「映画としては4点、3Dとしては1点」ALWAYS 三丁目の夕日’64 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
映画としては4点、3Dとしては1点
もはや国民的映画となった人気シリーズの第3作目。
1・2作目と同様のベタベタな展開は相変わらずだが、それは「寅さん」や「水戸黄門」も同じ。
“また会える”というのが魅力なのである。
今回は東京オリンピックを背景に、旅立ちと別れがメインテーマ。
茶川と淳之介の擬似親子は、茶川とその実父の関係を彷彿とさせ、一番の見所。
もう一つ、六ちゃんの恋と結婚のエピソードは初々しくて良かった。(それにしても、堀北真希、綺麗になったなぁ…)
悪人は登場せず、終始ファンタジー映画のよう。
しかし、こんな人たちがまだ何処かにいたら…と願ってしまう自分がいた。
東日本大震災で暗い影を背負った人々にとって、3丁目の住人の温かな姿は、前作前々作以上に癒やしの時を与えてくれるだろう。
最後に一つ。
話題の3Dで見たのだが、3Dが凄かったのは、オープニングの東京タワーのみ。
後は3Dでやる意味も意義も必要性も全く無し。
日本映画の3Dのレベルの技術の低さにはガッカリした。
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