イップ・マン 葉問のレビュー・感想・評価
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さらに鑑賞前の注意
楽しむのに、なんだかんだクリアしなければいけなかった前作だが、本作はさらに注意が要る。
・日本人は出ないので変な自己嫌悪に落ちなくて良いことに安心すること
・イップ・マンの顔が前作以上に「キラキラ」しているので、それに耐えられるかどうか
・イップ・マンとサモ・ハン率いる師匠対決をバカと観ずにスゲーっと感じれるかどうか
・中国人の主張をかっこよく決めてくれるのは大いに結構だが、やってることはアメリカ人大好き「ロッキー4」じゃねえか、という突っ込みを楽しく出来るかどうか
以上がクリアでいれば、まあ、そこそこ楽しめるが、ネタどまりになるのはやはり最後の条件をクリアするのが困難だからだろう。
奥さんの出番が減り、ワイヤーアクションの出番がガバっと増えたことは個人的に大きくマイナス。
でもカメラは相変わらず良い。
ご鑑賞する人は本作も割り切ってどうぞ。
ラスボスが前作よりも手強くて見応えあり
ラスボスが前作よりも手強くて見応えあった。これまで無傷だったイップマンがボコボコにされてるところを見ると、ツイスターがかなり強いことが分かる。蹴り禁止の殴り合いにしといて負けるのはダサすぎ。西洋人は相当屈辱だっただろうなぁ。
ホン師匠最初は嫌な奴かと思ったけど、家族想いで意外なギャップで可愛く見えてくる。ツイスター戦では瀕死になりながらも最期まで立ち向かうのはカッコよかった。
レジェンド登場で嬉しくなる
ドニー・イェンのカンフーアクションを堪能するためのシリーズ第二弾。
見どころはやっぱりサモ・ハン・キンポーかな。このシリーズのアクションの振り付けを担当していることは知っていたけど出演していることは知らなかったので、手てきたときになんか嬉しくなったよね。
サモ・ハン・キンポーが特に好きなわけでもないし、カンフー映画自体あまり観たことないけど、この界隈のレジェンドみたいな人だからね。出てきて戦うだけで嬉しくなれる。
そのせいか「序章」よりもアクション多めになっていたような気がしないでもない。
安定の娯楽度で安心。気楽に観られるのもいい。私のようなカンフー映画初心者にも優しい。
【”中国武術の誇りのため。”英国統治下の香港で繰り広げられるカンフーVSボクシングシーンは十二分に見応えがある作品。ラストのイップ・マンの観客に発したメッセージもムネアツな作品でもある。】
■第二次大戦の終結後、家族と共に香港へ移住したイップ・マン(ドニー・イェン)は、詠春拳の道場を創設する。
そんな中、香港の武術界を牛耳る洪拳の師範・ホン(サモ・ハン・キンポー)は、イップ・マンに他流派の師範たちの挑戦を受けるよう忠告するが、彼は次々と師範達を蹴散らしていく。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作は、カンフーの見せ場が盛り沢山である。最初はイップ・マンが香港で武館を開くために、香港の他流派の師範たちとのレストランの円卓上での闘いである。
彼は、師範たちを打ち負かし、最後は洪拳の師範・ホンとの一騎打ちシーン。ワイヤーを使っているとはいえ、見応えがある。
・続いて、愚かしき英国警察署長が仕組んだ、ボクシングチャンピオン、ツイスターとホン
との、壮絶な闘いである。
ホンも健闘するが、最後はツイスターの重いパンチの連打を受け、ダウン。そのまま帰らぬ人になってしまう。
・最後は、イップ・マンとツイスターとの闘いである。イップ・マンはツイスターのパンチを受けながらも、キックでダウンを奪うが、英国側の”キック禁止”を受けての試合再開。
その時に、イップ・マンはホンへのアドバイスを思い出し、ツイスターのパンチを掻い潜り、中肋骨を責め、最後は仰向けになったツイスターの顔面をホンの代わりに連打してノックアウト勝ちを収めるのである。
この試合は観ていて大変熱くなる。
■だが、今作で一番心に響くのは、勝利者インタビューでイップ・マンが語る言葉である。
”私は勝ったが、中国武術がボクシングより優れている訳ではない。人は身分の違いはあれど、その品格は同じで貴賤の区別はない。今、この瞬間から私たちが心を開き、互いを尊重出来るよう願う。”
素晴らしい言葉であり、彼のメッセージに対し英国の観客たちも立ち上がり万雷の拍手を贈るのである。
<今作は、アクション監督を前作に引き続き担当したサモ・ハン・キンポーが自らホン師範として出演するシーンも嬉しいし、何よりドニー・イェンのしなやかなカンフーが堪能できる逸品なのである。>
私が挑戦する
ドニーが葉問を演じるシリーズものの2作目ですね。
中盤のサモハンとの手合わせでは、円卓上で繰り広げられるワイヤーアクションがたのしめます。
後半ツイスターにホンが、リングに沈められてからは、葉問が挑戦を表明。
反則パンチや蹴り禁止ルールを追加され、苦戦するも、何とか勝利。
彼は家族の元へ帰ります。
最後は、少年の頃のあの人も登場。
私は何回か映画館で観ました。
1作目の「序章」が、公開されるように足を運んだのはいい思い出です。
香港アクション好きの方にはおすすめです。
まんまロッキー4ですね。だからこういう映画大好き!
