スマグラー おまえの未来を運べのレビュー・感想・評価
全48件中、21~40件目を表示
それなりに楽しめる。
石井克人の新作だったので期待して観たら、なんか物足りない。いつもののぶっ飛んだ感がない。
確かにスマグラーは元々漫画だけど、鮫肌男と桃尻女の様に色々付け加えるのかと思ってた。
でも、殺し屋背骨はかっこよかった。
タバコの話も石井克人らしくて良かった。
原作漫画もかなり面白かったので邦画の中では良い作品。
アクションが凄い!
映画の世界に引き込まれて、終始手に汗握っていました!笑
アクションのシーンがとても凄かったです!
緊張感のつづく映画で見終わった後はかなり疲れを感じましたが、お気に入りの映画のひとつになりました!
かなりおもしろかった
普通にめちゃくちゃおもしろいから予備知識を作ってから見るのはもったいないです
完成度が非常に高いです
ただ役者の滑舌が悪く台詞がわかりづらい
あれだけやられて元気に歩けるラストが府に落ちないために、ラストでリアリティが破綻している
等の問題点はありますが、それらを差し引いても完全に高得点の「本当におもしろい映画」です
監督の意図が分からない
原作、あらすじ一切知らずに鑑賞。
原作はコミカルな話なのでしょうか。
ところどころ入るギャグのようなシーン。
(妻夫木逮捕の瞬間、タバコ嫌いのボス、異様な背骨の動き、拷問の際のBGMや衣装…)
それらがストーリーに水をさしていたように思えてなりませんでした。
スローの多用。
過剰な演出。(唾が舞い散るシーン、背骨の異常な動き、妻夫木の覚醒シーンなど)
それもテンポが悪く感じました。
あと何より汚い。
蛙を吐き出す、食べ物を吐き出す、唾を吐き出す、そばをひっくり返す
必要ない部分でまで不快な汚いシーンが多すぎた。
妻夫木の成長もなんだかなあって感じ。
警察を切り抜けた時みたいに頭脳や縁起で切り抜けるならまだしもあのパワーって縁起でどうにかなるかなあ?と疑問。
ただ、松雪泰子さんと満島ひかりさんはよかった。
満島さんファンでこの映画を観たので贔屓目かもしれませんが。
演出について色々言いましたが、私はどちらかというと映画の演出の意味とか隠された意図に気づけないタイプなので上に書いた疑問の意図を説明できる方がいたら教えてもらいたいです。
それくらい私には理解できなかった。
原作に忠実にやってはいるが(・ω・)
石井克人監督の映画は『鮫肌男と桃尻女』と『キル・ビル』のオーレン石井のアニメシーン以外は観てないけど・・・
実は俺結構が好きだったりする(^_^)
『鮫肌男と桃尻女』は、登場人物が急に変な動きや顔をしたり、いかにも怪しげなメイクや衣装で度肝を抜いたりする演出が満載で好き嫌いが分かれると思う。
他の映画も多分に漏れずそんな感じだって聞いたことある。
でも俺は好きだし、真鍋昌平原作の漫画も好きだし、こいつぁ観に行かんと!!と思って行ってみたら・・・
ストーリーはほぼ原作通りに再現してて、漫画を読んだことがある人なら流れがほぼ分かってしまう(;´∀`)
まあそれはいいんだけど、原作ファンの度肝を抜くようなシーンももっと欲しいo( ゚Д゚)oブンブン
運び屋の社長が原作ではおっさんだけど、演じてるのが松雪泰子。
衣装がゴスロリってのが気味悪い気もするけど・・・それなりに似合ってるのが何か中途半端な感じがした(;・∀・)
そしてやくざの河島を高島政宏が演じてるけど・・・いかにも悪役って感じのビジュアルでコントっぽくなってるにはちょっとな~(´Д`)ハァ…
殺し屋の背骨を演じてる安藤政信はかなり雰囲気出してるし、体も相当鍛えて作って頑張ってるけど・・・ラスト近くでジョーとやり合う時になって、拳銃をよけるのに何であんな貞子たいな動きをする???
