劇場公開日 2011年4月23日

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「男と女、難しい愛の形」ブルーバレンタイン 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5男と女、難しい愛の形

2012年10月4日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

例えば、男は結婚生活が幸せだと感じても、女は息詰まりを感じる。

例えば、男は女に家庭に留まって欲しいと思っても、女は物足りなさを感じる。

ちょっとした男と女の考え方の違い。
愛し合って結婚しても、そんな些細な考え方の違いが、やがて決定的に大きくなる。

それを隠すかのように平穏で幸せな生活を続ける姿が、痛々しく、何処か緊張感みなぎる。

過去と今が交互に展開する構成が、哀切をより強める。

愛し合って結婚して子供も産まれ、幸せに暮らしました…とは、理想に過ぎないのかもしれない。
愛とは決して簡単ではない。

ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズ、旬な二人の演技が素晴らしく魅力。

近大