ブルーバレンタインのレビュー・感想・評価
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二つの愛
変わっていく愛と変わらない愛。
女は一緒に成長していける愛が欲しかった。
男はいつまでも変わらない愛が欲しかった。
愛し合っているのに求める愛が違う…。
わかってはいるけど努力する夫婦の姿と、
2人の過去の描写が交互に描かれています。
ハッピーエンドではないですが、
何年経っても色褪せることのない、
マイベストラブストーリーです。
メーガン!メーガン!
エンディングで花火が上がり2人の幸せだった頃、庭で戯れる愛娘フランキーのワンショットが素敵でサントラも素晴らしい。
どちらの気持ちにも共感が出来るが学生の頃のシンディの経験人数に身籠った事実を考えると何を我慢出来なかったんだ、と。
純粋な愛情が最後まで持続していたのはディーンで女性の考え方って何か怖い!?
恋愛や結婚生活の経験がある老若男女、全ての人が観るべき胸に染み入り心が痛くなる切ない映画。
シンディ…なぜなんだい?!
体じゃなくて、お前の心が欲しいんだ、って結婚してから言われるって相当幸せなことだと思うんだけどなぁ。
自分の子供じゃないのに愛するってだけで素晴らしいと思うのに…。贅沢だよ!シンディ!
と、いいつつ、自分の生き方とすれ違ったら、もう無理よね…。
バレンタイン用じゃなかった(^^;)
バレンタインが近づいてきたので…
倦怠期を迎えた夫婦にお勧め、つことだったので
夫と一緒にロマンティックな夜にしよぅかな?とチョイスしたけど
まったくロマンティックじゃないのぉ、、、
若気の至り的恋愛時代と現実的ななイライラ生活での衝突!
愛はもっと深いもの、とおしえてあげたい…
相手への要求は言葉でしない、があたしの鉄則
じっくり時間をかけてあたしの生き方を感じてもらい
言わなくてもわかる夫婦になることこそ、これが人生!
子供がいるのにケンカなんて、、、ありえない、、、
ま、こんな映画を見てからこそ思い返したんだけどね(^^;)
よくある話
若くして夫婦、親になった、男女のよくある話を構成を工夫して描いた作品。
観る前は女性の方に肩入れするかと思いきや、男性の方に共感してしまいました。
観る人によって、感じ方の違う映画なので、観たあとは誰かと話したくなりますが、実際に観る時は1人がオススメです。
結婚前と結婚後と出産後に、時を経て何度か観て感じ方を比べたいですね。
終わりは静かに
一つの夫婦生活が終わりに向かうのを見届けた。
結婚するまでの幸せの道のりを合間に挟みながら終盤へと向かっていくから、
終わる頃には観ている側も自分のことのようにやりきれない悲しさにあふれる。
結婚したときの絆の涙と、別れの涙と対照的にワンシーンずつ出てきた所はぐっと辛くなった。
結婚がゴールになってしまってたのかな。常に愛し愛され続けるには魅力的であり続けるしかないよね。
二人が出会った時のドキドキを忘れたくないし、忘れてほしくないよね。
ミシェルウイリアムス可愛かったなぁ。
花火の儚さが印象的だった。
どうして、タイトルがブルーバレンタインなのでしょうか。
彼氏と一緒に観ようと借りたのですが
予定が合わなくて一人で観ました。
正直、二人で観なくてよかったです。
どのカップルにも有り得ることなのに
私は日々忘れていたことでした。
けれど、それが恋愛ですよね。
けれど、なんでシンディはディーンが
嫌いになったのでしょうか。
私にはよくわかりませんでした。
彼自身の夢を失ってしまったからでしょうか。
もし、そうだとしたら彼の夢への炎に
水をかけたのはシンディではないでしょうか。
責任を持つことに、失敗は許されません。
ディーンはちゃんと闘っていたのに...。
また歳をとって
観たい作品です。
感じることが変わるかもしれません。
切ない…
DVDで2回。映画館で1回観ました。観るたびに感想が変わります。最初はシンディ最低だな、なんで気付かねえの?、2回目はディーン最低だな、なんでなぐっちゃうかな?、3回目は、やっぱ娘さんが一番かわいそうだなって思いました。観るとどっと疲れるので、精神的に安定してる時に観るのをおすすめします。
辛い
3年付き合った彼氏とこの二人のように別れたので、すごく心にきました(._.)出会い・幸せの絶頂期と、マンネリ化した夫婦になって喧嘩の日々を送っている現在のシーンが入り混じっていて、すごく辛かったです(;_;)
説得力がすごい!!
