ブルーバレンタインのレビュー・感想・評価
全63件中、21~40件目を表示
夢や希望にあふれていた過去と現在を交錯させ、2人の愛の変遷を描くラ...
夢や希望にあふれていた過去と現在を交錯させ、2人の愛の変遷を描くラブストーリー。
アインシュタインは言った……
「男は結婚するとき、女が変わらないことを望む。女は結婚するとき、男が変わることを望む。お互いに失望することは不可避だ。」
正に、これだなと…。
冷めきった シンディとディーンの夫婦関係(冷めてるのはシンディだけか…)に、過去の2人の馴れ初めを交えながら、そこに行き着く(破綻していく)までの様をみせるのは、解ってはいても 少し切なかった。
辛い時も、悲しい時も、2人が愛し合い 娘と幸せな暮らしが出来れば満足なディーン(ライアン・ゴズリング)。
常に上を目指し、向上心のあるシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)。
愛だけでは暮らして行けないというのを言いたかったのか…。確かに「愛」ではお腹が一杯になる訳でもなく…愛があれば…なんて…そんなものは理想でしかない。
でも、こんなに愛されているのに 何て贅沢な女なんだろうか!
っと思ってしまう、ライアン・ゴズリング贔屓の私(笑)
別れなんて突然やって来るし、いつでも一方的なもの。
傲慢な父の元で育ったシンディ。
本当は自由を求めていたのかと思っていたけれど、誰かに愛されることだけを望んでいたのではなく、完璧を求めてしまったのかな…。
心にぐさぐさ刺さる
お互いを愛し合う恋の始まりと、結婚後の愛が冷め、終わりを迎えるシーンを織り交ぜ対比させるという面白い作品ですが、見ると結婚や恋愛をしたくなくなるような少し鬱になる作品です。
男女の恋愛観の違いも丁寧に描いてます。
男性側からしたら女性の現実的で夫に愛情を向けない感じに対してやるせない気持ちになる。
女性側からしたら男性の感情的でなにも考えていないような行動に嫌気がさす。
男女どちらの視点でも共感出来たり出来なかったりしますが、やっぱり自分の性別の方に気持ちを入れて見ちゃいますね。
どちらにも共感ができる部分があるからこそ、すれ違う様に切なさ満点でした。
落ちる。
タイトルで予想していたにも関わらず思っていた以上に気分が落ちてしまいました。。
リアルな結婚生活なんだろうけど、女の人わがままじゃないか?…私が言えたことじゃないですけど。。
最近、恋愛映画に関しては悲しい話ばかりにあたるな…。
って、私が落ちたところは最後の子供のところなのですがΣ
少子化…進まない?
こういう作品観ちゃうと、虚しくて悲しくて、どうしようもない気持ちになりますね。
よくある男女の物語とはいえ、こんな夫婦じゃ身がもたないですね。若い子には見せたくない。やっぱり結婚は慎重に、そして病める時も健やかな時も、一生添い遂げますように。
ひたすら悲しい。
若いうちの勢いで結婚した二人。
愛があれば乗り越えられる的な考えはお互いの歯車が噛み合わなくなり始め、
努力して歩み寄ろうとする夫。
内面から大人になって違和感を感じる妻。
ラブラブハッピーな回想シーンと、いがみ合う二人の現実が何とも言えない悲しさでした。
ま、ありがちだよね、見せ方はうまいけど…
男と女の考え方の違いっていうか、恋人同士とか間柄問わず、人間みんなそれぞれだから求めるものも違うし、時と共に変わってゆくのも当然。
お互いが気持ちを素直にぶつけ合うだけが正解ではないことぐらい分かるでしょ。歩みよったり受け入れようよ!2人とも自己中じゃない?!気持ちも分からなくないけど。なんか若いなって思ってしまう。
結婚しても相手は自分のものじゃないし、お互いを認めてあげるしかない。人を動かしたかったらそれなりに考えないと!
人の道に外れた訳でもないんだし、尊重しあえて尚、一緒にいれたら最高だよね。だから無理に一緒に居なくてもよいし、気持ちの問題。
じゃ、どうするかだよ。信頼とか覚悟とか自分も変えてかないと。捨てるのは簡単なのかなぁと。
「本当の愛」っていうと結局、人それぞれだから一口に言えないけど、言えなくていいんだよね。
あの頃感じていたことは錯覚だったのか。錯覚していたからこんな結婚に...
