まほろ駅前多田便利軒のレビュー・感想・評価
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原作が主人公の日常と心の中の葛藤とか変化を描いているので、映画も地...
原作が主人公の日常と心の中の葛藤とか変化を描いているので、映画も地味な作りになってしまうのはしょうがないかな。でも感受性が豊かではないので、映像だけから主人公の内面を読み取るのは難しい。
キャスティングが大好物
瑛太と松田龍平が主演なんて大好物過ぎる。
脇役に至るまで「この人しかない」という配役だった。
肩の力が抜けてくすくす笑えてたのしかった。20代前半友だちと一緒に住んでた時を思い出した。
長くいると妻よりも空気のような存在になって、楽しかったなぁ。しかし、30代でこの生活は嫌だなとも思ってしまった。
ドラマから入ったのだけど、若干ラストは間延びしてたような気もするけど、ちょろちょろと次のエピソードの人物が現れたりして、まほろという町が本当にあって、そこに生きてる人がいるようにみせる演出が良かった。
邦画版現代風スタンド・バイ・ミー
スタンドバイミーと比べて鑑賞すると、重なる部分や対になる設定が多くて、意図して製作したと思ってしまうほどだった。まほろという狭い町の中で、彼ら2人が1年を通して痛快かつシリアスな時を過ごす。シーンが進むにつれ、気づいたら不器用な2人にどんどんのめり込んでいた。
微笑ましい
今まで(理由もなく)毛嫌いして
観なかったのですが新作ができたということで思い切って観てみました。
二人のやり取りがなんだか微笑ましく感じました。
内容もくだらないことかなって(勝手な偏見と先入観で)思っていたのですが
そんなことは一切無くて
多田と行天のキャラ設定があるからこそ
伝わることばかりでなんだか懐かしい気持ちにもなりました。
日本語セリフ
洋画オンリーだったがたまたまTSUTAYAで目についたこの作品。これに出会って邦画も見始めた。字幕じゃわからない日本語セリフの面白さ。「なんで?」一つのセリフにしても字幕じゃ一つだが日本語だと言い方で面白さが全く違ってくる事を教えてくれた作品。ラストの瑛太の捨て台詞。かっこよすぎでしょ。原作本を読んで更にこの作品を好きになった。もちろん原作が先ですよね?「なんじゃこりゃ〜!」のセリフ。松田龍平だから尚更可笑しい。若い子にわかるのかな?原作本の「愛すると言う事は愛したいと思う気持ちをもらう事」だったかな?しをんさんのファンにもなりました。
相棒感がたまらない
多田と ギョウテン、2人の掛け合いや空気感がたまらない!
男同士のツレって感じは、やっぱりいいよね。
そう思える友達はやっぱり大切にしないとね。
ギョウテンは、ちゃらんぽらんなダメ男に見えるけど、実は暗い過去や、それを覆すようね優しさを持っている。
人を第一印象や、言動で勝手に判断したりしたらダメだなあと改めて思った。
あと、2人の孤独感が、なんかいい。かっこいい。
寂しくて、孤独でも、かっこ良くありたい。
うらやましい
多田と行天の静かな友情に憧れます。
性格も生き方も全然違う二人が、何となく一緒に生活していくなかでお互いのことを理解していく、果たして自分にそんな友人はいるだろうかと考えてしまう。
とりあえず、瑛太と松田龍平で成り立っている映画のような気がする?
まほろの街の設定がイイね
テレビドラマ化され、そちらを先に観てしまったので映画単体での評価ってのは難しい。
もうキャラクターに思い入れ有りで観ちゃってるから。
長回し多めで独特のリズムとムード。バディムービーのような掛け合いを楽しむ映画と思わせて テーマはけっこう重い。
親と子の関係、傷ついたり傷つけてしまった事を許せるか。
長いシリーズのパイロット版と考えれば合格だがこの映画だけと物足りなさがあるかな。
街の設定や人物はとても魅力的。
瑛太と松田龍平、どちらも良かった。
2人をずっと見ていたい
ゆっくりとした空気感がとても好き。
多田と行天の
瑛太と松田龍平がとにかくハマってる。
松田龍平なんかほとんど素に近い(笑)
ドラマの方も
2人のやり取りがすごくほっこりして
すごい好きです。ずっと見ていたい。
こんな2人実際にいてほしいなぁ。
多田と行天がどっちかを確かめるために見た。
原作既読組からすると、退屈。
ストーリー知っているとそんなもんでしょうけど。
とても静かな映画ですね。まったり見るならいい感じ。
でも劇場で見るなら……ちょっとね。
あと、長回しの一発どりがあって、あ、こだわっているんだな、と思った。
行天の妙な笑い方を実際に聞けてよかったです。
ドラマも見ようかな~
瑛太と龍平!