すごい映画だったと思います。
そしてこれを劇場で観てない自分を恨みます。
とにかく時間の経過に描写が上手くて、ビジュアル的な部分でも特に優れていたと思います。ライアン・ゴズリングの落ちぶれヤンキー感、奥さんの疲れ主婦感・・・老けたゴズリングのトレーナーが100点!!!
2人の出会いから崩壊までをトータルで考えると個人的にはライアン・ゴズリングの方に肩入れしてしまいます。
演出も長回しを上手く使って緊張感があり、また音楽の使い方も嫌味じゃないちょうどいいおしゃれ感で、映画のあか抜け方がハンパなかった。
どのシーンもリアリズムのせり出し方がすごい!!撮影裏話を知るとほんとに奇跡の1本だと思いました。
まいった。
やりきれない。。。
TSUTAYAでずーと全部借りられていましたが、みなさん軽い気持ちで見て落ちやしませんでしたか?
自分もゴズリング目当てでは借りたのですが、切ない、やりきれない系のお話です。
けど現実的な物語です。
現代を演じるゴズリング、役作りで髪の毛抜いてたらしいけど、あのあとちゃんと生えて来たか心配…
幸せな時間を維持し続けることは大変
時間の流れでどうにもこうにも止められないお互いの気持ちのすれ違いが痛すぎるけど、現実的。
若い二人もお互いに歳も取るし、それまで考えなかったことや、感じなかったこと、知らなかったことが二人の間の生活と心の中で起きてきてヒタヒタと変化していく。
全てのことを美しいまま留めておきたいけど、無理なこともある。無常感いっぱいの映画。
大切な人との一瞬一瞬が、かけがえのない時間なのだと感じさせてくれるお気に入りの作品です。
すごくよくわかるけど、映画ではみたくない感じ。
予備知識ゼロで見たので、すごく凝った演出に加え、外人の顔の見分けがつかなかったので、最初の方はよくわからなかったけれど、最後の方で、意味がわかった。
意味わかったけど、リアルすぎて見たくない感じです。この映画に出てくる夫が、不憫すぎて、見ていられないです。
ちょっとその後をにおわすくらいで、結婚のところくらいで止めてほしかった。
この映画の場合、夫の方は悪くないです。まわりから見たら、どうしようもないダメ亭主で、暴力男みたいに見えるけど、ぜんぜんそんなことない。
というか、すごくいい人。
100対0とは言わないけど、ほぼ女性の方が悪い。
13歳で初体験、まだ高校生なのに、男性経験25人ってすごすぎるような気がする。(セミプロ級だと思うのだけれど、今では普通なのかな?)
この女の人、最初から夫のことを愛してないような気がする。
自分ひとりで、子供(親は夫ではない)を産むのが怖いのと、世間体をよくする為に、都合よく利用したのではないのかな?
最初はよくても、結局いやになって、のどもと過ぎれば熱さ忘れるで、体裁よく切られた、ということのような気がする。
このケースだって、離婚した後、妻の方は「どうしようもなくダメな暴力男だった。」と言うのだろうし、夫の方は「自分がダメだから、女房に逃げられた。」と言うしかない。
世の中の離婚って、だいたい表向きは男が悪いみたいになっているけど、実際は女の方が悪いことの方が多いと思う。
なんとなく「男はつらいよ」とか「ボーイズ・オン・ザ・ラン」を思いだした。
結局、モテナイ男は、一生、結婚しようがしまいが、どこまでいっても「ボーイズ・オン・ザ・ラン」ということなのかな?
男と女、難しい愛の形
例えば、男は結婚生活が幸せだと感じても、女は息詰まりを感じる。
例えば、男は女に家庭に留まって欲しいと思っても、女は物足りなさを感じる。
ちょっとした男と女の考え方の違い。
愛し合って結婚しても、そんな些細な考え方の違いが、やがて決定的に大きくなる。
それを隠すかのように平穏で幸せな生活を続ける姿が、痛々しく、何処か緊張感みなぎる。
過去と今が交互に展開する構成が、哀切をより強める。
愛し合って結婚して子供も産まれ、幸せに暮らしました…とは、理想に過ぎないのかもしれない。
愛とは決して簡単ではない。
ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズ、旬な二人の演技が素晴らしく魅力。
恋は覚めるもの、結婚は現実に生きる事、ピンクの恋は現実に触れるとブルーに変色する!
