毎日かあさんのレビュー・感想・評価
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毎日家族
西原理恵子の同名漫画の映画化。
腕白で可愛い兄妹とだらしない戦場カメラマンの夫・鴨志田との日常エピソードが綴られる。
前半は家族のあるあるネタをふんだんに取り入れコミカルに描き、後半の癌に犯された鴨志田の闘病も決してお涙頂戴な展開になり過ぎず、その一つ一つのちょっとしたエピソードがホロリとさせる。
元夫婦の小泉今日子と永瀬正敏が夫婦に扮し、心地良い演技を披露。
二人の名演も二人の名子役あってこそ。とにかくこの幼い二人が驚くほどの自然体の演技を見せ、作品に最高のスパイスになっている。
腕白子供たちがどんなに面倒起こしてイライラしても怒っても、アルコール依存症の夫に愛想尽きても、やっぱり家族は繋がっている。
しみじみと”家族“を思える好編。
別れた二人の感情と天才的な子役の妙
本当に駄目っぷり最悪なだんなと破天荒な人生をいきてきた西原との物語なのですが、別れた元夫婦だからできたこの絶妙な間や雰囲気がこの作品を素晴らしいものに仕上げています。
マージャンやパチンコ等でコミカルな作品の面影は前半のみ。
後半はアルコール依存症と夫婦とは子供との離別とはという
非常に考えさせされる映画でした。
個人的には自分は最後に妻にめとられ「一緒になって良かった」と言えるのであろうか?
感情的には非常に微妙だし、子供は大きいしこんなにしんみりとは
ならないだろう。だから子供がまだ、小さい時に別れちゃいけないんだよって改めて感じました。
性格がきつくても、わがままでも最後まで看取っくれる妻であって欲しいなぁって感じています。
西原さんあんたはすごいね!
優しい人は戦場カメラマンにならぬ事!家族を愛する優しさゆえに戦場を撮るこの矛盾の苦悩
キョンキョンこと小泉今日子と永瀬正敏が破局寸前の夫婦役を演じるこの映画って、俳優同志の私生活の破局とだぶり中々、このすれ違いの感じは、演技なのか?それとも過去の彼らの1部分の再現なのか観ていて、気が散ってしまった感じが有る。
頭では勿論、芝居で、演じている事は充分解るのだが、この配役が私は観ていて気になりどうも馴染めなかった。そして馴染めない要因のもう一つの理由にこの映画が公開される少し前に『酔いがさめたら、うちに帰ろう』を観ていて、その映画が気にいっていたので、この『毎日かあさん』を観る事で、『酔いがさめたら、うちに帰ろう』のイメージがもしも崩れてしまったらどうしよう?と気になり、中々、この映画を観る機会がないままでいた。
結局は好みの問題になってしまうのかも知れないが、同じ人物の家庭を描く群像劇として観ると、『酔いがさめたら、うちに帰ろう』は漫画家の西原さんの目線ではなく、夫で亡くなった戦場カメラマンの鴨志田氏の目線で描いているが、私は『酔いがさめたら、うちに帰ろう』の方が、観ていてやはり安心して観ていられた。
私は残念だが、西原理恵子さんの漫画の読者ではないし、原作本も読んでいないために、どちらの映画に描かれている家庭の様子が現実の西原さんの家庭に近いのかは解らないのだが、『毎日かあさん』の西原さんはキャラが強すぎて、これでは、家庭の中が安らぐ事が少ないのではあるまいか?と戦場カメラマンである実際のカメラマンである亡くなった鴨志田氏は、報道カメラマンとしての、戦場カメラマンと言うよりは、芸術家して、人間の内面をファインダーを通して描こうとしていた、その優しく繊細な、性格な故に戦場での体験がトラウマとなり、あだとなって、酒に苦しみのはけ口を求め、彷徨い、ついには酒に飲まれる生活へと転落してしまうのだろうけれど、この作品を観る限りでは、本当は優しい西原さんなのだろうけれども、一家を一人で背負っていますと言うもの凄いキャラ丸出しで、家庭の、妻の優しさに心の拠り所を得られずに、転落人生を余議なくされていってしまう男のようで、途中、戦場で体験した記憶のフラッシュバックに苦しんでいる様が中々生きてこない気がして残念でならなかった。
こんなきつい家庭の中に、娘がひたすら父親を慕い続けるそのシーンどれだけ救われたか!お兄ちゃんは、少しだけ芝居っぽくって不自然で気になって観ていたが、キャストは小泉今日子初め、永瀬正敏、正司照枝と実力派揃いで良いのだが、中々主人公の西原さんに感情移入する事が出来ない作品だったので、残念だった。
しかしそんな中でも、「人間、目標とか、希望が持てないと頑張れないもんだよ」と言う
友人のアドバイスに救われ、最後に病院で、鴨志田氏が、西はらさんに、結婚生活に感謝していて、我が人生悔いないと告げられた事が、今後この遺族が、これからの人生を生きる原動力と成り得る事が出来る触れ合いの言葉を交わせた事を嬉しく思う。
また、最後にこの映画は、鴨志田氏の「また、あいましょう!」のセリフと彼らの家族写真でエンドになって、ホッと胸を撫で下ろして、映画を観終わる事が出来た!ありがとう!
