劇場公開日 2011年5月27日

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「【恋愛映画にSFサスペンス要素をちょい足しした映画】」アジャストメント 3104arataさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【恋愛映画にSFサスペンス要素をちょい足しした映画】

2021年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

・2011年公開のアメリカのSFサスペンス映画。
・アメリカ合衆国議会の上院議員候補である主人公のデヴィッドが、ダンサーのエリースと運命的な出会いをするも、古くから世の中の調和・バランスを保つために人々の行動を調整してきた「運命調査局」という集団の「調整」によって引き裂かれようとする2人。そんな2人(主に主人公)が運命と調整に逆らって恋愛を成就させよう という大枠ストーリー。

[お薦めのポイント]
・マットデイモン主演のサスペンス映画

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[物語]
・この映画を観る前にどういうテンションで見るかが重要でした。私は「マットデイモンさん」×「SFサスペンス」=さも壮大なドンチャカ映画だろう!というイメージで鑑賞。が、、、実際は「壮大な恋愛映画」。ギャップに…笑 物語の設定も惜しい感じがしてなりません。古くから人類の調和を保つために「調整」をしている集団がいる。理解はできるのですが、パンチが足りないと言いますか、趣旨は仰々しい割にやってることは地味と言いますか。
・ただ、自身の日常生活に置き換えてみると、普段何気なく起こっている偶然的な出来事は実は運命のために調整されているかもしれない、と想起させてくれる部分はSFとして面白いワクワクを与えてくれました。

[演出]
・ドアを開けると時空間移動のように全く違う場所に移動できるという物語は、本で読んだら面白そうですが、映像で表現するのがなかなか難しい気がしました。画でみるとこれまた地味なんですよね。笑 また、ガラス張りの(向こう側が見えてしまう)ドアでは時空間移動できないんかーーい、と突っ込んでしまったり。もう少し「魅せる」工夫が出来そうな余地のある演出に感じました。

[映像]
・SFサスペンスと銘打っていますが、特に際立って感じた部分のない、割と地味目な映像でした。むしろ、ドンチャカが少ないので、「やたらドンチャカばっかしているのは苦手。できれば物語をゆっくり楽しみたい」という方にとっては、愉しめるSF作品かもしれません。

[音楽]
・際立って感じたことはありませんでした。

[演技・配役]
・際立って感じたことはありませんでした。

[全体]
・期待値を高く持って観てしまったので鑑賞後の評価がどうしても低くなってしまいました。が、何も考えずにふと付けたら、「この2人の恋愛はどうなっていくんだろうか」と素直に受け入れられる気がします。その冷静さで判断したら、「運命」「恋愛」「たられば」の3点セットでほどほどに面白く観れる映画かもしれません。そうですね、「恋愛」という主軸の中にSFサスペンス要素が多少加わった映画、といったらしっくりくるでしょうか。その視点なら面白く観れると思います。やはり、映画は先入観無しで見ていくのが面白いですね。ありがとうございました。

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#全体3.3 #物語3.2 #演出3.2 #演技3.4 #配役3.5 #映像3.2 #音楽3.0

3104arata