あと殺し屋の内臓が出てくる夢?みたいなのが意味が分からん(o゚ェ゚o)
また阿部力のねぐらで、女が部屋の中で薬でも打たれた風にたむろってるけど、全然やばさが伝わってこない(゚ω゚)
原作では女子高生が薬を打って完全にいっちゃってて、もう何が何だか分からないような状態になってるのに、これじゃ単なる色町にしか見えん(゚∀゚)
満島ひかりの役は可愛い過ぎるヾ(゚Д゚ )ォィォィ
原作ではもっと血気盛んで強気な感じなのに、これじゃたこ焼きの下りが全然生きてこない(^_^;)
じじいの我修院達也もな~・・・あれじゃじじいって言うよりただのおかしな人のテンションだ(;´Д`)
クライマックスの拷問シーンも中途半端。
他の感想では、相当残酷で観てて痛い!!みたいなのが多いけど・・・そんな残酷かこれ?
河島が昔の軍人の服を着て紙おむつを履いて拷問をするわけだけど、緊迫感がいまいちだし、もっと異常性を見せつけて欲しい(ll-艸-)
主人公の砧は、背骨をやくざの所に運ぶ際に背骨に逃げられたため、やむなく背骨の身代わりになりきって運ばれて拷問を受けるわけだけど、髪の毛が真っ白になるくらいの激しい拷問を受けたにもかかわらずずいぶんきれいな顔してないか???
ブッキー頑張ってるけど、いかんせんそこで背骨になりきる場面が短か過ぎるし、ここ何の台詞もないから何が起こったかいまいち分からん(´・д・`)
ただ最初の死体を運ぶとき、警察に止められて車を調べられる時に「こいつ病気にかかってて、感染しますよ」と言って切り抜ける場面も、原作だと別に何もしないんだけど映画だと目をついて目を赤くしていかにもやばい病気に感染してる風を装うというシーンは(・∀・)イイ!!
そしてその警官2人を原作だと殺しちまうけど、映画では殺さずそのままやり過ごすのも好感持てました(∩´∀`)∩ワーイ
全体的に原作に忠実になるあまり、説得力に欠けるかなと。
真鍋昌平の漫画の持つ「日常に潜む禍々しさ、狂気、悪意」みたいなのが描ききれてないと思う(・ω・)
妻夫木影薄!
おもしろいストーリーだったけど、
これホントに妻夫木、主役?
永瀬が主役じゃねぇの?
登場シーンがめちゃくちゃすくねぇし、
影薄すぎるんじゃねぇの?
唯一、存在感示すのって、拷問から逃げる時に
河島を撃とうとするシーンだけ。
あと、田沼組組長の妻、うざすぎる。(演技へたwww)
バイオレントすぎる。。。
ギャンブルで身を持ち崩した役者志望のフリーターって言う役どころが、あまりに妻夫木君に似合わないかなと思っていたのでですが、「悪人」で身につけた、あの暗い瞳の感じと、純朴そうな彼の持つ雰囲気がいい感じに主人公にマッチしていましたね。
正直どういう作品か知らずに見に行ったので、結構衝撃的でした。
もうちょっとスタイリッシュなクライムサスペンスなのかなぁと思っていたら甘かったww
結構グロイし、過激だし。これってR指定じゃないの?(^_^;)っていうクラスの映像が連続。
永瀬正敏が際立ってかっこよかった。あと松雪泰子も!安藤政信の無表情な殺人マシンぶりもすごかったけど。
戦闘シーンにスローを使ってたり、映像もなかなかすごかったけど、かなり暴力的で、高嶋政宏とか完全にヤバイ(笑)TVでは放映できないレベルだと思いますよ。。。
役者のかっこよさと、映像のかっこよさはありますが、暴力とかR指定レベルなので、苦手な人は見るとき注意が必要かと思います。
邦画のいいとこどりだけしたような映画
ほんと欠点を探すのが一苦労するぐらいの隙のないいい映画でした。背骨による殺戮シーンはどれもインパクト抜群で目に焼き付けられます。もう興奮されっぱなしです。出てくる登場人物はどれもいい味を出していてそれプラス役者の演技でまったく死角のないキャラ造形が完成しています。特に高嶋政宏さん、すごすぎです(笑)。
それと主人公の成長っぷりに若者は心を打たれるものがあるのではないでしょうか。彼ほどくそっぷりでなくてもやはりどこか先行きの不安な人にとってはこれを見れば前向きに生きようと思えます。むしろこの監督もそう願ってるのかもしれませんが。
とにかく総合としては文句なしにいい映画でした。
役者がかっこいい
