劇場公開日 2011年10月28日

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「エンターテイメントに降りすぎた感もあるが」三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 KGRさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0エンターテイメントに降りすぎた感もあるが

2011年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

楽しい

単純

興奮

三銃士の物語に飛行船を持ち込み「空戦」が一つの目玉。
元の物語をなぞりながらもエンタメ性を重視し、人物の相関や性格などを脚色している。

どうせ空中戦を持ち出すなら、最後は投身に見せかけた逃亡にしたほうが面白かったのに。
例えば、ドレスが「ムササビスーツ」になって滑空をした後に着水とか、
スカートがパラシュートに変わるとか、とにかく海には落ちるけど助かる方法にしないと、水面激突は即死だから。

「三銃士」銃士という割には銃は使わず「三剣士」じゃないのか、とは以前からの疑問。
もともとのMUSKETEERには、マスケット銃兵(マスケットは銃の種類)の意味があるらしいので、銃士で正しいのだが、物語ではもっぱら剣による戦いが中心となっている。



ダルタニアンのローガン・ラーマンは「パーシー・ジャクソン」、あの時よりは格段に良い。

三銃士のマシュー・マクファディンとルーク・エヴァンスは見た感じがあるが、初見だった。

ポルトスのレイ・スティーブンソンは「キング・アーサー」「ダレン・シャン」「ザ・ウォーカー」など。
「パニッシャー:ウォーゾーン」(パニッシャー2)ではパニッシャーを演じた。

ロシュフェールのマッツ・ミケルソンは「カジノ・ロワイヤル」のル・シッフル、「タイタンの戦い」のドラコ。

ルイ13世のフレディ・フォックスは、「ジャッカルの日」でジャッカルを演じたエドワード・フォックスの息子。

女性陣は誰も知らない。



後付3Dではなく、当初から3Dカメラによって撮影されたそうだ。
当然ながら空間と奥行きを意識した演出で、平たんに見えやすい平原なども木をうまく配置したり、
模型に見えがちな街並みをわざと模型やフィギュアで表すなどで、効果を上げていた。

KGR