そりゃ泣けますって
サイバラさんが鴨志田さんと出会う、うんと前からファンで、二人の出会いから別れまでずーっと漫画で読まさせていただいてました。今までサイバラさんの映画って今ひとつハマれませんでしたが今回は別。永瀬さんの演技が素晴らしすぎて、後半泣かずにはいられませんでした。キョンキョンの母さん役はちょっと優しすぎる印象ですが、子役の二人もかわいくて、家族っていいなぁと思わせる作品。永瀬さん後半何㌔痩せたんですかねぇ
私はサイバラさんのブラックなところが好きで、ずっとファンなのですが、同時にこれからもサイバラ一家を勝手に見守り、応援していきます!!
ほのぼの
演技ではない。本物の家族がそこにいた。。。
やっべぇ、
終盤、泣きっぱなし
エンドロールの○○の
2人の子供の笑顔を見て、
肩を震わせて泣いちゃったんですけど!!
☆心に残ったセリフ
〈 神様、子供たちをありがとう 〉
『いけちゃんとぼく』(09)
『女の子ものがたり』(09)
『パーパネント野ばら』(10)
西原さん原作映画を
3本鑑賞してきましたが、
今作が断トツでよかったです。
脚本の良さもさることながら、
息子・娘を含めた西原さん4人家族のキャストが
今回の顔ぶれに決まった時点で、成功は9割方確定していたのではないでしょうか。
小泉今日子さんの西原先生役、
私の勝手なイメージと一致しているだけかもしれませんが一番西原先生っぽかったです。
『酔いがさめたら、うちに帰ろう』(10)では、
永作博美さんが演じられていますが、演技はお上手なのですが、
西原先生には失礼な話し、少々おしとやか過ぎました(苦笑)
一番、驚いたのは、
永瀬正敏さん。だって、
シーンが進むにつれて、
段々と痩せていくんだもん。
仮に順撮りで撮影を進めていたとしても、
信じられません。さらに驚いたのは、その痩せて行きかたが、
実に不健康なこと。顔色もどんどん悪くなっていくし、肌艶も落ちていく。
果ては髪の毛を剃り落とし、眉毛まで薄くして、メイクの力だけではないはずです。
エンドロールで鴨志田さんの写真がスクリーンに
映し出されるのですが、永瀬さんの姿とあまりにも似ており、
驚きのあまり、わたくし、一瞬固まってしまいました。
◇ ◇
上述した
『酔いがさめたら、うちに帰ろう』(10)が夫である鴨志田さん目線で、
今作は、妻である西原さん目線で、描かれていることを想像していました。
『酔いが~』は、今作と比較すると無骨と言いますか男っぽい。
今作は、女性の柔らかさと言いますか、子供を見つめる視線、
鴨志田さんを見つめる視線にぬくもりがあり、毒があるように、
見えるシーンですら、そこからは愛情を感じ取ることができました。
それは、鴨志田さんの描き方にも通ずるものがありまして、
鴨志田さん、アルコール依存症(おそらく戦場カメラマンがゆえの
PTSDもあったのではないかと思います)です。自宅で酔った勢いで
「バカにしやがって」と暴れるシーンがあるのですが、西原さんは決して
鴨志田さんを否定しない、そして怖がらない。怯えた目つきで父親を見つめる
子供たちをそっと優しく守る。その落ち着いた姿は、手こそ触れていないものの、
鴨志田さんにも、子供たちと同じ愛情を注いでいた姿勢の表れだと感じたのです。
『酔いが~』では男性ならではの照れがあったのかもしれませんが、
今作は、そのあたりの心情が実にストレートに描かれておりました。
「アルコール依存症。そんな夫の苦しみに気づいてやれなかった」
終盤に心情を吐露する小泉今日子さんのナレーション。
故鴨志田さんに対する西原さんご本人の後悔の念を、
西原さんになりかわって訥々と話されているように感じ、
涙なしに観ることができませんでした。
★彡 ★彡
エンドロールに映し出されるあるもの。
