劇場公開日 2011年5月27日

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「運命のどこでもドア」アジャストメント にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0運命のどこでもドア

2023年3月24日
PCから投稿

「ラブコメ」としてなら少しは観られる。
逆に、SFとか、ロマンスもの、ドラマとしては
全くなってない。むしろダメ。

ツッコミどころ多すぎて
もはや言葉を失ってしまいました。

2つの点だけ言わせて。

1つ目は、たぶんテーマとしては
「世界を悪い方向に導くとしても、
運命に抗って愛を選ぶのか。」
だと思うんです。
で、大統領ってのは分かりましたが
”それでどうなる”が語られてないので
観客としても彼女を選ぶ以外
考えられないんです。
例えば「第三次世界大戦が起こる未来」を
映像的に見せて、世界の人口が半分になったとしても
彼女を選ぶのか。とかね。それがないから一択。
だから、あの”帽子軍団”が悪い奴らにしか見えない。

2つ目は、
”「彼女を選ぶと不幸になる」というのはウソだ”
という告白。
え?えぇ⁉ウソなの?ウソはだめでしょ。
なんじゃそりゃ!ですよ。
ちゃんと明かされてませんが、帽子軍団は
人外ですよね?人ならざるものですよね?
例えば天使のような。人を導く存在でしょ?
なんだかいろいろ能力使えるっぽいのですが、
なんか途中からどんな能力かウヤムヤ。
帽子軍団のダメっぷりがコメディのように描かれ、
もう運命の修正が効かない分岐点が”キス”って!
中2か?おまえらは。

いくら天使といえど、
組織に属している限り上司の命令は絶対で、
自分たちの行いは善なのか悪なのかの
判断もつかないまま職務を全うしている。
という皮肉。を、言いたかった映画のかな?

どっちにせよダメだな。

にゃろめ