ドラゴン・タトゥーの女のレビュー・感想・評価
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静寂と暴力、冬の北欧が美しい
レッド・ツェッペリンによる「移民の歌」を女性が唄うオープニングから最後まで、静寂と暴力、冬の北欧の美しさと猟奇殺人という相反する世界を映像美と俳優、監督のデビィッドフィンチャーが見事に調和のとれた作品に仕上げています。
何度でも見たくなる傑作。
大好き!寒い冬にこそ観たくなる(笑)
もっと長くてもよかったくらいです、ミカエルの言った通り「もう誰が誰だか」とヴァンゲル家のみんなの名前で混乱しそうになりましたが、一族勢揃いもほとんどなく、意外と大丈夫でした(笑) リスベットと手を組んで調査していくのはすごく面白かったです! 「寒い冬」すらも登場人物かのような作品ですね(笑) 吹雪の中の列車とか乗ってみたいなあ・・そして、無事でよかったハリエット・・・
とにかく映像がかっこいい
雪に閉ざされた街、華麗なる一族の令嬢の失踪、パンクな衣装に身を包んだハッカーの女…。 最高の素材は揃っているが…
スウェーデンのベストセラー小説を実写化した、ハリウッド版「ミレニアム」シリーズの第1作。
失意の底にいる敏腕記者のミカエルが、背中にドラゴンのタトゥーが入ったハッカーの女リスベットと共に、40年前の資産家令嬢失踪事件に挑むというミステリー映画。
監督は『セブン』『ベンジャミン・バトン』のデヴィッド・フィンチャー。
主人公ミカエルを演じたのは『トゥームレイダー』『007』シリーズの、6代目ジェームズ・ボンドことダニエル・クレイグ。
ハッカーの女リスベットを演じたのは『ソーシャル・ネットワーク』に続き2度目のフィンチャー監督作品への出演となったルーニー・マーラ。
第84回 アカデミー賞において、編集賞を受賞!
シリーズ累計発行部数1億部突破という、驚異のミステリー小説「ミレニアム」。
本国スウェーデンの実写版に続き、ハリウッドでも実写化することになり、その白羽の矢が立ったのが映像作家の鬼才デヴィッド・フィンチャー。
サスペンスを得意とするフィンチャーが「ミレニアム」という世界的ミステリー小説の実写化を手掛けるのだから、これがつまらない筈がない!…と思っていたのだが😥
いかにもフィンチャーらしいグロテスクかつスタイリッシュなタイトルバックは最高!🤩
女性ボーカルでカバーされた「移民の歌」に合わせて展開される、悪夢の様な映像。
「氷と雪の大地」「血塗られた物語」とか、映画の展開を暗示する様な歌詞の楽曲をテーマソングに持ってくるあたり、流石MV畑出身の監督という感じ。
リスベットを演じるルーニー・マーラも素晴らしかった。
ガリガリの体型、奇抜なヘアスタイル、無数のピアスなど、『ソーシャル・ネットワーク』で普通の女子大生を演じていた人と同じとは思えない程の変貌ぶりは見事!
とんでもなくハードなレイプシーンや、モザイクのがっつり入ったベッドシーン、乳首ピアスなヌードなど、体当たりすぎる演技には度肝を抜かれた。
金髪のウィッグで変装するシーンでは、「本当にこれがリスベットかよ!」といいたくなるほど、見た目と演技が変化しており、流石一流の女優はすげーなー😮とただただビックリ。
この映画の価値の8割はルーニー・マーラだと言っても良いのでは?
アナルレイプやエンヤをBGMにしての拷問シーンなど、惨虐描写の緊張感が凄かった。
こういうシーンを容赦なく描写してくれると、映画に緩急がついて全体のワクワク感もアップしますね。
その後のリベンジシーンも盛り上がるし。
人間の残忍性を描写させると、フィンチャーは本当に上手いですねぇ。
キャラクターや要所要所のシーンのインパクトはGOOD👍
全体的な興味の持続力も強く、退屈はしない。
しかし、映画として面白いかというと…
雪で閉ざされた静かな街、そこを支配する華麗なる一族、40年前に起きた令嬢失踪事件、背後に蠢くナチの影、次第に明らかになる陰惨な連続殺人事件…。
それに挑むのはジェームズ・ボンドとパンキッシュなハッカー女。
これだけ素晴らしい素材が揃っていながら、何故こんなにも中途半端な作品になってしまったのか…🤔
ミカエルとリスベットが合流してからがこの映画の本編だといっても良いだろう。実際彼らが合流してから話は大きく動くし物語も面白くなる。
ただ、そこに至るまでの助走が長ぇ。もっとテンポ良く描けなかったのか?
