「エージェントがアンポンタン過ぎ(;´Д`)」アジャストメント 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
エージェントがアンポンタン過ぎ(;´Д`)
『ブレードランナー』『トータル・リコール』『スキャナー・ダークリー』『マイノリティー・リポート』などなど・・・
真実を目の当たりにして自分のアイデンティティが音を立てて崩れて行く世界観のSF小説を多く残したフィリップ・K・ディック原作ということなんですが
この映画は上に書いた映画と比べてかなりコメディータッチと言うか軽い感じの話です(・∀・)
次期大統領間違いなしと言われるやり手の若手議員がひょんなことから男子トイレにいた女と知り合って親しくなって・・・
つうかそこでまた唐突なキスシーンヾ(゚Д゚ )ォィォィ
そしてある時彼はこの世界に隠された真実を知ってしまう・・・
と言うことなんだけど、要は運命を調整する調整班という存在がこの世の出来事は全て操作してるという設定なんだけど
その調整班のエージェントが、人間を超えた存在であるにも関わらず・・・
10時きっかりにコーヒーをネクタイにこぼすという予定を居眠りして失敗したり
その後急いで追いかけて行くも車にどかんどかんはねられまくるわ
他のエージェントも時間を止めて何か作業をしてるシーンを主人公に見られるわ
どじ過ぎるだろ!!!!!(;´∀`)
あの女と本気のキスをしたら世界が崩壊する!!!まずい!!!ってことで携帯メールを鳴らしたり友達を間に割り込ませたり・・・
ああ~~駄目だ~~~本気のキスをする~~~~~~
・・・ああ~良かった軽くほっぺにチューかε-(´∀`*)ホッ
・・・何このコントみたいなやりとりは???(;・∀・)
あとクラブのシーンも何の意味もない(^_^;)
つまりこの男女は、前世で一緒だったらしく、それでまたぞろ現世で一緒になったらこの世が崩壊しかねない。だから男の方は高い能力を持ってるから女にうつつを抜かさないで頑張れ!!!ってことを言いたいらしい。
しかし男は「いやだ!!俺は彼女と一緒にいた方が頑張れるんだ!!!」と駄々をこねる。
そして調整班も「そんなに言うならまあいいやc(´ω`o)」
今までの散々苦労した工作は一体何だったんだ???( ゚Д゚)ゴルァ!!
OKを出した理由として、「議長」が全て御見通しだと。
議長は色々な呼び名があり、色々な姿をし、色々な場所に出没するとか。
まあつまり調整班のエージェントは天使、議長ってのは神様ってことね(・∀・)
世界が崩壊するのに女を取るっていう価値観は、映画の世界なら全然ありだと思うんだけど、そうしないで女を取っても何も特に変化ないっていうカタルシスが全然ないってのが・・・ほんっと期待外れ(;´Д`)
あと女の婚約者のその後は???女を取られたのにそれっきりなのか???
キャラに愛情がねえな~o( ゚Д゚)oブンブン
運命の相手じゃないからって最悪な形で裏切っていいってことにはならん!!!!ヽ(`Д´)ノプンプン
ただエージェントの衣装の感じとか、どこでもドアのシーンは結構斬新で良かったと思います(゚д゚)イーヨイイヨー
観るべきところはそのくらいじゃないかと。
全体的にぼんやりしてて、SFとしてもラブストーリーとしても良く分かんない話。