こちらからは、鴨志田さんを演じた
永瀬正敏さんの、妻・息子・娘への、
役を超えた愛情を感じてしまい、止まったはずの
涙が、一体どこから出るんだと、聞きたくなるくらい零れ始めてしまいました。
スクリーンの中には、演技ではない。
本物の家族が、そこには存在したのでした。
と、思い出し涙を必死にこらえながら書くレビュー。
西原理恵子さん原作漫画作品、最高点の4.5点でございます(感涙まじりの笑顔)
母であるかないかの違いで見方が変わるかも
「母さん」であるかそうでないかで、観方が変わる作品だと思います。
子連れで観に来ていた女性は泣いていたようですが、私はまだ母親になっていないので、ちょっと泣けなかったです。
「おとしゃ~ん」っていう娘役の子のかわいさに癒されました。
実話だと思うと悲しいお話なんだろうけど、笑いの部分もあるので、「楽しい」を付けました。
バカ息子◎↑
毎日かあさんでいられるように。
西原理恵子の作品、原作コミックは大して読んでないのに^^;
なぜか映画だけはみんな見ている…(爆)
しかも、どれを観ても私は泣いている。女だから、なのか?
どこをとってもドツボにハマる。なんでこんなに巧いのよ~。
そして今作は、彼女の日常をリアルに綴った「毎日かあさん」
アニメ化もされているが、実写になると胸に迫るものがある。
特にカモシダ…あの荒れ様はどう見たって恐ろしい。怖すぎ。
あのダメ男を擁護し続けた西原の人格は更に恐ろしい、のか^^;
永瀬&小泉、元・夫婦が共演することも話題になった。
キョン2が「どの面下げて…って思われちゃいますよね。」って
TVで語っていたが、いやはや、彼らだからこそ!の共演だった。
細かい目線や表情や態度、愚痴を言うのもケンカをするのも、
元・夫婦のあ、うんの呼吸に唸ってしまった。そしてそこには…
おそらく自分達の生活とダブってしまうところがあったのでは?
と思える感情の往来が見てとれるのである。私ら世代は彼らの
結婚も離婚(会見)も覚えている。彼らに子供はなかったが、
今作では二人の間に可愛い子供達までいる。なにか、疑似と
いうより、本当の家族を見ているような気分になってしまった。
しかし面白い一家である。マンガになるのも頷ける。
かなり古い言い回しになるがいわゆる『肝っ玉かあさん』の風情。
サイバラにはそのすべてが備わっている。
仕事だけでもあの忙しさ、加えて二人の子供の面倒、夫の面倒
(これが一番酷いが^^;)、実母に助けてもらいながらも全てこなす。
毎晩お酒をあおり、麻雀も得意、毒舌、だから何よ?とさえ思う。
こんだけのことをやっている女なのだ。しかもそれをまたサラリと
「毎日かあさんは、世界中の女がやっていることだ」と言い放つ。
いやいやサイバラさん、私はアナタほどのことは出来ていないよ^^;
あんな地獄を味わっても、絶対に家族を見捨てない、その責任感。
そうだ。彼女に備わっているのは家族を守り通す責任能力なのだ。
家を建てて、生活費を稼いでればそれで済む話ではない。
妻の責任とは、この先どんな事があっても、夫と子供を守り抜く、
決意と行動力の賜物。周囲に何を言われてもたじろがない強さだ。
ロクデナシをロクデナシと罵る毒舌の陰で、折れても倒れても救う、
なにかあればすっ飛んで行くその行動力。ないよ、今時の女には^^;
みんな自分のことばかり考えて、幸せにして貰うことばかり考えて、
腐った相手をもっかい立て直してやろうなんて、思いもしない(私も)
だから、こういう物語が必要なんだな、と思った。
しかしこの物語には、そんな説教くさい言い回しなど、ない(爆)
元・夫が死ぬまで病室はブラックな笑いに包まれ、湿っぽさは皆無。
だからこそ、あそこでボソッと云うカモシダの台詞が活きる。