あの頃感じていたことは錯覚だったのか。錯覚していたからこんな結婚に到ってしまったのか。そうでない出会いと結婚生活って、じゃぁ存在するのか。それとも錯覚でもしなければ、結婚など出来ないものなのか。だとしたら、歳を重ねて、あらゆることを知れば知るほど、結婚など出来なくなってしまう…。
10年ぶりに鑑賞。
あ〜〜〜〜〜〜〜。やっぱ好きだ。
再度見て良かった。それを確認し、噛み締めた。
一瞬として、飽きる瞬間がない。
表情、感情、セリフになってない部分に集中させてくれる映画だ。
見てて気持ちいい。
細やかであるけれど、俳優陣の実力あっての潔さも感じる。
ゴズの作品の中でも、このディーンのゴズがとても好きだ。
もちろん、朝から酒浸りで仕舞いには妻に暴言、暴力沙汰になってしまう姿は魅力的とは言い難い。でもそれ含め、昔のようにいきたくてもいかない一人の人間の葛藤、もどかしさ。
ロマンスだけではない、嫌な部分・憎らしいと思う感情を含めた、そんななんともいえない「愛」と「情」。
それを、この映画は終始絶妙に描いている。俳優陣は演じ切っている。
この映画は終始、セツナい。
輝きと苦しみ、両方の愛の話を見ることになるからだ。
昔の2人の姿、特にゴズ演じるディーンがすごくすごく魅力的だ。おそらく私にとって、映画、ラブストーリーものに出てくる男の中で、ディーンはかなり上位なんだろな。ディーンうわー好きだーとなる部分多々。
個人的にめっちゃタイプなんだろう。
ああいう、気になると思った瞬間の行動力。
辛い状況には全力で寄り添う姿、相手を楽しませようとするサービス精神。頼れる。この人とならこれからの人生、大丈夫だ。
当時のシンディがそう思った瞬間、ってのが、セリフはないけれどひしひし伝わってきて。そういうセリフはないけれど伝わってくる感情、ってのがこの映画には詰まってて。なんともセツナい。
未来(現在)の彼らはより一層、
セリフになってる言葉よりも、言葉になりきらない彼らの表情の方が「真実」だっただろう。言葉にすればするほど、すれ違い、ぶつかり。
そうじゃないのに。
どう伝えれば良いんだろう。
自分の感情が、言葉が、固まる前に相手に投げつけてしまう状況。
そういうのって、あるよなあ。
ディーンのシンディを思う気持ちと、
シンディのディーンを思う気持ちが、
どちらも愛しているのに、それだけでは、いやそれ以外のことが作用してか、うまくいかない時がある。
その、愛情があるのに上手くいかない末期の状況を、ここまで絶妙に表現できている物語が、なんとも言えない。
ゴズも、ミシェル・ウィリアムズも、上手いなあ。
「俳優は、感情のアスリートだ」とアルパチーノが言ってたけど彼らの演はほんと、アスリートの技術を見てるようで気持ちよかった。
どの瞬間も見事なのだけど、個人的に
飼い犬のゴールデンレトリバーが死んで庭に埋めたあと、本気の男泣きをしてるあのディーンの演技。泣きすぎて鼻水出過ぎて、鼻呼吸出来なくなってる状況の感じになってるあれ。あの泣きの感じって、本気で泣かないとあの感じ(もう鼻じゃ何も吸えない鼻パンパンの感じ)にならないと思うんだけど、結構泣いたのか?あの少しのシーンに、どれくらいの時間をかけてあの泣きにもって行ったのか?!
