恋の罪のレビュー・感想・評価
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神楽坂好きにはいいかもしれないが。
まず、東電事件とは別物。
神楽坂恵はエロい身体でエロい演技ができる以外に良いところがみつからない。
彼女が出てくると途端に昼ドラか下手な再現VTRになる。
神楽坂恵がベタな演技すぎるため、水野美紀の演技が自然すぎる。うまいよねー。
冨樫真は上手いし昼夜の顔が全く違うのはさすが。
役がトチ狂ってるだけに後半演技がうるさすぎたけど仕方ないんだろうな。
いずみは最後まで流されて人の影響下に生きていて最後も自分の意志のようにみえて、ミツコの影響そのまま。全く好きなれない。
吉田は最後に、家に戻るのか?
という終わり方だけど、戻るとおもうなー。
児島だよ!
水野美紀のあんなシーンやこんなシーンは園子温監督映画ならではじゃないでしょうか?
エログロです。
キャストが全員イッてる役すぎてもはや笑っていい所なのか判らない。
でも人間みんな、いい人っぽい顔だろうが出来た人だろうが、こういう二重的生活してるんだろうな。大なり小なり。
やっぱり神楽坂恵はいい身体しててOh,...ってなる。笑
お金あってこその価値。
見出すことで自信を付けていく箱入り主婦、そこに命をかける二つの顔を持つ女。
人間らしさを強く感じるその意識の移り変わり。
夜の繁華街とか黴臭い雰囲気をそこに一体になって感じた〜すごい巧いんだろうなぁ。
ある意味観てる人を試している映画かもしれない!
冨樫真の演技がトラウマばりに怖い!!もうこれだけでサスペンス。
誰のために映画を作るのか
インディペンデント映画監督として確固たる地位を確立した園子温。しかしながら最近はシネコン映画でも見られるようになり、昔ほどのアイデンティティを感じなくなっている。個人的にはそのような監督の変化の岐路に置いておくために作られた映画だと感じた。ラストの「わからん」が象徴的。11年当時は勝手に期待されて勝手にガッカリされて、昔の方がよかったなど心にもないことを沢山耳にすることだったのだと推測する。そのようなカウンターとして園子温色の強いねっとりとした演出、突き刺すような画面使いをこれでもかとぶちかまし、「俺は俺のために映画をとっているんだ!てめえらの言うことなんて知ったことか!」と言わんばかりのメッセージ性、それがラストの「わからん」に集約されているように感じた。
中身がどうこうというよりはやはり、ど変態ワールドを楽しむ作品だと思う。しかし2時間半は疲れた。
よかったところは雨の中の廃虚での自慰シーン、繰り返される日常の奇妙さを時計や紅茶、スリッパなどの細かい部分で描いているところ、つかみの目を背けたくなるような映像、ショッキングピンクのサイケな画面使い(多用されてるいないところがよかった)、おばあちゃんの頭おかしい演技、そしてラストシーン。
神楽坂恵、熱演も空回り…
あの時代に 働いていた者として、あの事件は確かにショッキングではあった
個人的には「 自己承認欲求」のなせるわざだと考えているが、本当のところは誰にもわからない
監督は3パターンの女性を用意したが、
やはり引き込まれるのは、富樫 真だろう
私は何となく「地獄に堕ちた勇者ども」を思い出してしまった
水野美紀の印象は薄い
神楽坂の設定は あまりにも安易過ぎるような気が
して 心惹かれない… (演技力にも 問題が… )
なので 最後のセリフに上手く繋がらない
音楽の選択でも マーラーの交響曲を使った時は
笑った、ジョークなのか?