当のキョン2も試写を観て泣けたという。サイバラの娘も泣いたらしい。
いや、決して泣かせようという演出ではない。泣けてきちゃうのだ。
おバカな同志が、あんなにやせ細って、自分より先に、逝ってしまう。
サイバラ自身、どうしようもなくカモシダが好きだったんだと思う。
こんな奴のどこが!?と運命を呪いつつ^^;おそらく大切に思っていた、
その「戦友」との別れが、辛くないはずがない。夫婦って初めは惚れた・
腫れた・着飾った・ブチ切れたを毎回繰り返し、そのうち相手の全てを
網羅すると、あとは穏やかな関係に落ち着き恋愛感が薄れてゆくもの。
そして、いつからか「同志」あるいは「戦友」のごとく友愛や愛着のような
男女を越えた感情が芽生えてきて、最期までヨロシクね。と寄り添い…
これだけおかしなサイバラ家だが、その総てをやってのけたんだもの。
さすがだ、毎日かあさん!!サイバラさん!!
(ブンジもフミも可愛いなぁ♪おっとしゃーん、おっかしゃーん、って^^;)
酒を憎んで家族を愛する
先日観た『酔いがさめたら、うちに帰ろう』が、鴨志田穣自らアルコール依存症と向かい合う闘病記ならば、元妻西原理恵子の漫画エッセイを原作とした今作は、克服を待つ家族の闘病記という意味合いが強い。
裏切りの繰り返しにウンザリしながらも、受け入れる奇妙な絆を自虐的に面白可笑しく、そして、ホロリと描く家族像は西原節が冴えていて、時に笑い、最後は涙が零れた。
親子を通して、だらしなくて甘えん坊の男と尻を叩いて飯を食わせる自立した女という、男には胸の痛い男女関係の悲喜こもごもこそ、西原自身の永遠のテーマである家族愛を凝縮した作品と云えよう。
故にその後、中毒が悪化し、戦地でのトラウマが肥大し、狂っていく模様が際立ち、この病の恐ろしさを浮き彫りにさせる。
約束を破ったダメ亭主を呆れ顔で罵りながらも、心の奥では信じている距離感を実際に元夫婦だった小泉今日子&永瀬正敏が表現し、何とも云えない夫婦の気まずさにお互いの本音が宿っている。
現実から逃げる男と、待ちながらも進む女が同じ方向へ向かう時、初めて愛ってヤツが生まれ、それが輪になり、広がっていく事が家族なのかもしれない。
ドタバタ慌ただしい中、両親以上に絆がしっかり成長していく幼い兄妹の笑顔を目の当たりにした時、混じり気の無い涙を流している自分に気付く。
作者がさり気なく本音で描いているから、我々もさり気なく純粋に観られる。
偽善も悪意も優しさも全て詰まった愛の世界。
西原ワールドが一切、眠くならない理由がわかったような気がした。
では最後に短歌を一首
『宵(酔い)の果て 握るフォーカス 藍(愛)のそば 好きだからこそ 嫌いにならなきゃ』
by全竜
RE-FUND!
2月16日、新宿ピカデリーにて観賞。
自分としてはthe townが観たかったのですが、相方の要望であえなくこの作品を観る事に…。
・自分はこの人の漫画も知らないので、この映画のテンポについていけない
・この内容で作品時間が長い、長すぎる
・アルコール依存症の人が身近にいた身にとっては暴れるシーンとかうんざりする
・娘の演技がうっとおしい。
なんかみたあとすごくいやな気持ちになって出ました。このいやな気持ちは「17歳の肖像」以来の感覚。周りを見渡すと涙して退場している女性の方が多数。
なんでこれで涙できるのか?とはいえその人たち依存症のひとが身近にいるようにはまったく見えませんでしたよ?
ただ、柴田理恵さんとエンディングの曲がよかった♪
ふ~~
子供がアニメが大好きで観に行きたいと言うので一緒に行きました。
子供は8歳・・・・子供と一緒に観るには早すぎたかも。
うちの子は男の子だからかもしれませんが途中で飽きてました。
親子で観る映画と思ってましたが、1人で行けば良かった・・・
映画の内容は良かった!