とか、シーンは一瞬だったが、巻き戻して何度か見た。
埋める時にはなんてことなく「作業」として埋めてる感じだったのに、そんなに悲しんでたんかい、となるのも愛おしかったし(ディーン好きだ)背後から抱き寄り添うシンディ、二人の姿がよかった。
争わず仲良さげそうに見える瞬間はどこか自分も嬉しくあった。
自分の実の子どもではないけれど、すごく愛して子煩悩で。
でも本当は自分の子どもも心の底では欲しいと思っている、とか。
せつないね〜
でも、今の夫の状況で2人目ができることは、気が進まないシンディの気持ちもわかるから切ない。愛してないとかじゃない。そういうことじゃない。
愛したいのに、前のように愛せない。
愛してるけど、前とは同じとはいかない。
自分のせいなのか、相手のせいなのか、誰のせいなのか、なんなのか。それがわからなくて、わかってるけどどうしようもなくて、もどかしくて、腹が立って。
でも、愛している。変わらず、愛している。
そして、愛を通り越して憎くなる。
その、心の描写が完璧な映画だ。
最後、あの離れていくシーンも切なすぎる。
本当に切ないでしかない映画だが、すごく愛すべき映画だ。
また観るだろう。これからも観るだろう。
アスリートたちが感情を詰め込んだ、作品。
かっこよかった。
p.s.
ゴズの禿げ方、ほんと絶妙だけど、監督の禿げ方を参考にしたって話
いいよな〜〜笑
絶対禿げ方注視する時間あるもんな、この映画。
結婚とは夫婦とは
夫婦と結婚を
嘘なく超リアルに描いた作品
私からしたらパーフェクトな夫婦に見えるけど
お互い本音を言ってるし
言い合いできる夫婦って良くない?
って感じでした
ディーンのプラトニックな愛と
それに対するシンディの理性が
妙に重なり合ったり離れたりして
もどかしかった
ディーンが女は夢見がちと話すシーンや
シンディがおばあちゃんに朗読するシーン
すべてがストーリーだった
ひっさびさに素晴らしい映画
観た後ご機嫌になるくらい
いや全くそういう雰囲気の映画では無い
むしろ切ないくらいの映画なんだけど
この映画に出会えたこと自体がハッピーすぎて
脚本構成俳優台詞色彩すべてが良すぎて
ほんとに映画に酔った
全く飽きさせないし、素晴らしい。
恋愛映画ではベスト3に入る
こーゆう映画を待っていた
マンチェスター・バイ・ザ・シーを鑑賞して、ミシェル・ウィリアムズの演技に感動し、彼女の他作品を見たいと思い本作を鑑賞。
ストーリーは過去に囚われ、現在でも苦悩している二人の男女を描いたもの。
偶然か、マンチェスター・バイ・ザ・シーに通ずるものを感じた。一つめは過去に囚われ、現在も生活している主人公を描いていること。拭えない過去の出来事が現在にどう影響しているかがわかる。
二つめは回想シーンの滑らかさ。現在のキャラの心につっかえるものを滑らかな回想を通して、過去と現在を照らし合わせている。
カメラワークや情景描写が良く、特にラストシーンは最高であった。音楽をあまり使わない演出もマッチしていたし、どこかニヒルなのに情熱的でもある夫役を演じたライアン・ゴズリング、過去の悲惨な出来事を挟んだ2つのキャラを演じたミシェル・ウィリアムズには脱帽であった。
どちらかというと恋愛映画というよりヒューマンドラマの要素が強いようにも感じる。どうなるのか読めない展開がとても良い。
どうしてこうなった…
愛妻家で子煩悩、だけど仕事はテキトーな夫。
正直、結構最後の方までシンディは贅沢!と思っていたけど観終わってみるとなぜディーンが捨てられたのか痛いほどわかる。
奥さんを一人にしてあげるとか、放っておくということが一度もできなかった夫…どうすれば、2人は一緒にいられたのか…
ララランドの後にこれを観て軽いパニック起こしてる笑
上手くいかない夫婦生活が、昔2人が出会った馴れ初めの回想シーンが途...
上手くいかない夫婦生活が、昔2人が出会った馴れ初めの回想シーンが途中途中折り込まれているのがすごく切なかった。小さい頃に両親が離婚した夫と、小さい頃から両親が不仲なまま育った妻の2人が1人の子どものためにどうするかって選択に迫られてるのがすごくリアルだった。見てるこっちからしたら初っ端から突き放されてる夫がすごく可哀想だったけど見てるうちにお互い葛藤してたんだってわかった。こういう夫婦にはなりたくないなー
全63件中、21~40件目を表示