最後で再び 海を見つめる神楽坂のバックにこれが
流れた時は パロディなのか?と考えてしまった…
違うと思うぞ~
現実逃避女性がセックス依存症になるまでの話
確たる自分を持たず、30歳まで何となく生きてきた女性たちが性の闇へ堕ちていく様が残酷に描かれている。
自分は純粋だと思い込むため、現実を直視しようとしない人間ほど、現実から逃げるために更に深い闇にはまっていく。
この痛々しい姿から目を背けてはいけない。
「影がある人ねと言われるころはまだ間に合うの」
「闇は影よりも濃いんだよ」
「このあたりは闇が濃いから来ない方がいい」
「早く帰って」
このセリフが一番心に残った。
私の~好きな~映画は~
と歌われる映画。
主体性のなさすぎる女性の話。
言葉なんて覚えなければ…とはどういう意味か。
いままで男性への依存を強いられていた女性が、
男女平等の声の中で自立を迫られたものの、急にはそれに適合できない現実
を暗に意味していると考えるのは考えすぎだろうか。
女性の他者への依存性として語られるものは、
性に由来するのではなく、社会構造に由来するのかもしれないと思った。
東電OL殺人事件をモチーフにして描いた作品。 昼間はお淑やかな主婦...
東電OL殺人事件をモチーフにして描いた作品。
昼間はお淑やかな主婦、日本文学を研究する準教授の2人は夜は売春をしている。
その人間の二面性は互いの面はグレーゾーンのように関係しあっていて、それを出すか出さないかくらいのギリギリのラインで生きている。
おそらく現状の生活と180度反対の日常をどこかで追い求めているのではないだろうか。普段家族に見せている顔ではない側面は誰しもあり、その両面を持つことによってのみ、自分のアイデンティティが保たれる、そんな印象だった。
アンジャッシュ児島の善人ぽい雰囲気が怖さを引き立てていた。
言葉なんて、覚えるんじゃなかった
女の強さとか弱さとか汚さとか全面に出てて、共感はできないけど、誰だってこうなってしまう可能性はあるような気がした。
言葉は体を持つっていう言葉がささった。
ただ神楽坂恵、ちょっと大根すぎるなあ…
最右翼な女性映画
「冷たい熱帯魚」の園子温監督による「東電OL殺人事件」をモデルにした映画。最近は「スターウオーズ」「マッドマックス」さらには「ゴーストバスターズ」に至るまで過去の作品を女性メインでリブート(て言うのかな?)している中、やはり世の中女性がメインになってきたような気がする。この「恋の罪」は女性の「性本能」と「感情」「思考」がうまく絡み合い素晴らしい出来の作品となっている。「冷たい熱帯魚」同様強引な展開があるが、「セリフ」や「描写」でグイグイ引き込まれて行く。途中冨樫真演じる大学講師が引用する詩「言葉なんて覚えるんじゃなかった」ってフレーズが頭から離れない秀作。
おもしろいんだけど、堂々とみれないかなぁ。AVみてると思われそう。...
おもしろいんだけど、堂々とみれないかなぁ。AVみてると思われそう。
おかんの俳優さん、こぇぇ。素晴らしい
じわじわ伝わってくるメッセージ
園子温と神楽坂恵が夫婦だったということをつい先日知った私です。
だから園子温の作品に毎回出てくるのか。
だって言いづらいけどさ...なんていうか、大根...だよね...??
「自分の妻をどんな使い方してんねん!」っていう、100人中150人が言いそうなセリフを呟きながら観ました。
【メインの登場人物】
◆吉田和子(水野美紀):刑事。夫と娘がいる幸せな家庭。ドSな男と不倫中(相手は出てこない)。夫の後輩とも不倫経験ありという奔放さ。円山町で起きた猟奇殺人事件を捜査する。
◆尾沢美津子(冨樫真):昼は有名大学の助教授、夜は立ちんぼやデリヘル嬢という二つの顔を持つ謎の熟女。昼と夜で人格まで豹変する。
◆菊地いずみ(神楽坂恵):売れっ子小説家と結婚して表向きは玉の輿だが、夫にも私生活にも満たされない思いを抱いている主婦。ある日、夫に隠れてAV出演してしまう。その後尾沢と出会い、尊敬、共感、崇拝する彼女と一緒に立ちんぼやデリヘル嬢をするまでに堕ちていく。
円山町の廃墟で女性の変死体が発見された、という同僚からの電話を受けたとき、吉田はラブホテルで不倫相手と情事の真っ最中だった。
慌てて現場へ向かうと、そこには2体のマネキンが。
よく見ると、マネキンの数カ所に腐乱した女性の身体の一部が埋め込まれていた。
蛆虫がそこらへんにうじうじ。鑑識によると死後十日ほど経過しているという。
そして、部屋の壁には大きな「城」の文字。
この廃墟はなんなのか?