序盤中盤はそうでもないのですけれど、終盤からは脚本も演出も、まんま『ロッキー4』なんですよ、これが…(笑)
潔いまでのパク…もとい!リスペクトなのな(笑)
ドニー・イェンさんも『イップ・マン』は自身のロッキーシリーズと思っていらっしゃるそうですから、そうなってもおかしくないのねん。
相変わらずワイヤーアクションバンバン使いまくってるんですが。さすがにちょっとくどいかな。
でも、こういう予定調和の映画大好きです。
なーんも考えずにコーラ飲みながら、お菓子食べながら観ることのできる映画っていいじゃないですか。
ちなみに食べていたお菓子はカレーせんべいです。←全く無駄な情報…
で!なんでか伊武雅之さんご出演だし。←いい加減なこと書くな!
ごめんなさい、真面目なレビューに戻りますね。
派生版を含めたシリーズ物なのに、主役俳優さんが一定しないのね。
ドニー・イェンさんシリーズは勿論いいのですけれど、私は『誕生』『宗師』のデニス・トーさんが好みかな。
ドニーさんの繊細さ、生真面目さは、ともすれば線が細すぎるようにも見えて。
デニスさんくらいのちょい逞しさ+がちょうどよいと思い。
申し訳ないけれど『最終章』のアンソニー・ウォンさんはコレジャナイ!感満載だったの。
さぁ、またシリーズを復習の通しで観てみようか!
こんな所でサモ・ハン・キンポーに出会うとは
燃えよドラゴン繋がりでしょうが、こんな所でサモ・ハン・キンポーに出会うとは思わなかった。
モハメッド・アリとアントニオ猪木の試合を思い出すが、真面目にやると異種格闘技は面白くない。この映画なら少しは面白くなるだろうか?
懐かしいけど、それが面白さに繋がらない。無駄なアドレナリンが出まくってる。まぁ、相手がイギリスなら当局も許すでしょうが、完璧にプロパガンダ映画になっている。さぁ最終は見る?
ナショナリズムを煽るこう言った映画に香港映画はなって行くんでしょうね?
露骨すぎる表現は、ひょっとすると分からぬように、当局批判しているのかもしれませんけどね。やっぱり、続編は面白さが少なくなるね。
ユン・ピョウも復活!
ジャッキーよ復活してくれ!
サモハンキンポー
昔の面影が残ってて懐かしかった。
ただどうだろう。序章に比べ、昔のカンフー映画ちっくになっちゃった。
対ボクシングについてもルールがあいまい。あれで勝ちにして良いのかねぇ。
終わりが想像つくのもあって、評価3.0だった。
ロッキーⅣ
大筋はほぼ「ロッキーⅣ」です。まんまと言ってもいいくらい。
相変わらず外国人俳優は再現ドラマ俳優みたいに安っぽく、
ステレオタイプの悪人に描かれていて、ちょっと辟易する。
色んな問題が解決されていないまま、ご都合主義に話は進むし、
(弟子から稽古料が貰えず、金銭的困難で、しかも借金までするのに
最後までこの問題はどうなったのか分からないまま終わる。)
いくら何でも主人公が聖人みたいに描かれ過ぎていて、逆に嘘っぽく感じる。
そして何よりボクシングとの異種格闘技戦!
相手が完全にボクシングの動きではありませんでした(笑)
それにどう考えたって足も使える功夫の方が有利でしょう?
かなり無理があったし、アクションとして違和感しかなく、
これがラストの見せ場だったので正直、微妙(-_-;)
途中までの功夫対決がカッコ良かったので、これは逆効果でガッカリです。
どうせなら最後まで功夫対決で魅せてほしかったです。
しかしサモ・ハン・キンポーの勇姿を久々に観れて感激!