「ブルーバレンタイン」正にこの映画は題名が示す通りに、限りなく「ブルー」な日々へと向かって行く一組の夫婦の日常の物語を淡々と描いていく様が切なくて、観ている方の私は只黙って画面を直視しているのも哀しくなってしまう衝撃の作品だった。
ラストは、落ち着かない気持ちになって、やっぱり二人はダメだったか・・・出直せないこの二人の結末には、ハッピーエンドになる事などは決してなりえない話であるのか?と哀しいため息が思わず、漏れてしまうのだった。
この広い世の中で運命を感じる人との出会いとは、始めて出会ったはずであるのにも関わらず、何処かで、過去に出会っていた様な錯覚を憶えてしまう程のディープな感情を持つ事も決して珍しくはない男と女の関係を指しているのだろうか。
その彼らがお互いの未来の生活に情熱を見出し、意気揚々として、幸せの絶頂を体験してしまうと、その後に訪れるのは、やはり下り坂しか有り得ないのだろうか?
運命の出会いを遂げた二人が、晴れて無事に結婚をして、家庭を築いて行くと言う事であっても、結局日常生活を送ると、結婚の誓いの言葉の様に、どちらか一方が先に死ぬまで、添い遂げる事は建前になってしまうのだろうか?其れほど、一緒に一つ屋根の下で暮して行く事は困難なのだろうか?この映画は生きて現実生活を営む事と恋の違いを語ってくれるのだ。
ディーンは、シンディーを大切に思っているし、彼は、一人娘のフランキーをこよなく愛し大切にしているのだ。しかし、ディーンとシンディー二人の間には少しずつ、溝が出来て二人の気持ちが再び重なりあう事は決して無いのだった。
この映画を観ていると、結婚する二人にとって何が一番大切であるのか?と言う事を二人の姿を通して語ってくれるのだ。
ディーンとシンディーの二人は、生きて行く過程に於ける価値観が全く最初から、水と油であった事は明白である。しかし恋は盲目なのだ。二人の価値観の相違は恋する二人の気持ちで乗り越えられると錯覚してしまう所に、落とし穴と言う二人の悲劇があるのだ。
しかし、人間、特に夫婦が永年一緒に連れ添うと基本的な考え方などの人生の価値観も同調して来て、最初はお互いに価値観の相違が有っても、何時しか同じ価値観へと変化し、融合していってしまうのが普通である。全く同じには成れないものでも、ほぼ似て来る事が常である。その似て来た者同志が夫婦とだと思うのだが、でも離婚の理由のトップは、俄然、性格の不一致、生活感の相違と言う点に尽きるのだ。
しかし、時々時間経過と共に二人の中が融合して行く方向で、良い変化が起こる場合と、稀に、時間経過により、余計に二人の違いの部分が肥大化してしまう事が有る。何故この違いが生れるのか?それは夫婦とは、所詮は他人が一緒に生活をしていく事だと割り切って、生きる事無くしては、添い遂げる事など、出来る筈も無いのだと言う覚悟の欠如だと思うのだ。人生の目的などに対する価値観が同じ様なヴィジョンを描く事が出来ていないと、決して結婚生活は成立しないと言うお話なのだ。愛と言うより、出会った時の感動は、日常生活の中で、忘れ去られてゆく。恋は落ちるものと覚悟が必要と言う現実のお話だ。
感情移入
私は、映画はどっぷり感情移入して観るタイプなのですが・・。
感情移入して、こんなにつらい映画はない。
恋の始まりの盲目的な幸せと、情愛にしがみつく別れへの(むしろ嫌悪の)道のりを交互に体験させていただいて・・。
自分の様々な体験も自然とプレイバックする。
誰にでも訪れる恋の始まりと愛の終わり。
スタートからゴールを同時にたくさん体験できる、まるで何本かの映画を観たような満腹感がありました。
素晴らしい映画です。
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