「行き先は誰かに告げていきましょう」127時間 あおいいぬ(itoh)さんの映画レビュー(感想・評価)
行き先は誰かに告げていきましょう
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「この岩はオレが来るのを待っていた。落下するのを待っていた」
渓谷を落下し、岩に腕を挟まれ身動きが出来なくなったアーロン。
彼はこうなるべくしてこうなった。
アーロンはナイフで岩を削り、腕を抜こうとする。
しかし、腕は挟まれているのではなく、
腕が岩を支えているのだということを知る。
自分の行動がこの岩の存在を許したのだ。
母親に電話を返信しなかったことを後悔する。
誰にも旅先を告げなかった。
誰一人自分がここで生と死の狭間にいることを知らない。
今まで自分がしてきたことがこの状況に自分を追い込んだ。
ものすごく痛さを感じるシーンがある。
観客の中に失神者がでたというのもうなずける。
目をそむけずにはいられなかった。
この映画を観た教訓は
行き先は誰かに告げて行きましょう。
事故には気をつけましょう。痛い思いをします。
登山家アーロン・ラルストンの自伝『奇跡の6日間』もとにしている。
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