脇役物語

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脇役物語

解説

いつも脇役ばかりの冴えない中年俳優の奮闘を描いたヒューマン・コメディ。職場でも私生活でもうだつの上がらない俳優ヒロシに、新進女優アヤとの恋、そして映画主演の話という思いがけないチャンスが訪れるが……。主人公ヒロシをベテラン俳優の益岡徹が、アヤを永作博美がそれぞれ好演。メガホンをとるのは、短編映画「不老長寿」が世界各国で高く評価され、今作が長編デビューとなる緒方篤監督。

2010年製作/97分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2010年10月23日

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(C)2010 Dream On Productions

映画レビュー

4.0豪い豪華な脇役陣

2011年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

豪い豪華は冗長かな

ラストシーンはほんのり

脇役陣が豪華です
柄本明がホームレスのチョイやくですから

恋愛物語としてはちょっと乗り切れないところがありましたが
なかなかよいヒューマンドラマです

途中のコメディーは不要かな

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赤いおじさん

3.0脇役万歳!!

2010年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

全篇、英語の字幕スーパーがつく。なんか妙な感じだが、日本で西洋の人たちはいつもこんな感じで母国の映画を観てるんだなーなんて思いながら観てしまった。んで、ついこの字幕を見ちゃうのだ。英語だったら、いったいなんて言うんだろうと・・・ついつい字幕に目がいく。もしこのままDVDが出たら、いい英語教材になるかもしれない。
東京で働く1日を追ったような切り絵風のタイトルバックも面白い。エンドロールは、千代田の皇居からはじまる東京の地形が、やはり切り絵風の画像で彩られる。

さて本篇だが、実際にベテランの脇役として名を馳せる益岡徹が主役を努める。さらに、津川雅彦、松坂慶子、柄本明といった濃い面々が脇を固める。脇役がいかに大事か、脇役による脇役のための作品に仕上がっているのは言うまでもない。
唐突に始まる恋はよしとして、ヒロシがアヤとの恋に四苦八苦するまでのステップが端折られてるのが気になるが、脇役に焦点をあてた視点とコミカルな展開は楽しめる。
原案・脚本・製作・監督の緒方篤は今作が長編初監督デビューだそうだが、導入部にヒロシの父・松崎健太の作品が並ぶ書棚を据えるあたり、奇をてらわないスタンダードな巧さを感じる。

脇役は主役を盛り上げ、物語に深みを持たせるとはよく言われる。
だが、この映画を観てよーく分かった。
脇役が主役を産み、脇役こそが物語を作り上げるのだ。

益岡徹さん、この映画の撮影中はディレクターズチェアに座れたんだろうか。はにかみながら座ってるところを見たかった。

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マスター@だんだん

4.0最後はジンとした

2010年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

楽しみにしていた脇役物語見ました!

独特のテイストは監督の個性なんだろう。
それはそれで楽しみつつ,最後はジンとしていました。
どこを見るかで感想が違ってくる映画だろうなと思う。

益岡さんはやっぱりうまいし,津川さんさすが。
松坂さんは華があるな〜本当に色っぽかった。

かわいいオープニングアニメ、ストーリーの温かさ、うまい役者達の演技、
見所がいっぱいあった。

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pastagasuki

2.0観客が、このボケェェェェ~と突っ込みを入れたくなるほどのもどかしい演出でした。

2010年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 短編から商業映画に初挑戦の緒方篤監督ですが、またまだ実力に思えました。脇役俳優が主役を掴むまでのユーモアを交えて描くサクセスストーリーです。この手の作品としてどうしても比べたくなるのは、『蒲田行進曲』。あのパワー感、命落としてでも、役を掴む執念に、観客を惹き付けるパワーがありましたが、本作には全く感じられません。
 せっかくの主役のチャンスをもらったものの、素直に受けるとドラマにならないので、何とか小ネタを挟んで97分間を繋いでいったような感じなのです。

 ドタバタにならないテンションを押さえた自然な笑いを取りに行った演出を指示されたと試写会ゲストの出演者は口々に語っていましたが、どうにも間が抜けた感じで、苦笑せざるを得ませんでした。
 だいたいどこに行っても絶えず人違いされるという強引な主人公の設定。そして3日間連続で、誘拐犯や万引きなどの犯人に間違えられて、同じ警官に続けて逮捕されるというところも馬鹿げています。それをわざと仕掛けているのは、海外経験が長く、作中でもウディ・アレンをリスペクトして設定に組み込む監督だけに、何処かフランス映画のワンシーンを切り取ったようなシュールな可笑しさを狙っているようなのです。けれども日本向けにカスタマイズされていないので、まるで突っ込みのないボケ漫才をずっと見せられているかのような緩慢さなのです。もう観客が、このボケェェェェ~と突っ込みを入れたくなるほどのもどかしい演出でした。
 そんなものですから、同じ役者仲間のアヤに接近しようと四苦八苦するところも、わざとダロダメさを見せつけるのです。結局なんだかはっきりせず、ラストになって念願の映画主演を実現し、アヤとの恋もいきなり進展してハッピーエンドという感じです。

 ホンダが企業協賛し、出演しているメンバー主演クラスの大物(主演:益岡徹、共演 永作博美、津川雅彦、松坂慶子、柄本明、前田愛、イーデス・ハンソン、佐藤蛾次郎ほか)がずらりと並ぶ贅沢なキャストなのに、本当にもったいない限りです。
 特に20歳も年下のとの恋に落ちる松阪慶子の役どころも、なくてもいいぐらいの付け足しになっていまいました。
 せっかくなんだから、マキノ雅彦監督に任せた方が、もっと面白い作品となったのではないでしょうか。

 まぁ、試写会では舞台挨拶の前にトイレに飛び込んだところ、津川雅彦と佐藤蛾次郎と並んで3人だけでションベンできました。マキノ監督のファンなので、隣にいた監督へ一声かけたかったですね。蛾次郎さんとは、銀座でご自身が経営していらっしゃるお店で、以前長時間にわたり、映画談義を交わし、カラオケを共に歌ったことがあります。すれ違っても蛾次郎さんは覚えてくれていませんでした。
 余談ですが蛾次郎さんの店に、コミュのみんなで押しかけると面白いと思います。カラオケ月で4000円ぽっきりでしたしね。
 そしててトイレを出たら、松坂慶子とすれ違いました。みなさんオフの時は、オーラが出ていなく、なかなかひと目ではそのひとと気がつきにくいものですね。益岡徹がすぐそばにいたはずなんですが、全然気がつきませんでした。

 ということで、この程度のレビューでご勘弁ください_(._.)_

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