「組織のリーダーや経営者におすすめの映画です。」のぼうの城 向山雄治さんの映画レビュー(感想・評価)
組織のリーダーや経営者におすすめの映画です。
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野村萬斎の凄さを知った映画です。
戦力面において劣勢の状態から、どのようにして戦況を引っ繰り返すのか、試行錯誤しながら乗り越えていく様は、見応えがあります。
「のぼうの城」で、個人的に一番の注目ポイントは、「心理面のかけひき」です。
戦況を引っ繰り返したメインの策は、「人の心理」を活用しています。
序盤では、のぼう様(野村萬斎)として親しまれる主人公が、何もできない気分感情で動く人として描かれていますが、中盤からクライマックスにかけては、あたかも別人かのように、心理戦に持ち込んで戦況を見事に引っ繰り返すストーリー展開になっています。
いち個人から組織のトップとして、立ち位置を変えるとともに、物事の選択の基準も変化させていくところには、学びが多いです。
組織全体の勝ちを優先するために、個人の感情を飲み込む。
映画ではありますが、見事な結末です。
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