「長過ぎまする」のぼうの城 やっくんさんの映画レビュー(感想・評価)
長過ぎまする
野村萬斎演じる成田政親は、領民からはでくのぼうの「のぼう様」と慕われる城代でした。自軍500人対秀吉軍2万人の勝ち目の無い戦に、のぼう様は自らの命を掛けた秘策で戦士たちの度胆を抜いてしまいます。
水攻めに対抗するための、野村萬斎の軽妙洒脱な演技を見るだけでも、この映画を観る値打ちはあるでしょう。
が、しか〜し、長い!長過ぎまする!
テレビでも唄っているように、最初から超大作のラベルを貼られているのは、監督にとっては大きなプレッシャーでしょう。大きなセットは、長々と使わなければいけなかったのかも知れませんが、どっちみち壊す為に作った物なのですから、潔くぶっ潰してくだされ!中だるみでござる。
2時間24分は長すぎ、後、30分はフィルムをぶった切ってくだされ!
それに、エンドロールでの場面説明は、まるで某大河ドラマです。あんな物、全く用なしではござらぬか?
と、思いまするよ。
あらら知らぬ間に、野村萬斎の演技力に引き込まれてしまったようでござりまする。
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