長瀬正敏が格闘家の川尻達也みたいな風貌になっていておどろいた。渋くてかっこよかった。しかし彼は経験に裏づけされた知性のある役だったはずなのに、妻夫木聡を身代わりに置いてくるというのは作戦として首をひねってしまう。彼を無情にも見捨てるというのなら納得できるが、結果オーライを期待していたら可能性が低すぎて、とても頭が悪い。「演技をしろ」という指示も変だし、その演技というのは「拷問に耐えろ」という意味にしか取れなかった。妻夫木聡は拡大解釈して見事に反撃していた。
安藤政信のアクションが、見たことのない無骨なヌンチャクの使い方は、ええ?と思ったが、見ているうちにそれはそれで画期的でありかもと思った。しかし、猿みたいな動きや異常な生命力はどうかと思った。世界を破綻させている感じがした。彼も結局どうしたいのかよく分からない役だった。
お話の軸が定まっていない印象だった。
満島ひかりがとてもかっこよかった。彼女とツンデレなセックスがしたいと心底思った。
公開4週目木曜日の夕方だったけど客がオレ一人という贅沢な上映。
テメエ自身が死ぬほど嫌いだと泣くぐらいなら、テメエ自身を変えることに死ぬ気になってみろ
まず個人的な思い入れで0.5〜1.0ほど判定を上乗せしていると明言しておきたい。
この文章がレビューと呼べるような代物で無い事も、勘弁して頂きたい。
そもそも自分は度を越えたネガティブ思考。
自分のやりたい事を「自分には無理だ」と諦めてしまう人間、
何に対しても自分を信用しきれない人間である。
この映画はきっと、そういった類の人間には一撃ノックアウト級の威力を持った映画。
映画は石井克人作品の真骨頂である、虚構とリアルのど真ん中を行く世界観。
そしてシリアスとコミカルのキワキワの境界線を行く強烈なキャラ描写。
安藤政信も満島ひかりも高嶋政宏も良い。
男も惚れる格好良さの永瀬正敏も物凄く良い。
(「俺達の住む世界は、残すものに価値を持てねえ」)
だが、僕にとって誰より印象的だったのは、鬱々とした表情で日々を送る妻夫木聡。
何でもかんでも「自分には無理だ」と逃げ回り、
そうして逃げた自分を蔑む人生。
ひとり真っ暗な部屋で泣く。
自分がまるきり世の中に必要の無い人間に思える。
小さな親切くらいならと思ってしたことも、
「何の役にも立たない」と切り捨てられる。
それだけで少し死んだような心持ちになる。
こんなんで生きてていいのか、俺、と。
ああ、ちょうど良かった。
ちょうど良い頃にこの映画を観られた。
もういい加減そんな惨めな思いはうんざりだと、自分も頭に来ていた所なんだ。
主人公と同じように「クソッタレ!」と叫べばいい。
そうして、自分への怒りを原動力に変えればいい。
「無理だ無駄だ」の思考ループなんざ要るか。
そんなものが有ろうが無かろうが、「やらなきゃならない」という事実は
お前の目の前にニヤけたツラであぐらをかいたまんまだ。
なんでか知らぬが生きてる人生。
ヤケクソでもいい。とやかく考えるな。
全力で、自分の理想の何かを演じて生きてみろ。
本気で嘘を吐けば、いつか真実になれるかも知れない。
自分を変えられるかも知れない。
テメエ自身のことが死ぬほど嫌いだと泣くぐらいなら、
テメエ自身を変えることに死ぬ気になってみろ。
こんな後ろ向きな理由で、
胸を震わせながら本作を観た人間なんて一体どれだけいるのだろうか。
分かっている。少ないに越した事は無い。
だが、少しでも多ければと望んでもいる。
この映画で、少しばかりでも「変われる」と思えた同類がいればと考えてもいる。
<2011/10/22鑑賞>
ワケありの映像美学。
原作はまったく知らなかったが、劇場予告は嫌というほど観てきた。
なので、、自分ではだいたいの物語が分かっているつもりでいた^^;
のが、大きな間違いだったことに気付く…なんじゃこりゃ~?映画。
「ワケありのブツを運ぶ運び屋…」あ~もうこれだけでだいたいは
あのハゲ男優(ゴメンね)が主役の面白映画を連想しちゃうんだけど、
これもその類だと(予告を観ても)信じて疑わなかった…のが間違いx
なんとまぁ!ここまでバイオレンスだとは!しかもムチャクチャ!に
流血の嵐、確かに漫画ならあり得る世界、、だとは思ったが、それを
実写でここまで映像化するのが(ある意味では)スゴイわ。石井克人。
なんというか…想像してなかった世界にポン!と置かれた観客たちが
言葉を失ったまま、、、最後まで観てしまった。あららら…みたいな^^;
