劇場公開日 2012年11月2日

「配役がナイス」のぼうの城 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0配役がナイス

2019年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「2万の兵に、500人の兵で挑む」って、そういえば聞いたことあるなあ、という程度の知識で観始めました。

ちょっと待て、主役の萬斎さんが最初あまり出てこない。???。と思いつつも。部下に指揮を執る、丹波守役・佐藤浩市さんのぴしっとしまった役どころに目が行き。

やっと45分過ぎに”でくのぼう”ゆえ「のぼう」様と呼ばれる長親(萬斎さん)登場。遅い!。でもこれは「ためていた」感じもありますね。
石田三成からの水攻めにあって、もうギブアップ寸前のところを「踊り」で長親が反撃に出る。萬斎さんの狂言踊りが必要だったからの起用だったんだろうな。

「水攻め」ってどうやってするのか、城の各門を守ることが、城を守るにつながるとか。
あと、侍が刀(さや)を右から左に置き換える場面。流れでその意味は解りましたが「いつでもやったるでー」な敵意の現しっていうのも、興味深かった。

判官びいきな日本人(私も含む)にはたまらないストーリー展開もよかったし。
配役も豪華。個人的には石田三成役の上地雄輔さんが、きりっとしまった役どころでツボりました。時代劇に向いてるかも。

2時間半近くなんて、あっという間に終わっちゃいました。

ゆき@おうちの中の人