前作に続きかなりの面白さ
今作はさらにエンターテイメント性が盛りっと増えてます。
特に今回はアクション監督のサモ・ハン自らの出演で、アクションがかなりの見応えに。
また同監督作の「SPL」を思わせる顔ぶれも面白いです。
物語も前半と後半がうまく切り替えられており、メリハリがあって見やすいですね。
ただ、ラストに出てくる若かりしブルースリーはキャラがちょっと濃いめ。そんなモノマネっぽい演出はいらなかったのでは…と思ったくらいでした。
しかしながらチェーンパンチを始め、今回も見応えたっぷりのアクションを堪能できます。
ラストのボクシング戦もバッチリで、前作に続きかなりの面白さでした。
ドニー・イェンの才能と映画の出来は別もの
主演のドニー・イェンのアクション・スキルと、見るものを引き付ける魅力だけで、90分間もつかということですね。かつてアントニオ猪木はモップが相手でも名勝負を演じて見せると言われましたが、ドニー・イェンは、それを超えるほどの才能の持ち主でしょう。
だからって、映画としての出来が良くなるかというのは別問題で、特に大きな障害は悪役に日本軍を設定していることでしょう。香港映画として公開されたのか、詳しい背景は知りませんが、続編がたくさん製作されたことからかなりヒットしたであろうことは想像できます。
話が面白ければ、歴史的な事実がどうかというのは二の次だろうと思います。そのことは百も承知。それにしても、どうにも受け付けない演出があって、それが中国の文化なのかと思います。
この手の体術アクション映画は、どうしても銃に勝てない大原則があって、それをどう扱うかが映画におけるひとつのポリシーになります。「プロジェクトA」では、徹底的にジャッキーのアクションにフィーチャーして、銃火器の使用は忘れさせてくれました。本当にケガをしている痛さを見せて、共感を得たのです。「レイダース」では、ハリソン・フォードが強そうな剣術つかいを、眉をひそめながらピストルで撃ち倒し、体術はオプションの一つに過ぎないことを映画の中で示しました。
この映画でもイップマンがいかに強い男かということをいやと言うほど見せてくれますが、そのメインの表現は誇張に次ぐ誇張。相手を強そうに描くことは基本的にありません。そこに、日本人が好む「勝てそうにない相手に挑む」という要素は薄く、高潔で、魅力に乏しいとっつきにくい主人公が出来上がります。必然的に、悪役は卑劣で、憎たらしく、倒されて当然という単純な図式のストーリーになり、これでアクションが凡庸なら見る価値もない映画に成り下がってしまいます。
この映画では強い男が権力も全掌握しているという価値観がまかり通っていますが、そういう民族性というか、文化的背景というか、どうにも私にとっては辛過ぎる味付けで受け付けませんでした。
2018.3.22
定番の勧善懲悪
1、3を先に見て、ようやく2が観られた!わーい。
もうね、勝つのわかって見ちゃうけど、やっぱりドニキすごいっす。ボクサーとの闘いの時は、結構激しくやられるけど、情が絡むと鬼強い。細かな表情も、キレも、止めも、かっこよいなー。
サモハンもいっぱい出てくる〜
円卓上の撮影とかどうやってるんだろーあんな不安定なとこで2人とも超高速連打。
にしても、1の時といい、異国の人間が極悪非道。そりゃ、とことんやっちゃってくださいって気持ちにはなるけれど。
弟子は若さゆえ血の気が多くて、引っ掻き回すのも定番。そういうエピソード含め、イップ師匠の器の大きさも描かれるのだけど。
1の時のキャストも出てきたのが続きもの特有のご褒美感。奥さんは相変わらず石黒彩似だな。179センチあるそう。
3以降はサモハンがアクション監督を降りてしまうけれど、なんでだろう。残念。
西洋人の描き方以外は良い
アマゾンプライムで観賞。
露骨なまでの敵役の嫌な奴として描くのはいかがなものかと思うが、まあ勧善懲悪というか分かりやすい図式として考えればまあ許せる。ドニーイェンとサモハンの誇りや矜持が言葉を介さずとも通じ合っているあの感じが好き。
老いてもさすがのサモハンキンポー
序章の悲壮感は減り、少しエンタメっぽくなっていた。敵味方の構図が、序章は日本、今作は西洋に変わっていた。最後に融和するメッセージは今作の方があったかな。中国の誇りという面は今作も受け継がれていた。