だって皆さん、かなり呆然としてましたよ~立ち上がる瞬間とか。
ただ不思議なのは、あり得ない世界感の中、俳優が怪優として演技に
挑んだ面白さは堪能できたかな、と思う。安藤政信!高嶋政宏!怖。
物語がどうのということでなく、作家が観せたい映像を、観たい奴らに
観せてます。っていうだけの作品として捉えた方が分かり易い気がする。
異色な世界にどれだけ俳優達がハマれるか!?実験映画なのかしら。
妻夫木くん。
見事に主役を飾っているはずなんだけど(ゴメン)どうも役に合ってなく、
相方の永瀬や、松雪、阿部、小日向らの演技に救われた感じになった。
彼の演技が悪いのではなく(おそらく)方向性が違うような気がするのだ。
見事にすっぱ抜けてしまった安藤の怪演と比べてしまうと、ラストの
「ニヤリ」とした部分を除いては、なんかこう…(まぁ役柄のせいもあるけど)
彼である意味を感じさせる部分がなく^^;あの頭で号泣するシーンなどは
「悪人」か!?なんて思ってしまう始末。一口に演技派、とはいってみても
あらゆる方向に適合できる俳優なんてものは、おいそれと形成されない。
まぁ実験映画ですから。。。っていわれちゃったら元も子もないんだけど^^;
結局映画の内容の方は、かなりの拷問風景(高嶋兄、弟に続き人格破壊)
のあと、してやったり!な結末を迎えることにはなるが、ワケありのブツを
運んだワリに、ワケ分からないブツ切りドラマを観せられた感は残る…^^;
満島ひかり、少し前に薄幸な女を好演していたけど、今回もやるわねぇ。
(私だったら鮪のブツがいいですね。運びながら食べちゃいますね。ハイ。)
最高!!!!!
私にとっては最高の映画になりました。
何より、背骨役の安藤政信がカッコ良すぎたため、シビレすぎて、彼にぞっこんです(*゚д゚*)
哀しき殺し屋、なのに、生と死、愛について、常に考えている。
きっと哀しい人生しかおくってこなかったであろう、「背骨」が最期に、妻夫木くんに伝えてくれと言った、「ありがとう」の言葉。
それが、どれだけ深い意味を持つのか、「背骨」の人生に寄り添ってみるとわかるだろう。
特に、また特に「背骨」ですが、アクションシーンがかなりの見モノ。
安藤政信の魅力が、最大限に発揮された映画ではないかと思います。
また観たい!と思える映画に、久しぶりに出会えました。
最後に、永瀬が妻夫木くんをトラックから降ろすシーン。
深い、愛情を感じました。
また、superflyの「愛をくらえ」が、映画を最高に盛り上げてくれます。
足がムズムズする映画~
予告編とかを見る限りあまり期待できないなと観に行ったけど、かなり完成された映画で、全体的な感想としては意外と良くてびっくり。悪い意味でも良い意味でも後に引きずる映画でした。最近の映画での中では秀逸だど思います。
視聴効果の使い方もいやらしくなくて(後半の背骨と丈の戦闘シーンのCGは少々やりすぎと感じましたが)、拷問のシーンなんか自分の足がむずむずするぐらい気持ち悪くてよかったです。そして何より背骨と内臓の戦闘シーンが最高でした。
拷問のシーンが続いたときにはラストへ向けて若干の不安を感じましたが、ところどころに監督さんや演者さんの遊び心が入っていて、シュールな笑いがいい意味で拷問のシーン、映画のダークな部分を和らげてくれました。
僕的には、背骨と丈の戦闘シーンや、砧が拷問の恐怖で白髪になってしまうシーンで、エクソシストかっ、あしたのジョーのカーロスかって心の中でつっこんでしまいました。
役者さんも最高な演技をしていて、特に安藤さん(背骨)と高嶋さん(河島)はずば抜けてすごかった。(役を凌駕した演技をしていたと思う。)個人的には、満島さんにはもっとキレキレの演技をして欲しかった。
一つ残念なのは、妻夫木くんが一人だけ映画に馴染めてなかったことです。妻夫木くん好きな人は残念な映画。
自分の中では久々のヒットだったと思います。日本でもこういう映画作れるってことを知ってほしいです。
観てて疲れた
劇場予告と原作者から、女性が観たがるものではないなと思い、1人で観に行きました。正解。
2時間だともっと内容が深いものかと思いきや、割と薄っぺらいかなという感想です。
暴行と拷問、少ないがアクションシーンがかなり印象に残る。
