東京家族のレビュー・感想・評価
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たぶん、絶賛のコメント多いと思うが、自分はそんなに思わなかった。お...
たぶん、絶賛のコメント多いと思うが、自分はそんなに思わなかった。おじさまおばさま世代なら面白いだろうギャグや会話もあり、お涙ちょうだいのやりとりもあるが、ストーリー的に深みを感じない。
子どもたちのいる東京への旅行で、奥さんが亡くなる。
それだけ。
心理描写もあまりグッとこない。なぜだろう。
あまりに日常的な場面の一コマの連続だからか。
若い2人の演技がピカイチ。そこはすごくよかった。
昭和の香り
大根役者が多数紛れていたのと、
いかにも台詞らしい台詞を喋らせるのとで、
途中までは違和感があって仕方なかった。
中盤以降は素晴らしい展開だった。特に蒼井優は際立っていたと思う。
2010年代の家族を描いているものの、映画の中心的な視点は、
2010年にピークを迎えている世代ではなく、70才のおじいちゃんおばあちゃん。
東京物語が下敷きにあるということなので当然なのかもしれないが、
商店街の暮らしぶりとか田舎の葬式模様とか、家の内装とか
今でも勿論あるにはあるけど、さすがに昭和の雰囲気が強すぎる。
時代を的確に捉え続けてきた監督も、
さすがにお年を召した、ということなんでしょうか
いい出来だが、小津のことも考えると...
4点にしたのは、とてもよい映画ができたからだ。
とても感動的で、何の不協和音もなくできていると思う。
しかし、『東京物語』を見てから見ると。。。。
先入観でなんとなく違和感が出てくる。リメークじゃないけど、ストーリーはほぼ同じ、セリフにも似ているのがよく出てるという点で考えると..ちょっと中途半端な感じはした。
この映画は現代版の『東京物語』でもあって、山田的な解釈も当然あり得るが、セリフ上に最初のとこ、敬語がいっぱいで、なんとなく現代と昭和のはさまになってしまったーって感じ。まさか小津への模倣で逆効果になったんじゃないか。その一方で後半で紀子は富子にタメ口ばっかりでめっちゃ気になる!!!
もし現代版のなったらセリフは『東京物語』とそんなに似てなくてもいいと思う。似すぎて変だし、あとのタメ口もどうも唐突!
構図について山田監督も非対称な小津調を意識しているだろう。なんとなく小津っぽく感じた。だが、現代の背景の下、色合いも、外の景色も全く違うものになったため、屋内の畳部屋はなんとなく変だし、移動撮影も幾つかあってやっぱり違うかなーと思った。それで、元々時空間転換で用いられた都市の風景も多く描かれ、動的な表象になったのは、まさに山田的な現代都市に対する捉え方になったからだ、言い分もない~
結果的に言うと、見終わってやっぱり小津とは違うなあーと思う!
小津の映画には周吉はそんなに感情的ではなかった、東京は広いもんだけど、小津が描いているのは、現代化の中における親子の間の溝ではない。この映画には、老夫婦と東京との対立が強く感じられる。
小津の映画を見て泣くのではなく、観客に深く考えさせるのに対し、この映画を見たら悲しく泣いちゃう。
もし現代版だったら、とにかくセリフにもっと工夫して欲しい!他の面には本当によくできてる。
昌二のところが本当に好き、、、物語上にとても巧みに小津の紀子と違う紀子を作った!
一杯涙出ました
丁寧に作られていて、時間の流れがゆっくりで、だけど飽きることなく最後まで見ることができました。
みんなの本音が出ていて、それぞれの夫婦と家族の事情も隣で起こっているようなリアルさでした。
色々なところで泣かされました。
親って家族って良いところも悪いと思うこともあって、それでも切っても切ることのできない繋がりで、心に染みました。
親に会いたくなったなー。
無理に震災の事を入れたから……
橋爪功が古い友人を訪ねて、近況を知るシーンに震災のエピソードが入るが、本来は無かったらしく、公開を遅らせてもそこを入れる価値があったのか?
そこらへんは分からない。
リメイク前の「東京物語」とは時代背景も違うから、上手く現代風にシフトできているとは思う。
まぁリメイク前の作品に妻夫木に当たる人物は居ないのだから別物と見ても良いのでは?
蒼井優の出来すぎた娘感がちょっと恐いけど、映画ならこれくらいは許容出来る。
山田洋次の映画は安定感あるけど、もうお年かなと思う。
長かったけどほっこりは出来ましたしなんとなく一緒に過ごしたような気...
長かったけどほっこりは出来ましたしなんとなく一緒に過ごしたような気になれる映画。
気になったのがご両親60代だけどちょっと年とりすぎな気が...
