「ひょろろん ヒョロロン」のぼうの城 aceさんの映画レビュー(感想・評価)
ひょろろん ヒョロロン
豊臣軍が忍城を落とせなかったのは、自分が認めるように石田三成の軍略の欠如が決定的要因だ。しかし、それでは物語がつまらない。成田長親の「正直な心」が軍略を超越したという方がだんぜん盛り上がる。田植えや合戦シーンは「七人の侍」をベースにしていると思われる。CGもうまく使えば「七人の侍」に及ばなくても、そこそこいけてる。水攻めをすると合戦による手柄がなくなるため武将の士気が下がり、三成は部下からソッポをむかれる。長親はおのれの命をかけて百姓の心をつかむ。みんな命をかけて戦っているのだから、これは大きな差になる。最後に各自の後日談が語られるが、城主のものはなった。分からないと知りたくなるのが人情。お城のトップはどうなったんでしょう。
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