アクションシーンは見ものです。ちょい残酷ですが。
妻夫木ファンが観ても、妻夫木のヘタレっぷりの演技が見事で、カッコ良く見えない。最後の方の本当に一瞬しかカッコ良くない。「あ~、いるね、こういう人」とすごい思う。
演技実力者勢ぞろいなので、個々のキャラが凄く活かされていると思う。
ストーリーが面白いかといえば疑問だが、自分の好きな内容ではある。
よく観てたら、一瞬、笑える所とかある。
「メガヌ」と「ブスだよ~ん」が自分てきには笑えた。
高嶋政宏の顔は、5年は見たくない。。。
映画作品の事前情報を、いつもあまり得ずに見に行くのだけれど、
この作品は、事前情報が私には必要だった。
妻夫木君のオチャラケなんかも楽しめるのかな~、なんて軽い気持ちで見に行ったのが間違いだった。
冒頭から暴力。
途中も暴力。
後半には、ものすごい拷問。
北野武監督作品も顔負けの、これでもか!これでもか!の拷問。
途中で≪帰ろうか≫と何度も思った作品は、これが初めて。
でも、帰らなかったのは、最後が気になったから。
高嶋政宏演じるヤクザの訳のわからない拷問には、辟易した。
演技だとはわかっていても、イヤなものはイヤだ。
彼の顔を見ると、拷問シーンを思い出しそうで、5年くらいは見たくない。
≪おうちに帰りたい≫と思うほど、凄惨を極める。
暴力や拷問が、そこまで必要だったのかも疑問。
もう少し凄惨なシーンが少なかったら、もっと評価は上がった。
これで、PG12??
映画配給会社の考え方にも、疑問。
良かったのは、安藤政信さん。
「69」で妻夫木君と共演した時は、もっと楽しそうだったのにね~。
中国での経験のおかげか、中国語も堪能だった。
美しいお顔にあの狂気。
彼の持つ、哀しさが際立っていた。
エクソシストを思い出させる動きにも、なんだか納得させられるものがあった。
松雪泰子さん。
こんな役がとてもお似合いになると思う。
コスプレも楽しめた。
永瀬正敏さん。
肝の座ったアニキ的存在を好演。
松雪さんの役が、キョンキョンでも良かったかな~なんて思ったけれど、永瀬さんと共演はないか。
しっかり地に足をつけて生きていくんだよ!ということでしょう。
暴力・拷問が苦手な方は、見ないでおきましょう。
原作者のカラーが活きている
本作の原作は、「ウシジマくん」の作者がかなり前に描いたものだそうですが、本作を見ていて「真鍋ワールド」というか、「ウシジマくん」と共通するものが感じられました。
普通ならなかなか触れることの無い『地下世界』の描き方。登場するキャラクターたちはそれぞれアクが非常に強いが、鼻にはつかない、というか愛着すら感じさせる巧妙さ。シリアスで恐ろしい展開なのだが、どこか間の抜けた空気感を散りばめてリアルではなく別世界のことのように感じさせる上手さ。
石井監督、丁寧に作られたな~と感嘆しました。
どんなものも運ぶ運び屋家業というアンダーグラウンドな世界に“なんとなく”足を踏み入れてしまった凡庸な若者を中心に、「背骨と内臓」というぶっとんだ名前の殺し屋とか、高嶋正伸演じるオムツをはいて拷問を楽しむ狂犬ヤクザとか、キレキレにキレまくったキャラたちがそれぞれの独自世界を好き放題に展開する本作。見終わったあと何かを得たような感じは全くないのですが、見たことに後悔は感じませんでした。
考えてみれば、「ウシジマくん」の読後感も同じような感じなんですよね。
充足感はなく、後悔も無く、空しさも感じない。明確な効用は特に感じないのですが、なんとなく読みたくなってしまう。
本作を見終わったときの気分もこんな感じでした。いずれまた見てしまいそうです。
役者がすごい!
役者の演技にビックリ!
個性的な役ばかりなのに一人一人がキャラしっかりしてて飽きません。
特に安藤政信と高嶋兄がすごい。安藤さんはかなり危ない役でアクションも凄く、台詞はけして多くはないですが、感情が伝わって来ます。
兄は…ヤクザ役ですが別の意味で危ない役。切れすぎてて圧倒されました。新たな道に開眼したのか?と思うくらいはまっててラストでは少し笑ってしまいました……。
グロいところがわりとあるので好き嫌いはあるかもですが、役者の演技は必見です。
ラストは少しツッコミたくなる点はありますが、アクション物だとよくあることかな、という所でした。
全48件中、21~40件目を表示