています。
混乱も無く、行動が早いです。すでに乗り越えた何かを持っているのでしょう。
2つめの理由としては
性虐待から逃れ、生き延び、人生を切り開いた女性が登場すること。
傷ついた心はたしかに抱えているけれども“被害者”という受け身的な立場だけでは終わらない、という、実際の被害経験者たちの姿勢に通ずる姿が描かれているので、同じ立場の人間として嬉しかったです。
むやみやたらに救われなさを強調してそれを美しいとか言っちゃう被害者萌えな映画より余程いいです。
この映画では、暴力は暴力として描かれています。ヒロインが謎解きに協力する動機にも、被害女性たちへの共感や理不尽な暴力に対する怒りが隠されているのだろうと察せられます。
オープニングからアーティスティックに凝った映像が流れるし、ヒロインのルックスも言動もおとなしくはないので、気後れする方や馴染めないと感じる方もあるのかもしれませんが……暴力そのものをファッションとして描くような幼すぎる作品とは違うと思いました。
映像よりもまずは原作を読んで…
結局んとこリスベト萌え
正直男目線だと思うがリスベットがカワイイ。
May I kill him?
言ってることはアレだが萌えないわけにはいかない。
結局のところ男は「理由はよくわからないけど好かれてる」状況に弱いのだ。
ラストに突き放し感も良かった。続きがあるなら期待したいと思わせるに十分なんじゃないか。
話題作だけある。
観る前に
面白い
面白いです!
男性は、かもしれませんが。
過去ビューにあるようにしよ女性評価は厳しい内容ですね。
観る人によりけりですが。
社会の裏側、キチャナイ人間描写ってのが好きな人には物凄くお勧めです。
リズベット萌え萌え
観る側への影響を考慮して映画にはR指定がありますが、世間を知らず、話のわからない子供が映画を観て傷ついていることを考えると、成人指定にするべき映画なのかも知れないと思いました。
このドラゴンタトゥーの女は、あってはならないことだけど現実に起き得る問題の描写があって、受け手にセンセーショナルな感情を与えます。
話の中では、ヒロインといえるリズベットが誰にも相談せず、単独で問題を解決してしまいます。
現実にこんな強い女性がいるかは別にして、リズベットの強さ、美しさを表現するためには必要な部分だから、映画ではわざわざそのレイプシーンに挑んでいるんだと思うな。
男「つか、リズベットかっけー。まじリスペクト。」←こうなります。
多方面にハードコア
話題になっていて以前から気になっていたのでDVDを借りました
やはりイメージ通りエロいです
ですがそのレベルは想像をはるかに超えていました
お子様向けではないですね
ストーリーはすばらしいですね
あくの強い人物ばかり、それをよくまとめられています
ミステリーとして上質かつ定型に従っています
面白い展開でした
アクション部は犯人猟奇的な思考にゾッとさせられ、そこにリスベットが駆けつけたときの安心感たらありませんでした。
そして私が一番印象的だったのは、リスベットの主人公に対する恋に近い友情です
いままで邪険にされ体だけの付き合いの人生を送ってきたリスベットが始めて心を開いたとき、いままでなかった暖かな感情が芽生えます。その心の機微がなんとも言えませんでした
最後に主人公の思い入れのあるレザースーツをプレゼントしようとして仕立て屋に「恋人におくるものですか」と尋ねられ「・・・友達」と答えるリスベット。
それに対して仕立て屋が「良いご関係ですね」というとリスベットは黙り込む。
無表情な裏に微笑が見えるかのようでした
なんとも爽やかで微笑ましかったです
ですが結末の後味の悪さはざんねんでしたね
ビジュアルにどっぷり浸かれる
158分と長めの映画ですがめちゃくちゃ刺激的な映画でした。全編通して暴力的なんだけどどこかスマートな雰囲気でそれが最後までまったくぶれない映画でした。
まずしょっぱなのOPはものすごくかっこいい。まさにデビットフィッチャーさん監督作品といった感じで「ファイトクラブ」で見せたあのOPのすごさはこの作品でも健在です。
しかしこの映画はビジュアル面だけが魅力ではないのがすごいところ。なんといってもルーニーマーラーさん演じるリスベットとドラマがいい。見た目はかなりのヤンキーなんですが、徐々に現れる感情や乙女心は思わず彼女に感情移入させられます。時より思わぬ行動を取りますがなぜか憎めないのは監督の力量なんでしょうかね。
ミカエルに手を貸した理由があまり語られなかったのですが、おそらく殺された女性への思いやりと女性に暴力を振るう男どもへの怒りからなんだと思います。そう考えるとますますこのキャラに魅力を感じます。
ミカエルの正義感があり心優しいところもよかったです。ダニエルグレイグさんは最初はちょっとダンディーすぎるんではと思いますが、硬派で心優しそうなところはミカエルには必要不可欠だと思えたのでまったく違和感がありません。意外とジェームズボンドに見えなかったですし(笑)
ただミステリー部分は少しピースを集める様な面白さがなかったのは残念かなと思います。ですがテンポが非常によかったため真相に近づくにつれて緊張感が出ていたのでこれはこれでとてもよかったです。