被害者の身元は?
城とは何か?
犯人は?
出てくる三人の女たちは、みんな自分の人生に満足できず煮え切らない思いを抱えているわけだけれど、側から見たら完璧なまでに恵まれて幸福であろう人生を送っている、というのが象徴的。
女ってほんと無い物ねだりしてやまない生き物よね!
無い物をねだってそれを手に入れるためには相当の犠牲を払わなきゃいけないし、犠牲を払ってまで手に入れたとしてもそのときにはもう自分がズタズタになっている、っていう世の常を秀逸に描ききっているなと思った。
ほんと園子温の作品は、容赦なくザクザク切り込んでくるよね。
だから観終わると漏れなくちょっとオエッてなるんだ。
「地獄でなぜ悪い」「冷たい熱帯魚」のようなスプラッター的グロ描写は影を潜めた一方で、あまりにも生々しい「生」と「性」を余すところなく描ききったという点でまた違ったグロさがあった。
でもどっちにしても好き。容赦のなさが圧倒的。鑑賞後すぐにはわからないこの魅力。
水野美紀、この作品まではほとんど映画とか出てなかったんだなぁ。
圧倒的な滑舌の悪さを凌駕するほどの美しさなので、好きです。
初っ端からフルヌードで随分体当たりだなぁ~と思ったけど、中盤以降は特に過激なシーンもなく普通だった。
鑑賞後しばらく時間が経った今でこそ「容赦のなさが圧倒的!」とか賛美してるけど、実は、園子温の作品としては珍しく途中で止めようかなって少しだけ思った。
前半の間延び感、濡場の多過ぎ感、登場人物の饒舌感、神楽坂恵の大根感、そして水野美紀側のストーリーの、影の薄さ。
しかもとにかく長い、いや、長いのはいつものことだけどこれはやや嫌んなっちゃうくらいの長さ。
重要な「城」というキーワードの使い方もイマイチ釈然としない。
最初にドーンと出てきて以来ほとんどヒントらしいヒントもないまま終盤に突入し、一番最後にミツコ母の語り&回想で全部を説明するという、後出しジャンケン的な種明かし。
せっかく長い映画なんだから、たくさん伏線を張って徐々に謎が解明されていくストーリーだったら、もっともっと楽しめたかなぁ。
次は「愛のむきだし」だ!!
・・・と思ったけど、あれ4時間くらいあるんだよね。
なんか短くて濡れ場がなくて軽いやつでいったん休憩してからにしよ。
東電OL
急に思い出しました。東電OL事件にインスパイアされた映画だからこの映画を見たんだっていうことを。東電関連だからか、この映画、全く宣伝されていませんでした。たまたま、ある週刊誌の広告で知ったから見ました。初めて見た、園子温監督の映画でもありました。東電OL事件関係は、ノンフィクションも小説も読みました。とても辛かったです。そして、2011年3月11日の反省が全くされていない国に私は居るんだと思いました。(2021.3.17)
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ギャーというシーンもあったけれど、私はかなり感動して2回見ました。見たくない場面もありましたが、面白い所もたくさんあった。詩に痺れました。「言葉なんかおぼえるんじゃなかった」その田村隆一の詩集、買って読みました。
濡れ場ばっかでなんかめんどくさくなる
もちろん、濡れ場は嫌いではないが多すぎるとめんどくさくなることがわりました。
まぁ、それが園さんの作品の良さだとも思いますがなんかしっくりきませんでした。
ただ、水曜日のカンパネラという人が歌う「ミツコ」といつ曲とこの映画がリンクしてて感動しました。
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