ミステリーの謎解きもわかりづらい。…というよりハナからミステリーの要素は重要視していないような気がする。
そう思えるほど、謎解きや犯人発覚までの展開があっさりしてる。
華麗なる一族の異常性もあまり見えてこない。もっとヤバい奴らの集まりだというふうに強調して欲しかった。
レイプや拷問シーンはあんなにノリノリだったのに…。実は本編には興味無かったんじゃないの?フィンチャー監督😥
令嬢失踪事件を解決した後、ミカエルが追っていた大物実業家をリスベットがまるで007のように追い詰めるという展開になる。
…ここいる?連続ドラマならともかく、映画としてはただの蛇足にしか感じなかった。事件解決して一件落着で良いじゃん。
ただリスベットの活躍を描きたかっただけ、という感じがして映画としての必要性を感じなかった。
ミカエルとリスベットが仲良くなっていく過程とか、2人が同じ画面に収まっているシーンとかをもっと見せて欲しかった。
はっきり言ってバディ・ムービーとしては物足らない。
ただのセフレに見えちゃって、クライマックスの切ないシーンでのリスベットに感情移入できなかったなぁ。
前半のそれぞれが単独で活動しているシーンを削って、2人がコンビを組んでわちゃわちゃするシーンをもっと増やして欲しかった。
数々の名作を生み出したフィンチャーの作品の中では、正直つまらない部類に入るかなぁ💦
素材は良いのだから、もっとミステリーの部分を重視して欲しかった。
あくまでもフィンチャーの作品群の中ではつまらない、というだけで悪い映画ではない。…が、でもなぁもう一歩だなぁ…という印象の一作です。
特にエピローグは少し欲張った印象です。
新聞記者と、その調査助手の女性ハッカーが、財閥長老に依頼された少女失踪事件の謎に迫る物語。
とても良く出来たサスペンス映画です。
少女失踪事件を丁寧に調査する新聞記者。派手さはありませんが、閉鎖的な一族の中での絶妙な緊迫感を描いています。そして、ちょっとした気づきからの、展開も秀逸。ラストの展開も無茶無理はなく、良い驚きを与えてくれました。
映画は、幾つかの物語を重層的に描いている事も、キャラクターをしっかりと描くうえで良かったと思えます。
記者の裁判沙汰と新興企業とのトラブル、ハッカーと保護観察官の関係、そして記者とハッカーの関係。物語を複数織り交ぜて描くと、ともすれば分かり難く、ともすれば冗長になり易いのですが、この映画はそれを感じませんでした。
ただ、当たり前ですが、かなり長くなってしまいましたね・・・決して間延びしたとは思いませんが、もう少し短くて良かったかもしれません。
出会ったことがなかった造形。
ダークサスペンスとリスベットの恋心
リスベットの才能にうっとり。
全体的に難しかった、、、
タイトルなし(ネタバレ)
人気の作品だったな、と思いDVD鑑賞
リスベットとミカエルが出会うまでが長くてちょっと飽きた。
友達ができたと話すリスベットが可愛いかったのに
恋愛感情なの?
ラストはちょっと残念。
友情を育てて欲しかった
変態オンパレード
ミレニアム版は明らかに主役はスーパー・ハッカーのリスベットなのだがミカエル役にダニエル・クレイグを据えたことでリスベットの存在感が薄まった、本人は現役ボンドのイメージ定着から抜けたかったのだろうがひ弱なジャーナリストでは頭が混乱する。命ばかりか名誉挽回まで助けてくれたのに恩知らずミカエル、ラストにリスベットに年相応の女らしさを加えるのもそれまでの展開のぶち壊しだろう。過激度、変態描写はミレニアム版より抑え気味にした割には必然性のない猫殺しは何だったのだろう。屋敷も洗練されクラシカルな怪しさが薄まった、サスペンス的に辻褄合わせに微調整したところは買うが変態オンパレード映画をいじればいじるほど中途半端に雰囲気を削いでしまう面も否めない。以上、比べてみればの感想、どちらを観ても謎解きは楽しめるので好みの問題かもしれませんね。
リズベット役のルーニー・マーラが素晴らしい!
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