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『貧乏人はパンを食え』?
さて、
・水産業の無計画な大量捕獲。
・他国からの農産物の大量輸入。
・遺伝子組み換え農産物。
・プランテーション
・農薬
・餌に混入する抗生物質
等々 市場経済と食の安全を訴えている。それは明白。
さて、
ブロイラーの生産工程を残酷なものと見せているが、言うまでもなく、ブロイラーの餌が何であるかの方が問題である。
そして、日本のロボットによる自動システムが登場して、ある企業の荷物を積み込む場面が映される。何を生産しているのかは理解不能だが。
その場面の前に、積み込むトラックの親会社にあたるCEOだろうと思われる男が『水』に付いて語る。
ストーリーの流れとして、暴言である事は間違いない。
しかし、やっと
『そう言う事ね』と理解できる。少しまわりくどい。
結論を急いで貰いたい。国家による食料自給率の向上と食の安全の急務。それ以外無し。
そして、本当は、
映画の初頭に映される大量に廃棄される小麦が、ウクライナで生産されていると言う現実だと思う。勿論、このパンがウクライナの小麦でないかもしれないが、そう言った肥沃な土地を争いの場にしたり、目に見えないもので汚染させた場所にしてはいけないと言いたいのだと感じた。
行き過ぎると『ホロドモール』と言った事もあったが、
・『食料を国家が管理する時代になった』
・『市場経済に食料を乗せては駄目だ』
つまり、社会主義の復活を訴えている様に感じた。
さて。
ザルツブルクのホステルで『ドイツの水は飲めますか?』と質問したらエライ剣幕で怒られた『ここはドイツじゃない!』って。自分は空気の読めない日本人なんだなぁって思った。ザルツブルクはオーストリアである。