ミステリー映画にしては非常に変化球だと思いますが、リスベットとミカエルの物語はとても深いものです。表現はきついですが男の醜い部分を見せるという面では決して無駄ではなかったと思います。
2012年のベスト候補に余裕で入るぐらい個人的にはすごい映画でした。
もったいない。
やっぱり比較してしまいますが。
お子様には不向きな良作の謎解き
一記者と普通ではない探偵が知らず知らず、とある大きな事件に巻き込まれ、
各々がゆっくりと大きく渦のように交じり合う。
そして謎が進むにつれ、歪みのある女の心境の変化、
ようやく素直に、普通になれた女の最後の哀愁。
素晴らしいの一言
事件内容やベッドシーンで過激な描写はあるものの、
大人向けのシリアス作品と捉えれば
何の違和感無くその世界観に引き込まれる
むしろこのくらいの過激なほうが
凄惨な事件だとはっきりわかり、憎むべき犯人を追う人間たちに共感できる
ミステリー作品としての出来は文句無し
話が進んでいく序盤は、登場人物が多くそれぞれの人物を丁寧に映しているので、難しくゆっくりに思えるが、中盤それらの前置きがつながり始め、事件の全容が見え始めると、物語は大きく動き出す そのときの緊迫感、世界観に引き込まれる感じは、まさに名作を見たときに感じれる唯一の感覚
演技派で実力十分な俳優ばかりで完璧なキャスティングに、
脚本、監督ともに展開と撮り方がうまい
二度三度と見て深くストーリーを把握したくなる名画ではあるが、
日本人には不慣れな過激な描写が多い分
見る相手を選んだほうがいい
嫌悪感150%
人間の闇の部分を暴いた力作
寒々としたスウェーデンの風景…そして物語の幕開け。
と思いきやツェッペリンの「移民の歌」(カバー曲である)が独立した1本のミュージックビデオと言ってもいい程のインパクトで流れ出す。
次々と流れるのは無機質でメタリックなオブジェのよう。
さすが数々のミュージックビデオの秀作を生み出したデビッド・フィンチャー…
作品の細部にも作り込まれた拘りが感じられる。
そう、そんなワケですっかり不意を突かれてしまったのだ。
本作品は、スティーグ・ラーソンの著書であるミレニアムシリーズ第一作「ドラゴン・タトゥーの女」の映画化である。
(2009年に本国スウェーデン版もすでに製作、公開されている)
まずは長い原作を、よくぞここまで凝縮できたと賞賛すべきだと思う。
映画本編は私感ではあるが、トリロジーとして成り立っていると感じた。
1つ目は物語のテーマであるスウェーデンで抱える問題をリスベットというラディカルな人物を通して提起する。
一方ミカエルとある一族が関わって行くプロローグ。
次にミカエルとリスベットが繋がり、事件を徐々に紐解いて行く中心的な部分。
最後に後日談を軽快なテンポで流しつつリスベットを一人の女の子として描く、そして迎えるほろ苦いラスト。
ラストでは、ヒロインへの好感がわき上がり、なんとも言えない愛おしささえ感じてしまった。
キャスティングのよさもさることながら、ミカエル役のダニエル・クレイグとリスベット役のルーニー・マーラーの熱演が特に素晴らしかったと思う。
どちらかといえばクリンとした目がかわいらしい、ルーニーにエキセントリックなヒロインが演じられるのかと思っていたが、メイク技術や彼女の役作りそして演技力で見事にリスベットに変身していた。
顔自体「ソーシャル・ネットワーク」のかわいらしい女の子とはまったくの別人だったのがすごい。
原作は、全作を通して「女性に対する不条理な偏見や暴力」というシビアな題材が扱われているが映画でも重要なファクターとして描かれている。
DVDの特典映像ではこの映画に出演しているスウェーデン人であるマルティン役のステラン・スカルスガルドは「スウェーデンはそういった暗い国ではない」と否定的な意見を表明していうのも興味深かった。
主人公リスベットに対する暴力的なシーンは、個人的に目を覆いたくなったのが本音だが、その後彼女が「目には目を」といった行動を取っているのはある意味見る者に勇気を与えていることだろう。
ただ、本で読むのと実際に映像で見るのとは数倍違っていることは確かだ。
裏を返せば、演出と演技力の素晴らしさの賜物だ。
小説には読む者に想像させるというワンクッションを置いているが、対して長い原作を限られた時間に凝縮させる映像作品は直接視覚に訴えなければならない使命がある。
「不快なシーン」「残酷な光景」を嫌悪しながらも、それを見ずにはいられない人間の本能、フェティシズムな一面を誰しも持っている。
そういう人間の闇の部分が、「ドラゴン・タトゥーの女」でも浮き彫りにされている。
全編通して、やはり暗い…暗闇のシーンが多い。
そんな中でも、ブルーグレーの彩度を落としたスウェーデンの並木道や雪に覆われ、メタリックを帯びたような風景がなんとも美しい。
(本人ブログより引用)
ミカエルとリスベットのラブストーリー
早稲田松竹の二本立てで鑑賞。Led Zeppelinの移民の歌をテーマにしたオープニングの映像美は秀逸。ミステリー小説が原作ではあるが、デビッドフィンチャー自ら『この物語のミステリーや猟奇殺人には一切興味がない』と語るように、メインはタイトル通りタトゥーの入った一見メンヘラパンキッシュなハッカーと中年ジャーナリストのラブストーリー。
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