シャレード(1963)

ALLTIME BEST

劇場公開日:1963年12月21日

解説・あらすじ

「雨に唄えば」(1953)の巨匠スタンリー・ドーネン監督が、オードリー・ヘプバーンを主演に描くコミカルなミステリー。レジーナは友人とのスキー旅行の途中で離婚を決意するが、帰宅すると夫は死んでいた。さらに、夫が戦時中に3人の男と軍資金を横領したあげく、仲間をだましていた事実が発覚する。3人から脅迫を受けるはめになったレジーナは、旅行で知り合ったピーターに助けを求めるが……。

1963年製作/113分/G/アメリカ
原題または英題:Charade
劇場公開日:1963年12月21日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 アカデミー賞(1964年)

ノミネート

主題歌賞

第21回 ゴールデングローブ賞(1964年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ケイリー・グラント
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) オードリー・ヘプバーン
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映画レビュー

4.5オードリ・ヘップバーンの軽妙さが活かされたスリラーコメディ

2025年6月30日
PCから投稿

オードリー・ヘップバーンの代表作といえば『ローマの休日』だろうが、当時のハリウッド映画の楽しさ、余裕、洒脱さをたっぷり味わえるという意味でも本作を強く推す。ヘップバーン演じる主人公はちょっと倫理観がヘンテコな変わり者で、そこに胡散臭いイケメンであるケイリー・グラントと、さらに胡散臭いオッサンたちであるジェームズ・コバーンやジョージ・ケネディらが絡んできて、もう全編にフックしかないような贅沢仕様。日本では後に「ルパン三世」がやるようなナンセンススリラーを、とにかく肩肘張らずにやってのけている。007シリーズでも知られるモーリス・ビンダーのオープニングタイトルも小洒落まくっていて、映画って軽くていいし、空っぽでも一流のエンタメはできるんですという昨今忘れられがちなことを改めて教えてくれる名作だと思っています。

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村山章

4.0オードリーが珍しく相手役を口説く理由

2020年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

列車から投げ落とされた男の血だらけの顔がアップになった直後に、スキー場のテラスで優雅に食事するマダムに銃口が向けられる。でも、それは水鉄砲だったという巧いオチから始まる、25万ドルをめぐる騙し合い。その間、未亡人のレジーナは謎の紳士、ピーターの素性を疑いながら、次第に惹かれていく。製作から60年近くが過ぎてもなお、ロマンチック・サスペンスの秀作として、また、オードリー・ヘプバーンの代表作の一つに数えられる作品だ。でも、本作の場合、オードリー扮するヒロイン、レジーナと相手役の関係が他と少し異なる。ピーターがレジーナを口説くのではなく、どちらかと言うと、否、露骨にレジーナの方から積極的に誘いをかけるのだ。それには裏があって、撮影当時58歳だったピーター役のケーリー・グラントが、33歳のオードリーにアタックする(オリジナルの脚本)ことに難色を示し、逆モーション・バージョンにリライトされたのだった。こうして、本作はオードリーが珍しく男性に対して積極的な作品として記憶に刻まれることに。オードリーとグラントはこれで意気投合し、再共演を模索するが、遂に叶わなかった。ハリウッド黄金期の最後を飾ったトップスター同士の顔合わせは、もしかして1度きりだからこそ色褪せないのかもしれない。

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清藤秀人

4.0生き生きとしたオードリー・ヘプバーン

2025年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

60年以上前の映画ですが古さを感じさせない
オシャレでコミカルなミステリーです。
オードリー・ヘプバーンが生き生きとしてて
やっぱりかわいいですね。
登場人物もそれぞれが個性あって
みんな怪しげで雰囲気がたっぷりです。
ストーリーも二転三転する内容となり
最後の最後まで種明かしがあるので楽しめます。

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tom

3.5映画終活シリーズ

2025年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

癒される

1963年度作品
なんとヘプバーン、ケーリー・グラント、ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディとオスカースターの夢の共演(ずっと主演を張ったケーリー・グラントだけ受賞できずですが…)
内容はコミカルでおちゃらけ
そこがまた、ヘプバーンが似合う

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あきちゃん