ドニー・イェンのカンフーシーンも変わらずかっこいい。受けの手が攻撃の手になる効率のいい技は見ていてすっきりする。サモハンキンポーは年老いながらもさすがにカンフーのベースがあって、切れ味あってあの体に似合わない動きはすごい。リングでボコボコにやられてしまうのは、本来悲壮感あるはずが、エンタメのように見えてしまったのはキャラのせいか。奥さん役のリン・ホンは上品ですね、背が高くてとてもきれい。
序章も今作も2時間に満たない時間でとてもみやすい。あとは、最後のエンドロールの音楽、もう少し重厚な感じでもよかったと思った。
記憶のブルース・リー作品
市場での戦いとか一つ一つの拳闘シーンがブルース・リーを思い出させる。案の定、最後にそういうくだりもあってなるほど。1作目より、ずっと戦うシーンが多かったようで、オマージュ的な意図も感じる。
1作目同様、憎む相手が日本軍から、横柄なイギリス人に変わった。やっぱり日本人が憎まれる相手となると観てて辛くなるので、少し救われたかな。香港なのに、あえて「西洋人」としたのは政治的な何かを勘ぐってしまう違和感だった。
硬派なカンフーアクション、ワイヤー有り。
前作に続き、格闘家ではなく"人"を育てる。
そして、武術を通じての精神、誇りが今作の軸。
アクションシーンは前半がメインに感じる程。
サモ・ハン・キンポーとの対決シーンは、
若干ワイヤー感が出てしまっているが見応え満点。
10人相手に闘うか、逃げるか。
詠春拳の魅力、イップ・マン自身の魅力に、
自然と引き込まれてしまう。
相変わらず敵の表現が露骨ではあるが、
勧善懲悪という意味ではとても分かりやすい。
が、物語の流れが前作に似ているのも良し悪し。
展開は至極普通で、もう一つ工夫が欲しかった。
詠春拳を学ぶ弟子達の、技術と考え方の成長、
そして今後の李小龍に繋がる作品。
アポロに見えるサモハン。
香港の武術界の掟で線香が消えるまでの時間、他流派の師匠に負けなければ、師匠と呼ぶ(武館了承)で、丸机で師匠同士の手合わせが楽しい。
大物感アリアリの洪師匠(サモハンキンポー)が堪らない。ほんとにサモハンキンポーは当時は還暦か?
あの肥満なのに動きが良すぎるよ。
前作から続けての出演も多いし、過去に拳を交わしたもの同士でも、経験を経て分かり合えてる姿にほんわかする(笑)
ストーリー自体に目新しさはないが、あの時代に突飛な設定など無用。
中国武術を侮辱した西洋ボクシングとの対決は自然に盛り上がってしまう。
勝利インタビューは慎ましいのに、ラストに李小龍(少年)が生意気な口振りと鼻を擦る仕草を見せて終わるのは仕方ないな(笑)
逆ぅ
まんまロッキーを中国版にした映画。
ワイヤーが増えた気がするが、元々しっかりカンフー出来る役者陣だからすごくかっこいい。
アクション映画だしストーリーはどうでもいいんだけど、イギリス人が香港の記者拘束したり勝手に自分達に有利なルールで不意打ちかましてくるのに中国人が武術家精神で正々堂々立ち向かい、最後はお互い平等アピールするのには正直笑う。
コレ逆デショー!というのは中国の友人の評。
熱過ぎ!
面白い。
男の子は胸が熱くなる事間違いなし。
昔の敵が仲間になる件。
弟子の後始末。
師匠達との戦い。
敵対する師匠との和解。
サモハンキンポー対ボクシング。
最大の敵との戦い。
胸が大火傷の展開だ。
王道をこれでもか!とやってくれるのでノレる。
俺たちのイップマンが
あんなエロ親父みたいな西洋人ボクサーと激戦を
繰り広げるのだけが不満だ。
百裂拳で終わっても良いくらいだ。
それでも、かなり盛り上がる展開だったし、サモハンキンポーの想いも乗っけたラストは涙を流さずにいられない。
良い続編だったと思う。
さすがはサモハンキンポー!
ドニーイェンを食おうとするガツガツした姿勢に、
この人何歳やねん!と突っ込まざるを得なかった。
アポロの屈辱をはらすロッキー
師匠はかくあるべし!
謙虚であれ、自分に誇りをもて、他の師匠とその弟子に敬意を払え、弟子がいつかは自分を超えることを楽しみにしろ。世界中の、先生だか教授とやらの皆様、お耳の穴をかっぽじってお聞きなさいませ。
それにしても、イップマンの奥さん、背が高くて品があって美しい。
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