まず先に原作の文庫本を読んだ。カバーには映画化!と書かれた瑛太と龍平の顔。
読みはじめて1ページ目ですぐに、多田が瑛太だって確信した。
行天が登場するバス停ではキター!と思った。
三浦しおんさんはこの二人を思い描いてこの本を書いたわけではないだろうに、この二人しかありえないピタリとはまる配役。
多田も行天も物語の最初では能面のように表情がなくて、黒い穴ボコのような目をしている。
「親に虐待されて殺される子はいても、虐待した親を殺す子供が少ないのは何故だろう」っていう行天の昔のつぶやきは悲しくて心がヒヤリと凍る。
でも多田が依頼人の男の子に言う。「お前が望むようなものは親は与えてくれないよ、でもお前は自分が与えられなかったものを誰かに与えることは出来るんだ」
それを傍で穏やかに静かに聞く行天。
二人は互いが持ってるもの、手からこぼれ落ちるように失ったものを、見せ合いながら、けなしあいながら少しずつ柔らかい表情を見せてゆく。
その過程が愛おしいのは、瑛太と龍平が素晴らしいからだし、
多田と行天が物語の中で息づいているから。
惜しむらくは原作にある曽根田のばあちゃんが出て来ないこと、だから。。。
まほろの町に連れて行って貰う為に
ドラマも早くDVDにして下さい。
何なら映画ももうひとつ作って下さい。
多田と行天コンビ大好き♪
DVDレンタル開始してすぐ見ました♪
アヒルと鴨のコインロッカーと同じ
瑛太と松田龍平コンビ♪好きです\(^-^)/
そして、星さん役の高良健吾かっこいい♪
子犬を預かったり、
男の子を塾に迎えにいったり、
本当に何でも屋。
あんな便利屋が近くにいたらな(*^^*)
多田の温かさ、行天のあのなんとも言えない優しさ。
あったかい気持ちになったなぁ。
不思議な魅力のキャラ
私もドラマが気になって映画を観たクチです。
この小汚い二人のコンビが段々と過去が明るくなるに
つれて非常に魅力的に見えます。
ストリーが良いですね。
個性派の二人に意外性のあるストーリーでよしよし。
意外と効果音が効いていてドラマを際立たせていた。
瑛太は今までどちらかというと綺麗な役が多かったので
この汚れの役は面白かった、
松田龍平はイメージ通りのキャラそのもの。
この二人の掛け合いと対照的な背景が
面白さの妙となっています。
構えずに気楽に観れる作品でした。
人間臭い愛情に満ちている
三浦しをんの同名小説を大森立嗣監督が映画化。
「ゲルマニウムの夜」「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」など同監督の作品はなかなかに馴染み難いものが多いが、本作はすんなり見れる作品に仕上がっている。
(監督は父に麿赤兒、弟に大森南朋がおり、二人は脇役で出演もしている)
まほろ市の駅前で便利屋をしている30男、多田。偶然高校時代の同級生、行天と再会し、共に行動する事に…。
いわゆる男二人の友情モノだが、熱く固い絆というより、微妙な距離感があるというかユル〜い感じというか、所々スパイスが効いた脱力系バディムービーなのがユニーク。
真面目な多田=瑛太と掴み所が無い行天=松田龍平が最高!
「なんじゃあこりゃあ!?」「誰?全然似てない」…思わずニヤリとしてしまうコミカルなやり取りや、それぞれ抱える哀愁を滲ませ、その絶妙な好演が共感を呼ぶ。
特に松田龍平は独特の存在感や佇まいが偉大な父に似てきてとてもイイ!
便利屋に仕事を依頼してくる人々はワケアリが多い。
一家の夜逃げで大好きなチワワと引き離された少女。
チワワの引き取り手となった風俗嬢の家のドア直しと付きまとう男の対処。
親の愛情が薄い小生意気な少年の送り迎えと彼を苦しめるバイト。
大小様々な問題を解決していく様は、便利屋というよりお助け屋。ささやかな幸福と希望を運んでくる。
後半、ヤバい事態に巻き込まれた事をきっかけに、二人は図らずも過去と向き合う。
家族を失った多田と、家族を絶った行天。
本作では他にも家族に問題を抱えている者が多い。小生意気な少年も風俗嬢に付きまとうチンピラも。
皆、愛に飢えている。
愛したい多田と愛されたい行天、凹凸のように心にポッカリ空いた穴を埋め合う。
人間臭い描かれ方に好感。
じんわり心に染み入る良作。
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