鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星のレビュー・感想・評価
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別物だとして観てもうーん、どうだろう
あれ、ハガレンってこんなつまんなかったっけ……?
TVシリーズ2作と劇場版「シャンバラ」はしっかり観てるくらい好きだけど、これはまぁまあ駄作。
作画も決して良くはない。良くはないんだけどそれ以上にこれはストーリーが駄目だ。面白くない。
ハガレンとは別物だし、別物だとして観てもうーん、どうだろう。
人気キャラだから出さない訳にいかなかったんだろうけど、申し訳程度に登場する大佐はいっそ出さなくて良かっただろこれ。
エドがウィンリィをあんな躊躇いなく危険な目に合わせるのも違和感。
脚本家、原作読んでる~?
OPのmiwaはオトナの事情的なゴリ押し起用を感じて興醒め。
EDのL'Arc~en~Cielはさすがの格好良さ。映像は少しばかしチープだったけれどね。
原作程の満足度は無い。
【鋼の錬金術師 スピンオフ作品。真保裕一が脚本を手掛けた作品でもある。昔、車を50分走らせて幼き息子と見に行ったなあ。】
ふたつのきょうだいの絆物語
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の劇場版。
DVDで2回目の鑑賞。
原作は既読、テレビシリーズは未見です。
第2期は第1話を除いて原作に忠実にアニメ化されており、ファンから大絶賛されたそうですが、本作は完全オリジナルにして、サイドストーリー的な立ち位置の作品でした。
「ホワイトアウト」や「アマルフィ 女神の報酬」などの原作者で知られるミステリー作家の真保祐一が、脚本を書いていることに驚きました。「ドラえもん」の映画の脚本も書いていましたし、マルチな才能ですねぇ…
本編を観ていなくても、登場人物や世界観の基本的な情報さえ知っていれば、すんなりと作品世界に入り込むことが出来る良心設計! テレビシリーズの主筋から完全に独立しているところも、非常に観易いポイントでした。
異民族間の相互理解、格差社会の問題を、見事エンターテインメントに落とし込んでいるなと思いました。弱き者が強き者に勝利するカタルシスが堪りませんでした…
テーブルシティに仕掛けられた思惑はとてつもないスケールで、さすが劇場版、これぞ醍醐味だなぁ、と…。アクションシーンの迫力もダイナミックで、手に汗握りました。
エドとアル、そしてアシュレイとジュリア―。ふたつのきょうだいの物語が感動を誘いました。家族の絆は、本当に素晴らしいものですねぇ…。道を違えてしまったとしても、絆さえあれば、いつだってやり直すことが出来る…
「シャンバラを往く者」よりアクションが増えているのも良き! エドとアルの戦いが存分に観られて好ポイント! 強大な力に魅せられ、禁忌に足を踏み入れてしまう人間の愚かさを抉り出すというテーマはそのままに、映画ならではの迫力あるストーリーが展開され、とても観応えがありました。
こんなハガレン観たく無かった。
画が好きじゃない
久しぶりの映画…
カリオストロってのは納得
目指した部分は理解した。
ただ、書き手を変え過ぎてるせいか・・・
セリフに違和感を感じた。
それをカリオストロ的とすれば納得できる。
・・・だったら、時間軸の調整なんか吹き飛ばしてくれないと
観る人と創り手にギャップができてしまう。
そして、時間軸に支配されたがために・・・
いろんな人が酷い扱いに。
これではただの劣化でカリオストロには成り得ないし
その上、ファン向けな補足しかしないというギャップ。
個性のぶつかり合いが売りだろうに。
非常に面白いのに、その鎖が熱を奪ってしまう。
どこを向いているのかしっかり考えなくちゃダメだ。
せっかく秀逸なシナリオなのに・・・
愚痴しか出ない。
ロイ・マスタング大佐が指パッチンするだけで
0.5点は上がったと思う。
いろんな人達が見切れるだけでも良かった。
・・・それで最低限ファンは納得したと思う。
映像としては素晴らしかった。
だから4点。
自信を持って、大作として創られたのがよくわかる。
他のアニメ映画よりはよっぽどちゃんとしている。
だからこそ、どっちを目指すのかハッキリしないと・・・。
きっとこれで映画も終わってしまうだろう。残念。
オリジナルとしては良い作品の一つ
最近のマンガ原作のアニメ映画の中では、中々素晴らしい出来だったように思います。
原作やアニメを殆ど見ていない方がどのような印象を受けるか分からないのですが、
所々で原作のある場面を連想させられるポイントが多々あり
元々の世界観を大切にしていることが伝わってきました。
テーマも民族問題から環境問題などとても深く考えさせられるものに触れており、
何より「失ったものの上にある成長や幸せ」といった点もハガレンらしい重みを感じました。