特に永瀬さんは素晴らしいと思いました!!
元々、御夫婦の2人だけあって結婚してた時もこんなだったんかな~とか思いながら観てしまいました。
子供役の2人も凄く良かった!!
ただ・・・小泉サンのお母さんは・・・
小泉サンにお子さんがいないからか・・・
でも”毎日かあさん”って感じで良かったっちゃ~良かったです。
ただ、やはりせっかく鴨志田サンが依存症を克服して、
家族の形が出来たのに、癌と分かった時は悲しかった・・・
実話だからか尚更、西原サンの気持ちを考えると苦しかった・・・
DVDが出たら今度は1人でゆっくり観たいと思います。
なんてったってキョンキョン
エンドロールでやられた
小さい子供が複数いる家庭はさながら戦場のようだ。そこに炊事だの洗濯や掃除といった家事が加わり、それだけで重労働で、さらに金銭的なやり繰りもある。それでも主人公のサイバラはまだ恵まれている。手に職があり、しかも在宅で仕事ができる。アルコール中毒の夫を持つハンディはあるが、生活に困ることはなさそうだ。だからか、切羽詰まったところがなく映画としてのドラマティックさに欠ける。
ただ、子供たちがかわいい。いまどき珍しくやんちゃだ。そのやんちゃを父親も母親も笑って見過ごす。そして大事なところは、やんちゃと自由奔放を混同せず、人として、してはいけないことをきちんと教えている。この家族には愛がある。
今日は日曜ということもあって、子供連れの観客が多かった。少し騒がしかったが、小さい子たちがこういう映画を観る機会を得ることはいいことだ。
ある家庭の日々を切り取っただけの構成で少しかったるいところもあったが、エンドロールで流れる木村充揮の主題歌『ケサラ~CHE SARA~』と、永瀬正敏本人が撮影したスナップ写真が家族の温かさを豊かに醸し出して、それなりにうまくまとめられてしまった。
*おまけ
作品中にビールや発泡酒がよく出てくるが、日本の主要メーカーの製品がオールキャストで登場する。さすがにアルコール中毒の患者に特定の銘柄を飲ませるわけにはいかなかったのだろう。だいいち、どこもスポンサーにはならんわなー。ママさんたちが集まって楽しく飲む光景は酒造メーカーへの配慮か?
ほのぼのとした家族愛
家族のおもしろ群像
試写会にて・・
ひとことで言えば、面白かった。
最終的には、悲しい事もあるけど、
前半の、子供たちとのやり取りは、笑えたな~。
ママ友たちとの交流も、クセのある配役でよかった。
永瀬のダメっぷりや、病気が進行していった姿も
「あれ?こんなに上手かったっけ?」と思ったり。
ただただ、小泉が大画面に映ると
かわいく見えたり、
恐ろしく老朽して見えたり(特に、夫の病気の宣告の時)
年月って怖いな~(自分もそうなんだけどw)
ともあれ、子供たちにも救われてます。
特に、サザエさんの「カツオ」のような長男。
当事者なら、腹だしさこの上ないけどw
本当に『家族』のようになっていたし、
悲しい事も、お涙頂戴にしていなかったのがいい。
正直、なにか大がかりに進むわけじゃないので、
劇場鑑賞でなくても可です。
もし観るなら、割引鑑賞をオススメします。
惜しい…。
『う〜ん…キョンキョンは違うな〜』。
それが第一の感想。
サバサバした中に愛情深い、充分魅力的な女性を演じてはいたけど、キョンキョンが何やってもキョンキョンなんだな。
木村拓哉と一緒。
演じる役、しかも実在の人物・西原理恵子の『肝っ玉座った』感が伝わって来ないのが、ヒドく残念だったわ。
キョンキョン演じるサイバラの語りが入るのも…『日常』を表現する手法だったのかも知れないけど、
なんか安易に感じられて、オイラのタイプじゃなかったわ。
さりげなく細かい演出には感動したし、
特に、長男の成長を表すシーンやちょっとしたセリフにはいちいちウルッとさせられて、心強い温かさを感じたりもしたけど…
う〜ん…やっぱりキョンキョン違うぅ〜。
そこに行き着いてしまう。
残念!
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