心が暖まった
古い映画のリメイクとかは知らずに観ました。
東京の少し郊外に住むそれぞれの兄弟家族、地方の島から遊びに来た両親。
どこにでもありそうな観る人によっては退屈な物語。
でもでも…
そこがいい。
三兄弟それぞれの性格、人間の本音。
特に次男の気持ちが凄く分かる。
親父は頑固で分からず屋、母親は小言を言いながらもいつでも自分の味方。
派手さや 、スリル感や、ドキドキ感や、笑いはないけど自然と泣けました。
やっぱりこういう飾り気の無い日本の映画っていいですね。
あー親孝行しなきゃな…
「東京家族」を観て
田舎から出て来た両親を3人の子供たちが、それぞれ置かれた立場を見せながら迎えるというもの。次男の生活が一番現代らしくリアルかな・・母親も理解があったみたいで安心した。山田洋次監督は「東京物語」を徹底的に研究して、現代版にアレンジしたらしい。作品には平凡に生きる人々の喜怒哀楽があった・・セリフに少し不自然さがあった所も。親子の愛情がテーマ(涙)
家族を見つめ直すまでは…
そこまでは考えなかった
ちょうどああいう両親がいる世代が見れば、グッとくるのかもしれない
橋爪功の演技が良かった。本当に初めて東京見たような表情とか。なんか終始泣きそうになったのも、彼の演技の凄さだと思う。
あのザラついた画質に妻夫木と蒼井優がよく合ってた、透明感が伝わってくる
内容的には結構あっさりしてたかなというか、深さはなかったかなと感じた
東京物語のリメイクということで。 昭和のよき日本、人間模様を描いて...
東京物語のリメイクということで。
昭和のよき日本、人間模様を描いている東京物語を現代風にアレンジ。
現代だとちょっと無理があるかな。
田舎の両親があまりにも年寄りすぎて違和感が。
今の60代から70代はもっと元気で若いです。
都会であんなにおろおろしないはず。
また、セリフも現在じゃ使わないような古い言い回しを
若い世代が使っていてこれも違和感。
このキャストで時代背景は平成で、
リメイクすればよかったのに。
それだとまた違うのか。
確かに現代っぽい
上京してきた両親を東京に住む子供たちが迎えるっていうよくある光景を現代版でアレンジした作品。
普通、せっかく田舎から両親が来てくれたから家族皆で集まってもてなすっていうイメージだけど、映画では仕事で忙しい子供たちが東京に来て何もする事が無い両親を持て余すって言うような内容になってる。
もうちょっとちゃんと両親もてなすだろって思うところもあるが、登場人物の心情等結構リアルに描かれてて多分実際両親が上京してきたらこういう感じになるのかなって言う風に思わせて、今の仕事で忙殺される東京の人だったり家族の絆が希薄になっている現代を上手く描いている作品だなと感じる。
個人的にも今の東京の人は皆忙しすぎるし、常に努力して向上していかないとっていう状況にあってあまり余裕がなく、もっとゆったりした生活も必要なんじゃないかって感じてるので、今の自分に微妙にマッチした作品だった。面白いかって言われるとそこまで面白い作品ではないけど、胸には響く作品。
他人事だはない
年老いた親との関係は現代の社会問題。
自分と両親に置き換えて考えると不安になる。
現実的だからこそ淡々としている。
鑑賞後にしっかりしなくては。とも思うし親孝行しとかなくては。とも思いました。
妻夫木くんの演技がすき
うまいとか下手とかわからないけど、自分は妻夫木くんの映画の演技が好きだと言う事に気づく。
彼がご飯を食べたり、泣いたりすることが、とてもすんなり心に入ってくる。
大げさじゃない日常がはまる役者さん。
そして蒼井優にしかはまらない役。
紀子さんの喋り方はこの歳では浮いてしまうような言葉づかいですが、指先まできれいに演じきっている気がします。
自分は田舎育ちなため、このはなしの感覚的な部分がすごくよく分かるので、自分の家族の祖母の視点から息子、娘を見てみたりして、感動が倍増。
最後のお父さんと紀子さんのシーンが今までじんわり感じてたものがブワーっと涙になるのです。
親の心、子知らず(○´∀`○)
よかった。台詞一つ一つが丁寧に作られていて、引き込まれていく。人間の生きるということがどんなに当たり前で、また、死ぬということが普通に訪れるということがよくわかった。素晴らしいファミリー映画でした。
優しさと忙しさ
お母さんがとても優しくて、素敵だった。
息子たちは、みんな東京の生活が忙しくて、心に余裕がない感じ。両親に対しては、冷たい対応。観てて切なくなる。
そんな中で、三男の妻夫木君、あおい優のカップルは、まだ心にゆとりがあるのか、お母さんに対する思いやりが垣間見える。
心を亡くすと書いて、忙。みんな本当は優しくて、根はいい人なんだろうけどね。
忙しいなかで心を失わず、優しくありたいよね、と思えた作品。
小津より泣ける感が多かった。
小津安二郎の東京物語のオマージュというのに観賞してから知った。
確かに最初は現代が舞台なのに、やけに話し方が小津映画っぽいなと違和感があった。
徐々にそれには慣れてきたけど、それが打ち解け出したのが妻夫木が出てきたくらいかな。
妻夫木と蒼井優のエピソードが入っていたのがよかった。
お母さんも、亡くなる前夜に蒼井優に会えて幸せだっただろうな。
端的に感想を言うと、やっぱり家族っていいよね、と思わせられる。
やっぱりいいんだよ。
親孝行の基準って!?
この映画を見てもしかしたら俺って結構親孝行なんじゃないか!?と感じました。なんて冷たい子供たち何だろうと思う反面、その気持ちもよくわかる。そして親の気持ちも…その家族、家族にそれぞれの関係があるので否定も肯定もできないか(*^^*)
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