人によっては、少し暗すぎると感じる方もいるかもですが(..;)
個人的に良かったなと思った点は
エド達の登場前に流れてきた3拍子のメロディー。民族音楽のリズムと旋律から作曲され、ミロスを思わせる雰囲気に一気に引き込まれました。音楽へのこだわりもハガレンの好きな特徴です。
予告を観たときに抱いていた作画への不安も、キャラが動き出した瞬間解消されました。もちろん、好みもあると思いますが今回のような素朴なタッチも民族風を漂わせる効果があったように感じ嫌いではないです。
ストーリー展開は伏線が一つ一つ上手く回収され、映画オリジナルならではの無理なこじつけな設定がそれほど多くなかったので、私は大方自然に受け止められました。
歴史背景などが複雑なため長い説明もあり、予めHPで予習しておくことをおススメしますが、その分疾走感溢れるアクションシーンが満載なので、飽きることなく見られます。
残念だったのは
ベースが良いものがひかれていたのに、時間が足りず究極まで掘り下げられなかった印象があり、最後の感動がもう一越えあればと思った点です。
あのキャラの戦闘シーンがなかったのも少し寂しいかもですね…
衣装などよく工夫して描かれているようなのでもう一度観てこれたらなと思います。
アフターストーリーもあったら良いかもしれません。
ハガレンらしさが薄い。私なら子供はつれてかない。
今作は、脚本があの真保裕一(ホワイトアウトや、アマルフィ、アンダルシアなど、織田裕二映画の原作・脚本を書いている方です)ということで、かなり期待して見に行きました。
真保さんは、ドラえもん映画の脚本なんかも書かれているんですね。知らなかった。。。
(最近は有名な作家・脚本化を長編アニメ映画の脚本化にすえることがありますね。今年はNARUTOもそうですが。。。)
錬金術や、狼のキメラなどキャラの強いイメージに囚われがちですが、実際の骨格のストーリー的には、人間関係だとか、裏切り、誰が見方か敵か、といった駆け引きみたいな部分に、真保作品の特徴がすごく出ていたと思います。
今回は原作の中頃の話で、原作ファンにも世界観に入って行きやすかったと思いますが、まったくのオリジナルという事もあり、元のファン以外でもある程度は楽しめる要素があったと思います。
基本的にエルリック兄弟がメインになっている点はあるのですが、原作やオリジナルと違って、視点が兄弟の視点ではなく、今回の映画のオリジナルキャラクターである、ジュリアとその兄の兄妹愛がメインになっていて、既存の鋼世界とは少し違った切り口で楽しめたと思います。
そういう意味で、原作ファン的に不満が残る場合もありかとは思いました。。
鋼の錬金術師は連載も、アニメの放映も終わったのですが、最初の週末の興収がすごかったらしいので、かなり限定の上映館数だったのに、まだ人気は衰えずあるのをすごく感じました。
映画版だけあり、錬金術の発動するシーンの迫力はすごいです、大画面で展開される迫力が十分に感じられます。
残念ながら、大画面でみるだけの作画としてはおそまつな感じがしました。
特に主人公達以外のキャラクターが酷すぎるし、引きのシーンや、動きがあるシーンでの人物の処理が。。。残念。
全体的にジブリっぽい印象を受けました。もののけ姫とか、ポニョとか、少しくらい感じのドロドロした画がそんな感じです。
鋼といえば、鉄道ということで、今回も鉄道シーンが結構出てきます。エンディングも含め、鋼らしさは健在でした。
映画の中で、かなりダークな、血が流れたり、ドロドロした感じのシーンがかなりあるので、とても子供向けではないですね、PGというか、むしろR指定下方がいいかもな感じなので、親子連れで見ようかと思ってる人は要注意です。
なんとなく
錬成された娯楽活劇と濃厚ドラマ!!
テーマが明確で良かった
聖地はそのまんまエルサレムですね。クレタとアメトリスをイスラム教国とキリスト教国に置き換えるととてもわかりやすかったです。終盤の兄が出てくるシーンで完全にかぶったのですが、これ絶対キングダムオブヘブンだなっと思いました。 あと妹が賢者の石を使うか躊躇したところはロード・オブ・ザ・リングだなって感じました。これは別に非難しているわけではなく、映画のテーマ、伝えたいことを考えた上でかなり理解しやすかったからです。アクションシーンの視点変更がとても壮大で、そこだけ取っても十分楽しめました。 ただ、本当にストーリーを理解するなら十字軍とエルサレムの歴史くらいは知っておいた方がいいと感じたので、その点では敷居が少し高いでしょうか・・・一般常識はいると思います。 最後のアルの「谷が見えなくなったよ」(うろ覚えですいません)が良かったです!!なるほどな、と思いました。やっぱりハガレンはいいですね(笑)再認識いたしました!
ただ一つ惜しむらくは後ろの女子集団が上映中ずっと迷惑行為をしていたことです。私に注意する勇気が湧かなかったことを恨みます。
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