ブロンド少女は過激に美しく
劇場公開日 2010年10月9日
解説
今年で102歳となる現役最高齢の映画作家マノエル・デ・オリベイラが、ポルトガルの文豪エサ・デ・ケイロスの短編小説を映画化。リスボンから南に向かう列車の中で、とある夫人と隣り合わせた青年マカリオは、「話して楽になりたい」といい、衝撃的な体験談を語り始める。それは、マカリオと、彼がひと目で恋に落ちたブロンド少女・ルイザの奇妙な物語だった……。主人公マカリオにオリベイラ監督の孫リカルド・トレバ。
2009年製作/64分/G/ポルトガル
原題:Singularidades de Uma rapariga Loura
配給:フランス映画社
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2011年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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名画座にて。
100歳を越えた現役監督最高齢?マノエル・デ・オリヴェイラの新作。
ともあれ、その歳で映画を撮っちゃうところには感服^^;
幾らイーストウッド卿だって、まだまだ追いつかないしなぁ…その歳。
しかし、こんなお爺ちゃんが撮る映画にはお爺ちゃんの美学があり、
それが現代に通用するかどうかは…今ひとつ不明だ^^;
あの唐突なラストをどう捉えればいいのか(爆)呆気にとられましたね。
私はTVドラマの短編コントを観ている気分に。
しかし冒頭から決してつまらなくはないのがステキ。
主人公が一目ぼれしたブロンド少女?と結婚できるのかできないのか、
キスシーンの定番・片足上げから、列車で隣の夫人に事の経緯を独白
するなんていう冒頭シーンまで、いかにも~♪な風情が漂い笑える。
いちいち説明するかのような(しかし舞台は動かない^^;)肉体労働?の
日々など、昔の映画ならではの手法がそこかしこに顕れて楽しめる。
が、
そういう細かい芸に親しんでいると、とんでもないラスト(爆)がくるので
乞うご期待…いや、違うか^^;
この上映時間の短さから、監督が疲れてしまったんだな、と思って下さい。
(何はともあれ色恋沙汰を描こうなんざ、普通の100歳じゃございません)
2010年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
今年で102歳となる現役最高齢の映画作家マノエル・デ・オリベイラ。
恐るべし。
低予算であろうに格式高い。
これぞ職人技。
ストーリー自体はとある男の切ない小話に過ぎない。
過ぎないのだが、シンプルなスパイスによるナイスパンチがきいている。
どーでもいいことかもしれないが、少女が純正ブロンドヘアーではなかったな。
主人公マカリオは、オリベイラ監督のお孫さんのリカルド・トレバらしい。
おじいちゃんは優しいな。
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