まほろ駅前多田便利軒のレビュー・感想・評価
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キャスティングが大好物
邦画版現代風スタンド・バイ・ミー
微笑ましい
日本語セリフ
洋画オンリーだったがたまたまTSUTAYAで目についたこの作品。これに出会って邦画も見始めた。字幕じゃわからない日本語セリフの面白さ。「なんで?」一つのセリフにしても字幕じゃ一つだが日本語だと言い方で面白さが全く違ってくる事を教えてくれた作品。ラストの瑛太の捨て台詞。かっこよすぎでしょ。原作本を読んで更にこの作品を好きになった。もちろん原作が先ですよね?「なんじゃこりゃ〜!」のセリフ。松田龍平だから尚更可笑しい。若い子にわかるのかな?原作本の「愛すると言う事は愛したいと思う気持ちをもらう事」だったかな?しをんさんのファンにもなりました。
相棒感がたまらない
うらやましい
まほろの街の設定がイイね
テレビドラマ化され、そちらを先に観てしまったので映画単体での評価ってのは難しい。
もうキャラクターに思い入れ有りで観ちゃってるから。
長回し多めで独特のリズムとムード。バディムービーのような掛け合いを楽しむ映画と思わせて テーマはけっこう重い。
親と子の関係、傷ついたり傷つけてしまった事を許せるか。
長いシリーズのパイロット版と考えれば合格だがこの映画だけと物足りなさがあるかな。
街の設定や人物はとても魅力的。
瑛太と松田龍平、どちらも良かった。
2人をずっと見ていたい
多田と行天がどっちかを確かめるために見た。
瑛太と龍平!
まず先に原作の文庫本を読んだ。カバーには映画化!と書かれた瑛太と龍平の顔。
読みはじめて1ページ目ですぐに、多田が瑛太だって確信した。
行天が登場するバス停ではキター!と思った。
三浦しおんさんはこの二人を思い描いてこの本を書いたわけではないだろうに、この二人しかありえないピタリとはまる配役。
多田も行天も物語の最初では能面のように表情がなくて、黒い穴ボコのような目をしている。
「親に虐待されて殺される子はいても、虐待した親を殺す子供が少ないのは何故だろう」っていう行天の昔のつぶやきは悲しくて心がヒヤリと凍る。
でも多田が依頼人の男の子に言う。「お前が望むようなものは親は与えてくれないよ、でもお前は自分が与えられなかったものを誰かに与えることは出来るんだ」
それを傍で穏やかに静かに聞く行天。
二人は互いが持ってるもの、手からこぼれ落ちるように失ったものを、見せ合いながら、けなしあいながら少しずつ柔らかい表情を見せてゆく。
その過程が愛おしいのは、瑛太と龍平が素晴らしいからだし、
多田と行天が物語の中で息づいているから。
惜しむらくは原作にある曽根田のばあちゃんが出て来ないこと、だから。。。
まほろの町に連れて行って貰う為に
ドラマも早くDVDにして下さい。
何なら映画ももうひとつ作って下さい。
多田と行天コンビ大好き♪
不思議な魅力のキャラ
人間臭い愛情に満ちている
三浦しをんの同名小説を大森立嗣監督が映画化。
「ゲルマニウムの夜」「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」など同監督の作品はなかなかに馴染み難いものが多いが、本作はすんなり見れる作品に仕上がっている。
(監督は父に麿赤兒、弟に大森南朋がおり、二人は脇役で出演もしている)
まほろ市の駅前で便利屋をしている30男、多田。偶然高校時代の同級生、行天と再会し、共に行動する事に…。
いわゆる男二人の友情モノだが、熱く固い絆というより、微妙な距離感があるというかユル〜い感じというか、所々スパイスが効いた脱力系バディムービーなのがユニーク。
真面目な多田=瑛太と掴み所が無い行天=松田龍平が最高!
「なんじゃあこりゃあ!?」「誰?全然似てない」…思わずニヤリとしてしまうコミカルなやり取りや、それぞれ抱える哀愁を滲ませ、その絶妙な好演が共感を呼ぶ。
特に松田龍平は独特の存在感や佇まいが偉大な父に似てきてとてもイイ!
便利屋に仕事を依頼してくる人々はワケアリが多い。
一家の夜逃げで大好きなチワワと引き離された少女。
チワワの引き取り手となった風俗嬢の家のドア直しと付きまとう男の対処。
親の愛情が薄い小生意気な少年の送り迎えと彼を苦しめるバイト。
大小様々な問題を解決していく様は、便利屋というよりお助け屋。ささやかな幸福と希望を運んでくる。
後半、ヤバい事態に巻き込まれた事をきっかけに、二人は図らずも過去と向き合う。
家族を失った多田と、家族を絶った行天。
本作では他にも家族に問題を抱えている者が多い。小生意気な少年も風俗嬢に付きまとうチンピラも。
皆、愛に飢えている。
愛したい多田と愛されたい行天、凹凸のように心にポッカリ空いた穴を埋め合う。
人間臭い描かれ方に好感。
じんわり心に染み入る良作。
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